ゆとりろ日光
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 15:00〜19:00
○日帰り入浴料金 1300円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯露天(男1・女1)
○客室数 25室
○タオル 入浴料に含まれる(ロゴなし)
〇公式HP https://yutorelo-nikko.com/
○混雑度 お風呂で会った人数 2人
○個人的オススメ度 ★★★★★
2.場所・電話番号
〇電話番号 0570-018-356
3.泉質
■源泉 奥日光開発1〜4号、7号森林管理署源泉混合泉
■泉質 含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉
■温度 78.6度 pH6.4
■成分総計 1582mg
4.中禅寺温泉について
中禅寺温泉は中禅寺湖畔に点在するホテルや旅館の総称です。温泉は日光湯元温泉から引湯しており、中禅寺温泉という源泉はありません。戦後まもない昭和26年に引湯された比較的新しい温泉地です。
華厳の滝や男体山などへのアクセスもよく、観光客の多いエリア。 小さな旅館から超高級ホテルまで様々なタイプの宿泊施設があります。
5.外観・館内・お風呂
ゆとりろ日光は土産物店や飲食店が並ぶ中禅寺湖畔エリアにあるホテル。昔は「シンプレスト日光」というホテルでしたが、2022年4月にゆとりろグループとしてリニューアルオープンしました。
見た目はヨーロピアンな中規模サイズのホテル。
ホテルの目の前は、国道を挟んですぐに中禅寺湖という立地。
これは眺めも期待できそう。
さっそく館内へ。こちらがロビー。
奥は宿泊者専用のラウンジで日帰り入浴客が足を踏み入れるとは許されません。おそらく無料のドリンクなどがあるのだと思います。
フロント前にはキンキンに冷えた三色団子の桶が。
たぶんこれも宿泊者専用だと思われるので、もちろん手はつけていません。
ゆとりろグループのホテルは、お風呂前にあるフリーのドリンクが最高に美味しいのですが、ここは日帰り入浴では楽しめないようでちょっと残念。
入浴料は1300円と高め。観光地価格です。
日帰り入浴時間は15時からとちょっと遅めのスタート。
15時頃に伺いましたが、大江戸温泉や伊藤園系列のホテルのようにチェックイン渋滞になることもなく、全然混雑していませんでした。
貸しバスタオルとフェイスタオルは入浴料に含まれます。
お風呂はエレベーターで3階へ。3階へ到着すると、もう一つのロビーのような広い空間が出てきてびっくり。ここは休憩エリアのようです。中禅寺湖を見下ろすテラスもありましたが、こちらも宿泊者専用。。
ここから長い廊下をくねくねと進むとお風呂です。
お風呂入口。
脱衣所。
こちらが大浴場。緑白色の濁り湯で、浴室内は硫黄の香りが立ち込めています。
中禅寺温泉は日光湯元からの引湯で、引き湯の間に硫化水素ガスが抜け、エメラルドグリーンになることが多いですが、こちらは日光湯元温泉でよく見る色のにごり湯です。
続いて露天風呂へ。これはすごい!
中禅寺湖をはっきりと見渡せる素晴らしい景色の露天風呂。
これだけはっきりと中禅寺湖が見えるのは、中禅寺温泉でもこのホテルだけです。
景色もさることながら、温泉の色にも注目。
なんと透き通ったブルーの温泉!
内湯と源泉が同じはずなのに、どうしてこうなるのでしょう?
不思議すぎます。
見れば見るほどブルーの温泉。日光湯元や他の中禅寺温泉の旅館でも、ブルーの温泉は見たことがありません。日によって色の違いはあるとは思いますが、びっくりするくらい青い。
板塀があるため、お湯に浸かると中禅寺湖は見えません。
露天風呂は温度がぬるめで、これがまた最高に気持ち良い。
ブルーのお湯には白い硫黄の湯の花が漂っていました。
泉質は含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉。
ブルーの温泉はメタケイ酸を多く含む温泉に見られることがありますが、こちらはそこまで多いわけではなく、青い色は硫黄が関係してそうです。
ゆとりろ日光は日帰り入浴開始時間が遅いのが難点ですが、中禅寺湖を一望できる露天風呂はここだけ。ブルーの温泉も珍しく、超オススメです。
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg以上の場合は単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%以上のものを並べて名前をつけます。こちらは溶存物質が1347mgで、1000mgを超えます。
陽イオンはカルシウムとナトリウム、陰イオンは硫酸イオンと炭酸水素イオンが20%を超えるので、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉となります。
また、特殊成分として総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)を64mg含みます。総硫黄を2mg以上含むと硫黄泉となり、先頭に含硫黄とつきます。
以上より含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉となります。