大露天風呂の日記

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四万温泉 やまの旅館 女将さんが気さくなアットホームな旅館で日帰り入浴

やまの旅館

 
 

 

基本情報

 

 【日帰り入浴時間】

12:00〜14:00

【日帰り入浴料】

500円

【タオル】

サービス

【客室数】

5室

【露天風呂】  

なし

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1)

【公式HP】

なし

【個人的オススメ度】

★★★☆☆

 

 

住所・電話番号

 

 【住所】

群馬県吾妻郡中之条町四万温泉4237-47

【電話番号】

0279-64-2604

 

泉質


 
■源泉

岩文乃湯

明治湯

■泉質   

ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉

(含石膏食塩泉)

■温度           

 51.1度 

■pH値

6.6

■成分総計  

1620mg

 

 

四万温泉ってこんなところ

 


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四万(しま)温泉は群馬県北部の中之条町にある温泉。

4万の病を治すと言われたことから、四万温泉という名前になったそう。歴史は古く、坂上田村麻呂が入浴したなど開湯は諸説ありますが、奈良時代末期から平安時代にかけて開かれたようです。

 

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湯宿が出来たのは江戸時代で、今に続く四万温泉の二大旅館である四万たむらと積善館はこの頃から続きます。写真の堂々たる入母屋造のかやぶき屋根は四万たむら。


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一方の積善館は千と千尋の神隠しのモデルの1つと言われ、四万温泉を代表する景観を作っています。

 

観光客の多さでは群馬で草津伊香保に次ぐ人気温泉地。

四万たむらと積善館以外に大型旅館は少なく、こぢんまりとした宿が多い雰囲気ですが、食事に定評がある旅館が多く、各旅館にファンがいます。日帰り入浴には半分ほどの10件で可能です。

 

民宿のような小さなお宿

 


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やまの旅館は四万温泉の玄関口にある小さな旅館。

正式名称は民宿やまの旅館で、民宿なのか旅館なのか良くわかりません。

日帰り入浴の確認の電話をしたところ、女将さんが出て快くオッケイ。


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外側から見ると館内は暗く、やっているのかどうか微妙に見えます。

日帰り入浴の案内なども全く無いため、知ってる人でないと訪れる人はいないと思います。


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扉を開けるとこんな感じ。誰もいない感じだったので、インターホンを押してみると、すぐに女将さん。

日帰り入浴は500円。

「申し訳ありません 値上げしちゃって。」と女将さん。

500円でも十分安いと思いましたが、もっと安かったんでしょうか。


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お風呂は奥にあります。

ここの女将さんはとっても愛想が良く、いろいろと話しかけてくれます。

「ちなみに無料のお風呂があるのはご存知ですか?うちみたいな小さなとこわざわざ」と女将さん。

四万温泉は御夢想の湯、河原の湯、上之湯、山口露天風呂の4つの共同浴場があり、なんと無料で入れます。

 

なので四万温泉のお湯に浸かりたい人は普通にそっちに行きます。

もしくは、四万温泉で一番お風呂がすごい積善館も日帰り入浴可能。

 

共同浴場と積善館に日帰り入浴客が集中するので、他の小さな旅館はマニアや常連さん向けといった感じです。


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タオルをお願いすると、「使い古しで良ければお貸ししますよ」とのことで、貸していただきました。ロゴ入りです。

 

半地下にある薄暗いお風呂


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お風呂は宿の半地下部分にあります。


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脱衣所。


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脱衣所に入るとセンサー式なのか、自動でヒーターがオン。

 

お湯はちょっと熱めです


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お風呂はこんな感じ。露天風呂はなく、昼でもちょっと暗い。 


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というのもこのあたりは旅館密集エリアなので、窓のすぐ向こうはお隣さんの壁。しかも黒壁なので、より暗く感じちゃいます。


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お湯はちょっと熱め。

四万温泉でもなかな熱めな部類です。

 

女将さんからは「お湯の上の方は熱いので、よくかき混ぜて入ってい下さい」とのこと。このプラスチックの棒がたぶん湯もみ棒だと思います。

というわけで、これで混ぜ混ぜ。


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お湯はいくぶんと

入りやすくなりました。


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泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。

旧泉質名では含石膏食塩泉。

源泉かけ流しな感じがしましたが、よく見ると循環消毒ありでした。

塩素臭などは全くせず、かけ流しと遜色ない感じ。


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湯船は昔ながらのタイル風呂。


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ちなみにカランはこんな感じで2つあります。

 

私の入浴時間が短いことに驚いた女将さんから、「もしかして熱かったですか?」と心配そうに聞かれます。

心配させてすみません。湯もみしてとても適温で入浴できました。

「他にもどこか回られるんですか?」と女将さん。

実はやまの旅館含めて1日で6件四万温泉のお風呂入ってます。

 

 

帰り際にお見送りまでしていただいて、とても素晴らしいお宿でした。

 

温泉分析書の説明 石膏を含む食塩泉

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1620mg。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンと硫酸イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉です。