湯元龍泉
基本情報
【日帰り入浴時間】
9:00〜22:00(受付21:00まで)
【日帰り入浴料】
900円
【タオル】
210円
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯露天(男1・女1)
【客室数】
5室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★☆☆
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0254-52-5251
泉質
■源泉
ラピス1号
■泉質
含硫黄-ナトリウム-塩化物泉
■温度
89.1度
■pH値
8.7
■成分総計
3049mg
瀬波温泉ってこんなところ
瀬波温泉は1904年開湯の新しい温泉。
石油掘削中に突如150度の高温の源泉が噴出し、温泉として利用したのが始まりです。
開湯当初から豊富な湯量を誇り、多くの旅館が立ち並びました。
写真は戦前の瀬波温泉。
昭和になると、海岸線沿いに大型旅館が建設され、大きな温泉街に発展しました。
源泉はあちらこちらで湯気を上げていて、温泉街らしい景観となっています。
海水浴場が目の前にあることから、夏場は特に賑わいを見せ、新潟県でも有数の賑やかな温泉街です。
瀬波温泉を見下ろす高台にある源泉。温泉は地下252mに湯脈があり1951年頃までは自噴していましたが、現在は空気を送り込んでお湯を噴き上げさせているそう。
宿泊もできる日帰り温泉施設
湯元龍泉は瀬波温泉の中心部、はぎのやの前にある日帰り温泉施設。
日帰りメインですが、宿泊も可能です。隣接する四川飯店の食事がセットになったプランもあります。
龍泉の建物とつながっている四川飯店。
日帰り温泉施設によくある普通の食事処ではなく、瀬波温泉でも一番の人気誇る飲食店。超本格的な麻婆豆腐が味わえると人気です。
龍泉と書かれた源泉やぐらが2本。工業地帯のようにモクモクとけむりを上げています。
龍泉は玄関の門がやたらと立派です。
入口は普通です。
朝9時から夜の10時まで長い時間営業しています。
玄関には村上らしく塩引き鮭。
よく見ると名札が付いていて、地元の小学生が作ったもののよう。
日帰り入浴料は900円。タオルは210円です。
券売機で券を購入し、下足ロッカーの鍵と一緒に受付へ。
休憩室が充実しています
館内はザ日帰り入浴施設という感じで賑やか。
龍泉はリラクゼーションルームが充実していて、マッサージも受けることができます。
大浴場前にはマッサージ師が何人かスタンバイ。
帰りに間違えて入ってしまったのですが、「あっ マッサージですか?どうぞどうぞ」と笑顔でものすごく歓迎されてしまいました。
休憩室もすごくデカい。ここは漫画やテレビなどが置かれていますが、この奥にもテーブルが置かれた休憩室があり、みなさん寛いでいました。これは地元の人に人気ありそう。
ではお風呂へ。いきなり洗い場が登場する面白い構造。
この先に内湯があり、その奥が名物の大野天風呂。
内湯は塩素臭強めで、あまり温泉らしさがなかったのでパス。
スケールがデカい野天風呂
こちらが露天風呂。さすがのビッグサイズです。
日本海側最大級をウリにしていますが、あながち間違いでもないかも。手前にジャグジー風呂、真ん中が東屋のかかった露天風呂、その奥に滝湯があり、全部で3つのお風呂にわかれています。
なんと言っても目に入るのは源泉やぐらからの湯けむり。
シューみたいな音はありませんが、湯けむりを眺めながらの入浴は貴重な体験です。数多の風呂に入ってきた私でもこれは初めて。
まずはジャグジーから。湯けむりを眺めるならここがベストポジション。
メインの東屋露天風呂。ここも相当大きいです。
よく見ると小さなアヒルさんが何匹か浮かべられていました。
何故かどうやってもひっくり返る。。
こちらの泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物泉。
旧泉質名では食塩硫黄泉と言います。
ラピス1号という源泉を使用。
源泉やぐらが横にあるのでかけ流しであって欲しいですが、残念ながら循環消毒あり。
この源泉は瀬波温泉では少しマイルドで、特徴である揮発系のアブラ臭と薬品臭は弱め。
pH8.7でアルカリ性が高いため、少しヌルスベ感もあります。
硫黄分は4.2mgとわずかのため、ほとんど感じません。
一番奥の滝湯。
滝はちょろちょろした感じで、打たせ湯ほどの刺激はありません。
滝湯に注がれた源泉が川のように流れて、東屋露天風呂に注がれていました。
滝湯からみるとこんな感じ。かなり大きな露天風呂であることがわかります。
湯元龍泉は瀬波温泉で人気の日帰り入浴施設。
瀬波温泉はいわゆる共同浴場がないので、手軽に瀬波温泉を楽しむのに重宝します。
結構混みそうな感じもしますが、土曜日でも午前中はそこまで混んではいませんでした。
次回は四川飯店の麻婆豆腐もセットで楽しみたいです。
温泉分析書 わずかに硫黄を含む食塩泉
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは3049mgで、陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物泉となります。
その他に総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)が2mg以上で硫黄泉となりますが、こちらは4.2mgあるので、基準を満たします。
以上より含硫黄-ナトリウム-塩化物泉となります。