大露天風呂の日記

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関温泉 山の湯せきぜん 鉄分たっぷりのシュワシュワ温泉に日帰り入浴

山の湯せきぜん


 

 

基本情報

 
 【日帰り入浴時間】

11:00〜17:00

【日帰り入浴】

600円

【タオル】

200円

【露天風呂】  

なし

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1)

【客室数】

22室

【公式HP】   

なし

【個人的オススメ度】

★★★★☆

 

 

住所・電話番号
 

 【住所】

新潟県妙高市関山6087-24

【電話番号】

0255-82-2221

 

泉質


 
■源泉 

関温泉

■泉質   

ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉

■温度           

48.6度 

■pH値

6.3

■成分総計  

2389mg

 

関温泉ってこんなところ

 


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関温泉は新潟県妙高市にある温泉。古くは関山の湯と呼ばれ、上杉謙信隠し湯とされました。正式な開湯は江戸時代の1727年。

妙高山麓は赤倉温泉、燕温泉、池の平温泉などがありますが、関温泉はその中でも最も古い歴史を持ちます。


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田切川の深い渓谷の上に温泉街があり、秋ともなればこのような見事な紅葉を楽しめます。 写真左上が温泉街。

 

現在では10件ほどの旅館がありますが、日帰り入浴にはややケチ。

約半分ほどの旅館で日帰り入浴可能です。

 

スキーインストラクターの宿

 


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山の湯せきぜんは関温泉の中程にある旅館。

関温泉はどこも同じようなサイズの旅館が通り沿いに立ち並び、

抜きんでて有名な旅館はなく、静かな雰囲気。


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日帰り入浴歓迎の旅館は少ない関温泉ですが、こちらは通り沿いに大体的に「ご入浴下さい」との看板を出しているので目立ちます。

ですが、以前訪れた際は日帰り入浴をお断りされ、今回は二度目のアタック。

電話したところ、「たぶん大丈夫だと思いますけど」という感じ。

すぐに伺う旨を伝えて訪問。

 


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旅館前にはスキー道場と書かれていますが、こたらの旅館にはスキーインストラクターがいて、スキー合宿にもよく利用されるようです。


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その証拠に玄関にはたくさんの大学スキー部のバッチ。

 

人懐っこい犬がいます


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こちらがフロント。


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目があった。。

建物奥からワンちゃんが走ってきました。

よって来るや私にスリスリしてきて、ズボンや靴をクンクン。

撫でると逆にびっくりした様子でした。なかなかかわいい。


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日帰り入浴料は600円。誰もいないときは、こちらにお金入れて入っていいようです。


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タオルは200円でロゴ入り。


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お風呂は建物の奥。


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お風呂入口。


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古い温泉分析書。


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脱衣所。

 

温泉成分コテコテの湯口

 

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こちらがお風呂。シンプルな正方形の湯船。

そこに茶褐色のお湯が注がれています。

泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。

食塩や重曹を含むお湯でなめると少ししょっぱい。

 

お湯は44度近くちょっと熱めです。

関温泉は全体的に熱めのお湯が多いです。


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湯口は見事に温泉成分で固まっています。

 

関温泉は、妙高山麓の他の温泉とは一線を画し、鉄分を多く含んでいます。そのため、赤茶色の湯の花。

と言っても鉄分は14mgで含鉄泉の基準である20mgに惜しくも届かず。


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その他、炭酸を300mg以上含んでいるため、少しだけシュワつきもあります。泉質的にはかなり面白い温泉です。

 

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こちらはにごり湯ではなく透明ですが、旅館によっては赤色の濁り湯になったりします。

日によっても異なりますが、濁り湯に入りたい方は中村屋旅館がオススメ。こちらの露天風呂は安定して濁っています。

 

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ちなみに関温泉から車で5分ほどの燕温泉は硫黄泉ですが、真っ白な乳白色。

隣り合う温泉でこうも泉質と色が違うと驚きです。まさに紅白の温泉。


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お風呂からの景色はこんな感じ。露天風呂はありません。

外は旅館の建物ビューで景色的にはいまいち。

 

山の湯せきぜんは関温泉で貴重な日帰り入浴歓迎の旅館。

お風呂はシンプルですが、特徴的な関温泉のお湯は存分に楽しめます。

 

温泉分析書 鉄分多めです

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは2389mgで1000mgを余裕超える濃い温泉。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物と炭酸水素イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。

また特殊成分として鉄分を20mg以上含むと含鉄泉となりますが、こちらは14mgで惜しくも届かず。含鉄泉とはなりませんが、鉄分はわずかでも特徴が現れる泉質。鉄の特徴は十分感じられます。