大露天風呂の日記

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豊富温泉 ニュー温泉閣ホテル アトピーに効くと言われる石油温泉に日帰り入浴

ニュー温泉閣ホテル


 
 

 

基本情報
 

 【日帰り入浴時間】

7:00〜8:30

13:00〜21:00

【日帰り入浴料】

600円

【露天風呂】  

なし

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1)

【客室数】

27室

【公式HP】

https://new-onsenkaku.com/

【個人的オススメ度】

★★★★★

 

 

住所・電話番号


 【住所】

北海道天塩郡豊富町温泉

【電話番号】

0162-82-1243

 

泉質


 
■源泉

R-1A号井・R-4号井・R-8号井・R-9号井・R-10号井の混合泉

■泉質   

ヨウ素-ナトリウム-塩化物泉

■温度           

 34.2度 

■pH値

7.5

■成分総計  

13330mg

 

豊富温泉ってこんなところ

 



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豊富温泉は北海道は豊富町にある温泉。原油のような強い臭いがする温泉として有名で、全国から温泉好きが集まる名湯です。


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その歴史も、1926年に石油の試掘中に温泉が湧出したもので、石油と密接に関係しています。

日本最北端の温泉でもあり、八件ほどの旅館が点在し、温泉街を形成しています。日帰り入浴は3件で可能です。

 

早朝から日帰り入浴可能です

 


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ニュー温泉閣ホテルは白亜の旅館風ホテル。

1970年の創業で、ちょっと古めの外観です。


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日帰り入浴は13時〜21時までですが、朝風呂もやっていて、7:00〜8:30の朝の時間帯も入浴可能です。


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今回は夜風呂で訪問。受付終了の21時ギリギリに伺ったので、これはダメかと思いましたが、すぐにあがると伝えると、「多少なら過ぎてもいいですよ」とのことで、入れていただきました。


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たぬきの置物がお出迎え。


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こちらがロビーです。

変に飾らない昭和な感じが逆に落ち着きます。


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ごゆっくりと書かれた看板がかなり目立ちます。

 

アブラ臭とアンモニア臭強めのお風呂


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お風呂はロビーのすぐ奥。


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脱衣所。


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洗面台。


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こちらがお風呂。内湯のみで露天風呂はありません。

L字型の明るい雰囲気のお風呂です。

浴室に入ると、ガソリンのような臭いとアンモニアのような臭いが混ざった刺激臭。

さすがは全国のアブラ臭好きが集まる豊富温泉で、かなり強烈な臭い。お湯にもわずかに油分が混じっています。

源泉は同じはずですが、隣の川島旅館よりアンモニア臭が強い気がしました。


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泉質は含ヨウ素-ナトリウム-塩化物泉。

もちろん源泉かけ流しです。

源泉は34度と冷たいのですが、40〜42度に加温されているため適温です。

 

塩分濃度が非常に高い温泉で、成分総計は1万3000mg超え。

これは北海道の温泉でも有数の濃度。

珍しいヨウ素を含む温泉です。

その他、殺菌作用のあるメタホウ酸が494mgとかなり多量に含まれているのも特徴。

 

塩分濃度が高いため、浴後のあたたまりすごいです。

 

この強烈な温泉は、肌への刺激も強そうな気がするのですが、豊富温泉はアトピーに特効があると言われる温泉。

油分は保温保湿効果があるそうで、油分に含まれるタールに抗炎症作用があると考えられています。

多量に含まれるメタホウ酸で消毒もばっちり。

 

ニュー温泉閣ホテルは知名度は隣の川島旅館に劣りますが、同じ源泉をかけ流しで楽しめます。大浴場もなかなか大きいサイズなので、混み合わずに楽しめます。

 

 

温泉分析書 メタホウ酸がかなり多い

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは13330mgで圧倒的。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物泉です。

 

また、ヨウ素が10mg以上で含ヨウ素泉となりますが、こちらは16mgで基準を満たします。

 

その他、泉質名にはなりませんが、メタホウ酸が494mg。温泉となる基準値は5mgなので、実に100倍近く含まれています。

 

以上より含ヨウ素-ナトリウム-塩化物泉となります。