大露天風呂の日記

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中禅寺温泉 中禅寺金谷ホテル 有名建築家設計の超高級ホテルに日帰り入浴

中禅寺金谷ホテル

 

 
 

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度


 

 

○日帰り入浴時間 13:00〜15:00
○日帰り入浴料金 1300円

○露天風呂    あり
○お風呂の数   内湯露天(男1・女1)

○客室数     57室

○タオル     入浴料に含まれる(ロゴなし)

〇公式HP               https://www.kanayahotel.co.jp/ckh/

○混雑度     ほとんど誰にも会わない

○個人的オススメ度 ★★★★☆

 

 

2.場所・電話番号


 

〇住所  栃木県日光市中宮祠2482

〇電話番号   0288-51-0001

 

 

3.泉質

 

 
 ■源泉   奥日光開発1、2、3、4、7号森林管理署源泉混合泉

■泉質   含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉

      (含重曹石膏硫化水素泉)

■温度             78.6度    pH6.4

■成分総計  1582mg

 

4.中禅寺温泉について 

 

 


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中禅寺温泉中禅寺湖畔に点在するホテルや旅館の総称です。温泉は日光湯元温泉から引湯しており、中禅寺温泉という源泉はありません。戦後まもない昭和26年に引湯された比較的新しい温泉地です。

華厳の滝男体山などへのアクセスもよく、観光客の多いエリア。 小さな旅館から超高級ホテルまで様々なタイプの宿泊施設があります。

 

5.外観・館内・お風呂

 

 


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中禅寺金谷ホテル中禅寺湖畔にある超高級ホテル。

私のような庶民には手の届かない超がつく高級ホテル。宿泊すれば1泊3万〜4万円という目ん玉が飛び出そうな価格帯です。

駐車場にはベンツがズラリ。

 

そんな価格帯の高級ホテル、普通であれば日帰り入浴客なんて受け入れないのですが、なんと中禅寺金谷ホテルは日帰り入浴歓迎。

知らなければふらっと来れるような雰囲気でありません。


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場所は中禅寺湖畔を通る国道から少し高台に行ったところにある樹林に囲まれたホテルです。金谷ホテルという名前がついていますが、クラシックホテルの先駆けとして知られるあの日光金谷ホテルと同系列のホテルです。他にも鬼怒川金谷ホテルなどもありますが、こちらは日帰り入浴不可です。


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建物は中央の玄関から左右に翼を広げたようなつくり。

丸太やガラスをふんだんに使用した独特のデザインはカナダの建築家

Jスタージェス氏という方が手掛けたもの。


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ちなみに日光金谷ホテルはこんな感じで、お城のようないかにも日本的なホテルですが、中禅寺金谷ホテルは最先端のモダンなヨーロッパホテルという感じ。


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ちょっと緊張しつつも館内へ。ロビーは吹き抜けになっていて、中央には暖炉のようなものがそびえます。

若い女性のスタッフが受付。さすがは金谷ホテルで、言葉遣いも説明も完璧でした。日帰り入浴料は1300円ですが、金谷ホテルにこの値段で入れると思えば安いもの。


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お風呂は建物の端にあるため、先程見えた長い建物の廊下を歩きます。中禅寺湖に面する左側に客室がならびます。ドアが空いている部屋も何部屋かありましたが、チラ見すると見たこともないようなすごい部屋。


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建物の端部に到着。ここから一度外へ出ます。 


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この先がお風呂です。


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お風呂入口。お風呂ですが入口のセキュリティは強固で、番号キーで鍵がかけられています。受付で渡された番号を入力しなければ、お風呂に入れません。


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脱衣所。鍵を空けて入っているので、プライベートなお風呂のように錯覚してしまいます。


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アメニティも何だか高そう。


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ではさっそくお風呂へ。浴室はログハウス風になっています。

金谷ホテルに日帰り入浴できるとは誰も思わないのか、終始誰にも会いませんでした。


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カランは完全セパレート。


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大浴場は中禅寺湖が望めるよう窓が大きく取られています。


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お湯はキレイな緑色。温泉はちょっと離れた日光湯元温泉からの引湯なので、源泉は同じなのですが、ここまで流れてくる間に硫化水素ガスが抜けるのか、幾分まろやかな印象のお湯。


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日光湯元は緑白色に濁ることが多いのですが、こちらは濁りはなく、透き通った緑色です。中禅寺湖畔の温泉はお湯の鮮度による違いなのか、同じ源泉でも様々な色の温泉を楽しめます。


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泉質は含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉。

旧泉質名では含重曹石膏硫化水素泉です。

石膏を主成分とする硫黄泉です。


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続いて露天風呂へ。


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こちらが露天風呂。


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かなり広い露天風呂です。遠くには中禅寺湖も望めます。


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透き通った緑色のお湯が夕日で輝きます。


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よく見ると硫黄分と思われる白色の湯の花の確認できます。


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露天風呂の岩にもびっしりと硫黄分が付着。

日光湯元温泉は全国4位と言われる硫黄の濃さが自慢。

活火山である日光白根山に近いだけあります。


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その中でも中禅寺金谷ホテルは、日光湯元でも硫黄の含有量が多い源泉を使用しています。

 

 

中禅寺金谷ホテルは宿泊すれば超高い高級ホテル。

日帰り入浴できそうには見えませんが、休日でも混雑を理由に断られたこともないため、安定して日帰り入浴可能。

日帰り入浴客はほとんどいないため、ゆっくり入浴可能です。

 

まだまだあります 中禅寺温泉

 

【中禅寺温泉】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのおすすめ5選) - 大露天風呂の日記

 

日光湯元温泉もおススメです

 

【日光湯元温泉を入りつくせ!】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのオススメ10選) - 大露天風呂の日記

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mg以上の場合は単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%以上のものを並べて名前をつけます。こちらは溶存物質が1347mg。

 

陽イオンはカルシウムとナトリウム、陰イオンは硫酸イオンと炭酸水素イオンが20%を超えるので、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉となります。

 

また、特殊成分として総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)を64mg含みます。総硫黄を2mg以上含むと硫黄泉となり、先頭に含硫黄とつきます。

 

以上より含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉となります。

旧泉質名では含重曹石膏硫化水素泉になります。