大露天風呂の日記

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肘折温泉 三浦屋旅館 まるで銀山!?レトロでかっこいい木造旅館に日帰り入浴

 

 

 

基本情報
 

【日帰り入浴時間】

10:00〜17:00

【日帰り入浴料】

500円

【タオル】

100円(ロゴあり)

【露天風呂】  

なし

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1)

【客室数】

15室

【公式HP】

なし

【個人的オススメ度】

★★★★☆

 

 

住所・電話番号
 

 【住所】

山形県最上郡大蔵村南山490

【電話番号】

0233-76-2046

 

泉質
 

■源泉

組合2号源泉

■泉質   

ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉

(含重曹食塩泉)

■温度           

 87.5度 

■pH値

pH7.4

■成分総計  

4758mg

 

 

山形県 肘折温泉ってこんなとこ

 


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肘折温泉山形県大蔵村にある温泉。

開湯は平安時代初期の807年。肘を折った老僧が、この湯につかったところ、たちまち傷が治ったとの伝説が残ります。

 

山形県のほぼ中央に位置しますが、四方を山に囲まれたカルデラの底に温泉街があり、道路も一本しかありません。

アクセスは決しいいとは言えませんが、昔ながらの湯治文化を今でも色濃く残す今では珍しい温泉地で、ファンも多く、連日多くの湯治客が訪れます。

 

メインストリートでは、毎日地元のおばあちゃんによる朝市が開かれ、肘折温泉の名物になっています。

 

狭いエリアに18件の旅館が密集しており、約半数ほどで日帰り入浴可能です。

 

 

木造3階建ての風情ある旅館

 


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三浦屋旅館は肘折温泉のメインストリート沿いにある木造旅館。

木造3階建ての建物は温泉街の中でもよく目立ちます。

湯治宿メインの肘折温泉ですが、意外にもこうした昔のままの木造旅館ってないんですよねえ。

 

個人的には肘折温泉で一番趣を感じる旅館です。

有名な丸屋も木造3階でいい感じなのですが、丸屋はちょっとオシャレすぎる。三浦屋は本当に昔のままという感じ。

この建物に惹かれたのか、山口県から来たというお客さんが入ってきて、その場で素泊まりの予約をしていました。

 

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銀山温泉にあってもおかしくなさそうな見た目。

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こういうの屋号が入った出っ張りは銀山温泉でよく見かけます。

通る度にいい建物だなあと思ってました。


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三浦屋旅館は日帰り入浴歓迎の宿。

いつ行っても安定して日帰り入浴をさせてもらえます。

肘折では唯一、日帰り入浴案内の看板を出しているほど。

 

ちなみに三浦屋の隣には三春屋という似たような名前の旅館があります。こちらは日帰り入浴完全NG。

電話してもつれなく断られます。

 

ですが、三春屋のお風呂は肘折でも珍しいぬる湯で、炭酸も多いので、個人的にはかなり好き。気軽に利用できないのが残念です。


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三浦屋の館内はこんな感じ。

訪れるのは2回目です。

見た目通りで、期待を裏切らないシブい館内。


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木造旅館なのでちょっと薄暗い。

 

玄関の軒先におじいちゃんが座っていましたが、

この方がご主人。

 

急に館内に入ってしまったので、おじいちゃん相当びっくりしてました。

 

日帰り入浴をお願いすると「どうぞお入りください」と快諾。

日帰り入浴は500円です。


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いろいろ古そうなものがズラリ。

 

レトロな大理石の内湯


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お風呂入口。木造の階段を挟んで反対側が女湯です。


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脱衣所。オレンジ色のガラス窓が独特の雰囲気を作っています。

この色の窓は初めて見ました。

 

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こちらがお風呂。

内湯のみで露天風呂はありません。 

よく見ると壁は大理石。当時としては豪華なお風呂だったと思われます。


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男湯と女湯を仕切る壁には、取って付けたかのようにどこかの渓流の写真が。特に肘折の風景というわけでもないので、これはいらないような。

まあでもこれはこれで、無機質な内湯に映えているのでいい感じかも?


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ちなみに女湯側はこんな感じ。

以前訪れた際はこちら側を案内されました。

こちらは季節が真逆で真冬。蔵王樹氷的な感じでしょうか?

こっちの方がやまだ山形感がある。


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窓はメインストリートに面しています。

お風呂は半地下のような場所あるため、道路を見上げるような位置関係。

 

ちょっとだけ窓が空いていたので、行き交う人の顔がしっかり見えます。

目があったらばっちり見られると思います。

窓を占めるのも面倒くさかったので、目が合わないような角度で入浴。

 

お湯はかなり熱いです


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ではさそっく温泉に。

足をつけてみると、なんとびっくり超熱い!

肘折温泉は割と熱めなのですが、その中でもぶっちぎりで一番熱いお風呂てます。体感的には45度近くありそうな?

ちょっと足をつけてすぐに引き上げ。


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泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。

旧泉質名は含重曹食塩泉。

源泉は組合2号源泉のみを使用。

 

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組合2号源泉は肘折温泉の南側。

木村屋旅館のあたりにあります。

この源泉は87度もあり、肘折でも有数の高温の源泉。熱いのにはワケがあります。


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成分総計は4758mg。成分の濃さも肘折温泉ナンバーワン。

湯船の淵は鉄分の析出物でコテコテ。

もちろん源泉かけ流しです。

それだけ上質の温泉なら、入らないわけには行かないのですが、なんせ熱い。

ちょっと足をつけては引き上げを繰り返し。なんとか慣らします。


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覚悟を決めてザバーンと入浴。

うーん やっぱり熱いです。

じっくりとは入れない。

お湯の表面には、成分の固まりが膜のようになっていました。

しばらく人が入っていない鮮度のいい温泉の証拠。


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カランはひとつ。シャワーなどはなし。

古い湯治宿なのでしょうがないですが、設備面では弱いです。

 

三浦屋旅館は肘折温泉で一番趣のある建物の旅館。

日帰り入浴で利用しやすいのも魅力。

お湯は熱めですが、肘折温泉で最も濃い源泉を堪能できます。

 

温泉分析書 重曹を含む食塩泉

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは4768mgでかなり濃い温泉。

陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンと炭酸水素イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉です。