大露天風呂の日記

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白子温泉 白子ニューシーサイドホテル 甘いアンモニア臭のコーヒー色温泉に日帰り入浴

白子ニューシーサイドホテル

 

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度


 
○日帰り入浴時間 13:00〜20:00

○日帰り入浴料金 700円 
○露天風呂    なし
○お風呂の数     内湯(男1・女1)

○タオル     100円(ロゴなし)

○客室数     27室

○公式HP     http://www.new-seaside.com/

○混雑度        お風呂であった人数 6人

○個人的オススメ度 ★★★★☆

 

2.場所・電話番号

 

 〇住所  千葉県長生郡白子町中里4482

〇電話番号   0475-30-3555

 

 

3.泉質

 
 
■源泉   H-106号井戸

■泉質   含ヨウ素-ナトリウム-塩化物強温泉

■温度             24.5度    pH不明

■成分総計  32670mg

 

4.白子温泉について

 


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白子温泉は白砂青松が美しい九十九里浜に面する温泉。

温泉の歴史はかなり新しく、平成元年にボーリングにより地下2000mから湧出しました。白子町をはじめとする千葉県は天然ガスヨウ素が豊富な地質。「かん水」と呼ばれる太古の海水が温泉の元になっています。ヨウ素の含有量は全国トップクラス で、かなり濃度が濃く、クセの強い特異な温泉です。九十九里浜に近いことから、海水浴客やサーファーなどで賑わう他、テニスコートや体育館を併設しているホテルも多く、大会や合宿での団体客も多いです。ビジネスホテルのようなホテルが10件以上密集する、千葉件県最大の温泉地となっています。

 

5.外観・館内・お風呂

 


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白子ニューシーサイドホテルは白子温泉の中心部に立つホテル。

ホテルニューカネイ、ホテル白洋と同じグループのホテルです。

温泉というよりはまんまビジネスホテルのような外観。


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裏から見るとちょっとくたびれてますが、このホテルは屋上ある絶景貸切露天風呂が有名で、白子温泉では名の知れたホテルです。

日帰り入浴では屋上露天風呂は入れませんが。


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駐車場は超巨大です。ヤシの木が南国感漂わせます。


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ロビー。この日は大会か何かがあったのか、駐車場には中学生くらいの子がちらほら。玄関前にも仮設のテントがありました。ロビーにも荷物が沢山積まれていました。

入浴料は700円。


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タオルは100円ですがロゴなし。


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お風呂は一階の奥でロビーからすぐです。


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お水サーバーあり。


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お風呂入り口。


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脱衣所は少し小さめ。

 

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お風呂は意外と小さめです。

泉質は含ヨウ素-ナトリウム-塩化物強温泉。成分濃度が非常に高く、成分総計は3万2000mg超えの驚くべき数値。

ヨウ素泉は白子温泉新潟県北部にしかない国内でも貴重な泉質。


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お湯は濃いコーヒー色。日本有数のヨウ素臭素アンモニアを含むため、すごいに臭いがします。例えるなら、甘い土のような匂いに、アンモニアを混ぜたような。この甘い臭いは結構キツイ臭いで、嫌いな人も多いと思います。

最初は甘い臭いしか感じないのですが、しばらくすると、アンモニアの刺激臭が鼻を突き始めます。

また弱アルカリ性でお湯は少しぬるぬる感があります。


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強食塩泉だけあって、味は強烈にしょっぱく、舐めれるものではありません。源泉は24度で沸かし湯です。加水、加温、循環ろ過あり。

入っていると驚くほどの汗が出ます。サウナに入っているかのよう。

白子温泉はどのホテルも源泉は同じですが、甘い独特の臭いはここが一番強いように感じました。

 


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お風呂前にはヨウ素の説明がありました。

ヨウ素泉という泉質は2014年に登場した新しい泉質。

甲状腺ホルモンの欠かせない成分で、新陳代謝の湯と言われています。

食塩の成分が強いため、浴後は体がベトベトですが、アンモニア臭は体には付着しませんのでご安心を。

 

ちなみにこのホテル、白子温泉の日帰り入浴ではカアナパリと並び一番混み合っていました。

 

 

まだまだあります 白子温泉

 

【白子温泉を入りつくせ!】日帰り入浴可能なホテル11件全て入ったので紹介します!(含ヨウ素強食塩泉) - 大露天風呂の日記

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物泉となります。

ナトリウムイオンを5500mg、塩化物イオンを8500mg以上含むと強食塩泉になりますが、どちらも1万mgを超えているため、強食塩泉です。成分総計は驚異の3万2000mg超え。

 

また特殊成分として、ヨウ素を10mg以上含むとヨウ素泉になりますが、ここはなんと116mgも含みます。基準値の実に11倍。

 

特筆すべきは臭素で140mgも含有。  温泉基準は5mgなので約28倍の恐るべき含有量。またアンモニアも249mgと驚異的です。

ヨウ素臭素アンモニアはおそらく日本一に近い含有量です。

 

同じ天然ガスやかん水由来のヨウ素泉は新潟県北部にもあるのですが、含有量は全てにおいてこちらが上。

 

温泉のイメージがない千葉県ですが、千葉にもものすごい温泉があります。