遠間旅館
基本情報
【日帰り入浴時間】
15:30〜19:00
【日帰り入浴】
500円
【タオル】
サービス
【露天風呂】
なし
【お風呂の数】
内湯(男1・女1)
【客室数】
12室
【公式HP】
https://www.myoko-akakura.com/
【個人的オススメ度】
★★★☆☆
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0255-87-2028
泉質
■源泉
北地獄谷
■泉質
カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉
■温度
50.2度
■pH値
6.6
■成分総計
1321mg
赤倉温泉ってこんなところ
赤倉温泉は新潟県は妙高市にある温泉。源泉は妙高山の山中にあり、江戸時代初期ころから知られていたようですが、当時霊場であった妙高山に一般人の立入りは許されず、長らく開湯の許可が降りませんでした。1816年にようやく高田藩主が許可。妙高山中の源泉から大量の竹を使って約7キロ下に引湯し、これが現在の赤倉温泉となりました。
日本唯一の藩営の温泉として栄え、明治以降は避暑地やスキーリゾートとして発展、1937年に政府主導により、国際リゾートホテルとして赤倉観光ホテルがオープンしました。
現在はスキー客向けの小中規模の旅館がひしめく温泉地となっています。超高級な赤倉観光ホテルを除き、主要な旅館やホテルのほとんどで日帰り入浴可能です。
江戸時代から続く老舗旅館です
遠間(とおま)旅館は赤倉本通り沿いに面して建つ5階建ての旅館。
江戸時代の開湯当初から続く老舗旅館です。
一見何の変哲もない旅館ですが、遠間旅館は、何を隠そう温泉ソムリエの創始者である家元がいる旅館。ということで、温泉使いにも相当こだわっているはず。
日帰り入浴は歓迎してくれるのですが、時間が15時半からでちょっと利用しづらい。入浴料は500円とリーズナブルです。
こちらがロビー。清潔感のあるキレイな旅館。
スキー向け旅館あるあるの薄暗い感じや古い感じはなく、ちゃんとんした旅館という感じ。
ロビーに入るやいなや、女将さんが帳場から出てきて、明るい声で「お風呂ですかー?」と聞いていきます。対応が早い。。
タオルを所望すると、「これね、再生タオルなので良かったらとうぞ」とサービスしてくれました。
料金支払いお風呂へ。
お風呂は階段で一階さがったところにあります。
温泉ソムリエこだわりのお湯
お風呂入口。木炭風呂と書いてあるのが気になります。
脱衣所。
こちらがお風呂。露天風呂なく、L字型の湯船です。
露天風呂がないのもお湯へのこだわりから。
露天風呂は藻が生えやすく塩素を使用しがちなので、遠間旅館ではあえて作らないのだそう。
入った瞬間、湯気でかなりモワッとしました。
独特の柄のタイルの壁がいい感じです。
泉質はカルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉
。こんなに長い泉質はそんなにありません。
硫酸塩泉と炭酸水素塩泉どちらの性質ももつお湯。
その他、メタケイ酸も多く含むため、美肌効果もある温泉です。
温泉ソムリエの家元の旅館なので、もちろん加水、加温、循環、消毒なしのこだわりのお湯。
まさに本物の温泉です。
赤倉温泉の焦げたゴムのような薬品臭と、消しカスのような大量の湯の花もちゃんとあります。
湯船は仕切りで2つに分かれており、手前の広い方は42度くらいで適温。源泉は50度もありますが、7キロ先から引湯されてくるうちに、42度前後まで冷まされ、自然に適温になります。
木炭効果で温泉パワーアップ
奥側はめちゃめちゃ熱く、45度くらいありました。
赤倉温泉でも一番熱かったかも。
肩まで浸かるのはちょっとキツイ温度なので、足だけにしておきました。
木炭風呂の由来はこれ。窓際に木炭が入った洗面器が置かれています。木炭の浄化作用や遠赤外線効果が期待できるそう。
洗面器の中に入っているので、ひとつ手にとってお湯に沈めてみたくなりますが、こちらはお湯には入れないようにと書いてありました。
洗面器の木炭は、浴室の浄化用らしい。
木炭はネットに入れられて、湯口の真下に沈められていました。
加水、加温、循環なしのこだわり温泉ですが、木炭は入れちゃってます。
そもそも温泉がいいので、木炭なんて入れなくてもいいのでは?と思ってしまいますが、家元の旅館様なので、偉そうなことは言えません。
遠間旅館は温泉ソムリエの始祖の旅館。
全国の温泉ソムリエの皆様、聖地巡礼もかねて立ち寄ってみては。
お湯はかなりこだわっているので、本物の赤倉温泉を味わえます。
温泉分析書 とにかく複雑です
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1262mg。陽イオンはカルシウム、ナトリウム、マグネシウム、陰イオンは硫酸イオンと炭酸水素イオンが20%を超えるので、カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉です。
長い泉質名のとおり、石膏や重曹、芒硝など様々な成分を含みます。
その他、泉質名にはなりませんが、メタケイ酸が243mgで、温泉基準値である50mgの約5倍含まれています。