大露天風呂の日記

旅館好きの温泉ソムリエのブログ 旅館の日帰り入浴情報を徹底的に紹介します!

中禅寺温泉 日光山水 鮮度抜群のエメラルドな硫黄泉に日帰り入浴

日光山水

 

 
 

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度


 

 

○日帰り入浴時間 11:00〜17:00
○日帰り入浴料金 800円

○露天風呂    なし
○お風呂の数   内湯露天(男1・女1)

○客室数     12室

○タオル     100円(ロゴなし)

〇公式HP               https://nikko-sansui.com/

○混雑度     ほとんど誰にも会わない

○個人的オススメ度 ★★★★☆

 

 

2.場所・電話番号


 

〇住所  栃木県日光市中宮祠2478

〇電話番号   0288-55-0378

 

 

3.泉質

 

 ■源泉   奥日光開発1〜4号、7号森林管理署源泉混合泉

■泉質   含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉

      (含重曹石膏硫化水素泉)

■温度             78.6度    pH6.4

■成分総計  1632mg

 

4.中禅寺温泉について 

 

 


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中禅寺温泉中禅寺湖畔に点在するホテルや旅館の総称です。温泉は日光湯元温泉から引湯しており、中禅寺温泉という源泉はありません。戦後まもない昭和26年に引湯された比較的新しい温泉地です。

華厳の滝男体山などへのアクセスもよく、観光客の多いエリア。 小さな旅館から超高級ホテルまで様々なタイプの宿泊施設があります。

 

5.外観・館内・お風呂

 


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日光山水は中禅寺湖畔の国道沿いにある旅館。

土産物店や飲食店が立ち並ぶ賑やかなエリアで、ボート乗り場のほぼ目の前にあります。

駐車場は三台分程度しかなく、停められない場合は近くの駐車場を探すしかありません。


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国道を挟んで目の前が中禅寺湖という立地です。


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建物は新しそうな感じで、キレイな和風旅館です。


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館内へ。ちょっと暗く人の気配があまりありません。


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物もあまりなく、なんかスッキリとした感じ。

「すいまーん」と呼ぶと、宿のおじさんがすぐに出てきてくれました。入浴料は800円です。


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タオルは100円で買えますがロゴなし。

入浴料を払うと、貴重品ロッカー用の鈴付きの鍵を渡してもらえます。


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玄関ではなく、階段前の変な位置でスリッパに履き替えます。

お風呂は2階です。


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お風呂前。お風呂の電気はついておらず、ここも人の気配があまりありません。個人的には貸し切りでゆっくり入れるので嬉しい限り。

ここは穴場なのかも。


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ブレてますけど脱衣所。

 

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こちらが大浴場。


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ですが、内湯の浴槽は、中禅寺温泉らしい硫黄の匂いもせず、濁りもなく、温泉かどうか微妙なため、こちらはパスしました。

 

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カラン。


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大浴場の奥は一応、露天風呂という扱いになっているのですが、ガラス戸が閉められており、露天風呂感はなし。


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目の前は中禅寺湖のはずなのですが、これではせっかくの景色も活かせません。宿のHPを見ると、普段は開放されているようなので、たまたま閉まっていたか、冬季は湯温が下がらないように閉めているのかも?


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半分蓋がしてありますが、お湯は見明るいエメラルドグリーン色。

日光湯元温泉からの引き湯ですが、中禅寺温泉はこのようなエメラルドグリーンの色が多いです。

源泉かけ流し。


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白濁の日もあるようなので、色は日によって違うようです。


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泉質は含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉。

旧泉質名では含重曹石膏硫化水素泉す。

石膏を主成分とする硫黄泉で、味はちょっと苦いです。


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お湯の表面には温泉成分の澱(おり)が浮いています。

汚いものではなく、これが浮いているということは、しばらく誰も入っていないという証拠。つまり鮮度のいいお湯に入れているわけです。

 

日光山水はちょっとマニアックな旅館のため、全然混み合わずに入れます。お湯も源泉かけ流しで楽しめるので、泉質にこだわる方やゆっくりと硫黄泉を満喫したい方にオススメ。

 

まだまだあります 中禅寺温泉

 

【中禅寺温泉】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのおすすめ5選) - 大露天風呂の日記

 

日光湯元温泉もおススメです

 

【日光湯元温泉を入りつくせ!】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのオススメ10選) - 大露天風呂の日記

 

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mg以上の場合は単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%以上のものを並べて名前をつけます。こちらは溶存物質が1393mgで、1000mgを超えます。

 

陽イオンはカルシウムとナトリウム、陰イオンは硫酸イオンと炭酸水素イオンが20%を超えるので、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉となります。

 

また、特殊成分として総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)を50mg含みます。総硫黄を2mg以上含むと硫黄泉となり、先頭に含硫黄とつきます。

 

以上より含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉となります。

旧泉質名では含重曹石膏硫化水素泉になります。