大露天風呂の日記

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四万温泉 あやめや旅館 お子様に優しいアットホームな旅館で日帰り入浴

あやめや旅館

 
 

 

基本情報

 

 【日帰り入浴時間】

14:00〜20:00(夕食時間を除く)

【日帰り入浴料】

770円

【タオル】

サービス

【露天風呂】  

あり

【客室数】

10室

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1)

【公式HP】

https://shima-ayameya.com/

【個人的オススメ度】

★★★☆☆

 

 

住所・電話番号

 

 【住所】

群馬県吾妻郡中之条町四万温泉4238-45

【電話番号】

0279-64-2438

 

泉質


 
■源泉

岩文乃湯

明治湯

■泉質   

ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉

(含石膏食塩泉)

■温度           

 51.1度 

■pH値

6.6

■成分総計  

1620mg

 

 

四万温泉ってこんなところ

 


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四万(しま)温泉は群馬県北部の中之条町にある温泉。

4万の病を治すと言われたことから、四万温泉という名前になったそう。歴史は古く、坂上田村麻呂が入浴したなど開湯は諸説ありますが、奈良時代末期から平安時代にかけて開かれたようです。

 

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湯宿が出来たのは江戸時代で、今に続く四万温泉の二大旅館である四万たむらと積善館はこの頃から続きます。写真の堂々たる入母屋造のかやぶき屋根は四万たむら。


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一方の積善館は千と千尋の神隠しのモデルの1つと言われ、四万温泉を代表する景観を作っています。

 

観光客の多さでは群馬で草津伊香保に次ぐ人気温泉地。

四万たむらと積善館以外に大型旅館は少なく、こぢんまりとした宿が多い雰囲気ですが、食事に定評がある旅館が多く、各旅館にファンがいます。日帰り入浴には半分ほどの10件で可能です。

 

真新しい建物の小さな旅館

 

 


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あやめや旅館は四万温泉の玄関口にある小さな旅館のひとつ。

建物は最近新しくしたのか真新しい感じで、清潔感ありまくりです。


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宿は人通りの多いメイン通りから1本山側に入った裏路地にあります。


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駐車場は徒歩1分くらい。近くにある町営駐車場を利用します。


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玄関。小さいですが立派な和風旅館という感じ。


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ロビー。女将さんは結構明るい感じ。

ちょうどチェックイン客がいましたが、すぐに受付してくれました。

日帰り入浴料は770円。


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アヤメをバックに民族衣装のような服を着た方。

これ女将さんでしょうか?


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有料ですが、女性用にお洒落浴衣のサービスも。


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タオルをお願いすると無料で貸していただきました。

使い終わったら処分してくださいとのこと。

こんなかわいいタオル処分できない。。


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ロビー中央にはガチ暖炉もあります。


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お風呂は建物の左端にあります。

 

館内はおもちゃや絵本がたくさん


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途中には小さなお子様用のグッズがたくさん。

あやめや旅館は館内のあちこちにおもちゃや絵本があり、小さなお子様にも優しい旅館です。


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お風呂入口。


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お風呂前にはマッサージチェア

誰もいないと思って油断していましたが、無音でおばあちゃんが寝ていてびっくり。


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ここに絵本コーナーがあります。


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脱衣所。


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こんなところにもお子様への配慮が。

 

小さいですが露天風呂もあります


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こちらがお風呂。内湯と外には露天風呂も見えます。


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内湯は少し熱めです。

 


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泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。

旧泉質名では含石膏食塩泉です。

四万温泉は源泉が複数ありますが、このあたりの旅館は明治の湯と岩文の湯の2つの源泉を混合したものを使用。

 

そんなわけでこのお風呂の名前は岩文の湯。

一方の明治の湯は積善館で使われている源泉です。

 

ガボガボッと音を立てならお湯が出てきているので、源泉かけ流しかと思いましたが、循環ありのよう。内湯は塩素臭などはしませんでした。


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湯口は石膏と思われる白い析出物がびっしり。


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続いて露天風呂へ。

小さいですが、四万温泉のこの規模の旅館は内湯のみのところが多いので、露天風呂は貴重です。


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露天風呂はちょっとぬるめで気持ちいい。

ですが湯口の勢いが強すぎて、顔にお湯しぶきが微妙にあたるのが難点。

 

露天は少しだけ塩素臭あり。

 

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お湯につかっていると見えませんが、外の景色はこんな感じ。

対岸の山々と道路ビュー。

 

あやめや旅館は四万温泉でもマニアックな旅館ですが、ひなびさはなく、キレイな建物の旅館です。お子様が喜ぶグッズがたくさんある家族連れに優しいお宿だと思います。

 

 

温泉分析書の説明 石膏を含む食塩泉

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1620mg。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンと硫酸イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉です。