山の湯せきぜん
基本情報
【日帰り入浴時間】
11:00〜17:00
【日帰り入浴】
600円
【タオル】
200円
【露天風呂】
なし
【お風呂の数】
内湯(男1・女1)
【客室数】
22室
【公式HP】
なし
【個人的オススメ度】
★★★★☆
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0255-82-2221
泉質
■源泉
関温泉
■泉質
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
■温度
48.6度
■pH値
6.3
■成分総計
2389mg
スキーインストラクターの宿
山の湯せきぜんは関温泉の中程にある旅館。
関温泉はどこも同じようなサイズの旅館が通り沿いに立ち並び、
抜きんでて有名な旅館はなく、静かな雰囲気。
日帰り入浴歓迎の旅館は少ない関温泉ですが、こちらは通り沿いに大体的に「ご入浴下さい」との看板を出しているので目立ちます。
ですが、以前訪れた際は日帰り入浴をお断りされ、今回は二度目のアタック。
電話したところ、「たぶん大丈夫だと思いますけど」という感じ。
すぐに伺う旨を伝えて訪問。
旅館前にはスキー道場と書かれていますが、こたらの旅館にはスキーインストラクターがいて、スキー合宿にもよく利用されるようです。
その証拠に玄関にはたくさんの大学スキー部のバッチ。
人懐っこい犬がいます
こちらがフロント。
目があった。。
建物奥からワンちゃんが走ってきました。
よって来るや私にスリスリしてきて、ズボンや靴をクンクン。
撫でると逆にびっくりした様子でした。なかなかかわいい。
日帰り入浴料は600円。誰もいないときは、こちらにお金入れて入っていいようです。
タオルは200円でロゴ入り。
お風呂は建物の奥。
お風呂入口。
古い温泉分析書。
脱衣所。
温泉成分コテコテの湯口
こちらがお風呂。シンプルな正方形の湯船。
そこに茶褐色のお湯が注がれています。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。
食塩や重曹を含むお湯でなめると少ししょっぱい。
お湯は44度近くちょっと熱めです。
関温泉は全体的に熱めのお湯が多いです。
湯口は見事に温泉成分で固まっています。
関温泉は、妙高山麓の他の温泉とは一線を画し、鉄分を多く含んでいます。そのため、赤茶色の湯の花。
と言っても鉄分は14mgで含鉄泉の基準である20mgに惜しくも届かず。
その他、炭酸を300mg以上含んでいるため、少しだけシュワつきもあります。泉質的にはかなり面白い温泉です。
こちらはにごり湯ではなく透明ですが、旅館によっては赤色の濁り湯になったりします。
日によっても異なりますが、濁り湯に入りたい方は中村屋旅館がオススメ。こちらの露天風呂は安定して濁っています。
ちなみに関温泉から車で5分ほどの燕温泉は硫黄泉ですが、真っ白な乳白色。
隣り合う温泉でこうも泉質と色が違うと驚きです。まさに紅白の温泉。
お風呂からの景色はこんな感じ。露天風呂はありません。
外は旅館の建物ビューで景色的にはいまいち。
山の湯せきぜんは関温泉で貴重な日帰り入浴歓迎の旅館。
お風呂はシンプルですが、特徴的な関温泉のお湯は存分に楽しめます。
温泉分析書 鉄分多めです
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは2389mgで1000mgを余裕超える濃い温泉。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物と炭酸水素イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。
また特殊成分として鉄分を20mg以上含むと含鉄泉となりますが、こちらは14mgで惜しくも届かず。含鉄泉とはなりませんが、鉄分はわずかでも特徴が現れる泉質。鉄の特徴は十分感じられます。