大露天風呂の日記

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あつみ温泉 東屋旅館 野良猫が超かわいい!源泉かけ流しの老舗旅館で日帰り入浴

東屋旅館

 

 

基本情報
 

【日帰り入浴時間】

11:00〜15:00

【日帰り入浴料】

500円

【タオル】

200円

【露天風呂】  

なし

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1)

【客室数】

25室

【公式HP】

http://www.adumaya.net/

【個人的オススメ度】

★★★☆☆

 

 

住所・電話番号
 

 【住所】

山形県鶴岡市湯温海甲171

【電話番号】

0235-43-2345

 

泉質


 
■源泉

5号、6号、7号源泉

■泉質   

ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 

(含石膏食塩泉)

■温度           

 59.4度 

■pH値

pH7.4

■成分総計  

2743mg

 

あつみ温泉ってこんなところ



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あつみ温泉新潟県の県境にほど近い場所にある温泉。

ひらがな表記が一般的ですが、漢字で書くと「温海温泉」となる難読温泉。

海にほど近い立地で、川から流れ出てた温泉が海を温め、この名がついたそう。

温泉の歴史は古く、弘法大師により1200年前に発見されたと言われています。

 


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江戸時代に庄内藩の湯役所が置かれると、多くの旅館が並び始め、温泉地として栄えました。

あつみ温泉で双璧をなす萬国屋とたちばなやはこの頃の創業。 

2件の旅館は、温海川の左岸に堂々たる佇まいを見せますが、右岸には小さな旅館や商店が立ち並び、温泉街らしい雰囲気となっています。

 

川端にある小さな和風旅館

 


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東屋旅館は温海川沿いにある小さな旅館。

「ひがしや」ではなく「あずまや」旅館です。

駐車場らしきものが見当たらなかったので、玄関前に駐車。

宿の前の道は細く一方通行なので要注意。


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宿の対岸には萬国屋が堂々とそびえています。

あつみ温泉は萬国屋とたちばなや以外は、東屋旅館サイズの小宿が四件ほど。あつみ温泉初心者なら萬国屋に泊まりたくなりますが、小さな旅館もなかなか魅力的。いずれも源泉かけ流しの温泉とうまい飯でもてなしてくれます。


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東屋の隣にはチットモッシェという足湯カフェがあります。

ハイシーズンの夏場ともなれば、カップルや観光客で大賑わいで

あつみ温泉で一番人が集まるスポットです。

冬は三連休初日でもご覧の通り閑散としていました。

確かに寒くて足湯という季節でもないかも。


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東屋旅館は現在のオーナーで17代目を数える老舗旅館。

知る人ぞ知る旅館という感じで、女将が作るゴマ豆腐が絶品と有名です。玄関もなかなか立派。いつか泊まってみたい。


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車を停めると女将さんが中でスタンバイしててくれました。

事前に電話したところ、「少々お待ち下さい。今日は大丈夫です」とのことでした。何度かトライしていますが、過去に数回お断りされており、繁忙期などは不可のことが多いです。


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玄関前には黒と白の猫を発見!

車の周りをうろついたり、玄関の中をのぞきこんだり。


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「飼い猫ですか?」と女将さんに聞いてみると、「いえ違います笑 野良猫です」とのこと。


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館内。磨き込まれ飴色に輝く床が歴史を感じます。

日帰り入浴料は500円。

東北の日帰り入浴は500円が相場。安くて助かります。


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タオルは200円。理想のロゴ入りタオル。

 

超シンプル!源泉かけ流しの内湯


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お風呂は一階の奥にあります。


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館内は純和風の雰囲気。


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脱衣所。ドアみたいなのが2つあって、一瞬戸惑いましたが、お風呂は左のドア。


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こちらがお風呂。なんともシンプルで、お湯で勝負してますって感じ。あつみ温泉のかしわやや温海荘など他の小宿もこんな感じでした。

露天風呂はなく、景色もなく本当に温泉のみという雰囲気。

もちろん源泉かけ流しです。


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全体はこんな感じ。


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お湯はというとめちゃくちゃ熱い。。何度か足をつけましたが悶絶して入れず。置いてあったゆもみ棒でかき混ぜてようやく入れました。

 

泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。

旧泉質名では含石膏食塩泉です。

5号、6号、7号の3つの源泉を混合。

あつみ温泉は基本的にどの旅館も同じ源泉です。

 

 

泉質名には出てきませんが、硫黄分を1.5mg含みます。

含有量はわずかですが、しっかりと硫黄の香りと味がするお湯。

塩分は出し汁に近い濃度です。


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たちばなやの前に飲泉所がありますが、結構まずいです。


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景色はありませんが、窓際にはバラの造花がさり気なく置かれていました。バラもあつみ温泉の名物。


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初夏になるとバラ園が賑わいます。これは名物のバラアイス。

本物のバラそっくりのクオリティ。

味はカシス味で酸っぱいです。

 

玄関前にいる野良猫がかわいすぎる


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帰ろうとすると先程の野良猫。めっちゃこっち見てる。。

入りたいのか玄関越しにニャーニャーと鳴いていました。


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撫でてやろうと思ったのですが、接客は苦手なようで意外と人懐っこくない。

絶妙に距離を取り、触らせてくれませんでした。確かに野良猫。


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しかももう一匹猫がいました。


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育ちの良さそうな毛並みの凛々しい顔の猫。

青い瞳がキレイ。こいつも触らせてくれず。


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ダンボールが置いてあったので、宿公認の野良猫みたい。 

ニャーニャー鳴いていたのは女将さんを呼んでいたのかも。

みかん箱に収まる姿がなんともかわいい。


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二匹とも若いようで、常にすばしっこく動き回っています。

接客できたら、看板猫になれるのに。

 

 

東屋旅館は熱めの源泉かけ流し湯が魅力。

日帰り入浴の知名度はないので、他のお客さんに会うこともなし。

野良猫ですが、猫は結構かわいいので、温泉と猫ダブルで楽しめます。

 

温泉分析書 石膏を含む食塩泉



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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは2743mgで1000mgを超えます。

陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンと硫酸塩イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉となります