大露天風呂の日記

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赤倉温泉 ホテル太閤 空を映す鏡のような絶景露天風呂に日帰り入浴

ホテル太閤
 
 

 

 

基本情報

 

 【日帰り入浴時間】

11:00〜21:00

【日帰り入浴】

1100円

【タオル】

バスタオルとフェイスタオル付

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】 

内湯露天(男1・女1)

【客室数】

67室

【公式HP】   

https://h-taiko.net/

【個人的オススメ度】

★★★★☆

 

 

住所・電話番号

  【住所】

新潟県妙高市大字赤倉402

【電話番号】

0255-70-4195

 

 

泉質
 

■源泉

北地獄谷

■泉質   

カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉

■温度           

50.2度 

■pH値

6.6

■成分総計  

1321mg

 

 

赤倉温泉ってこんなところ



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赤倉温泉新潟県妙高市にある温泉。源泉は妙高山の山中にあり、江戸時代初期ころから知られていたようですが、当時霊場であった妙高山に一般人の立入りは許されず、長らく開湯の許可が降りませんでした。1816年にようやく高田藩主が許可。妙高山中の源泉から大量の竹を使って約5キロ下に引湯し、これが現在の赤倉温泉となりました。


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日本唯一の藩営の温泉として栄え、明治以降は避暑地やスキーリゾートとして発展、1937年に政府主導により、国際リゾートホテルとして赤倉観光ホテルがオープンしました。


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現在はスキー客向けの小中規模の旅館がひしめく温泉地となっています。超高級な赤倉観光ホテルを除き、主要な旅館やホテルのほとんどで日帰り入浴可能です。

 

赤倉温泉三大ホテルのひとつ

 


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ホテル太閤(たいこう)は赤倉温泉のメインストリートである赤倉本通の坂の一番下にあります。

秀吉とは縁もゆかりも無い赤倉温泉で、太閤という名前はなかなかぶっ飛んでますが、ホテル太閤は赤倉でも有名な旅館のひとつ。

赤倉観光ホテル、赤倉ホテル、ホテル太閤あたりが有名どころです。

 

赤倉本通の坂はなかなか急で、普段ならなんでもありまんせが、雪に閉ざされる冬は四駆でないとちょっと怖い。

私もかつて、真冬に訪れて、帰りに坂が登れずヒヤヒヤした経験があります。


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ホテルは玄関側から見ると結構古いのですが、裏側から見ればそうでもありません。

 


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ホテルのイメージ写真もこころなしか裏側からのアングルが多い気がします。

赤倉温泉の有名ホテルなので館内はとてもキレイです。

 

玄関にはのれんがかかっていますが、よーく見ると豊臣家の家紋を意識してる??ような。


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ロビー。ちょっとレトロなシャンデリア。

フロントにもひょうたんのマーク。どうみても秀吉を意識していますが、前オーナーの趣味らしいです。

言われなければわからないくらいの主張なのが、また心憎い。

日帰り入浴料は1100円です。


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料金を支払うときれいに巻かれたバスタオルを渡してもらえます。

フェイスタオルはお風呂に用意しているとのこと。


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お風呂は11時から。多少早くついても入れてくれるかなと思っていましたが、まだ掃除が終わっていなかったようで、ロビーで待つように言われます。

 

時間になるまでロビーをうろうろしていると、男性のスタッフの方から「お手伝いの方ですか?」と聞かれます。

いいえ違います笑 バイト感があったのか。。

日帰り入浴である旨を伝えると、掃除が終わったらお呼びしますとのこと。

 

お酒のラインナップが充実

 


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ロビーには真新しい日本酒のバーや、


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オシャレなテラスなど、所々にリニューアルされていて、古いホテルながらも頑張っている感じがします。


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妙高市で作られた珍しい野草のお酒や、ル・レクチェのお酒もありました。美味しそうだったので帰りに一本づつ購入。


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その他にも日本酒のラインナップも豊富でした。

 

赤倉随一の景色を誇る露天風呂


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時間になったのでお風呂へ。ロビーは2階にあり、お風呂は階段でひとつ下です。


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脱衣所。


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こちらが大浴場。

浴室に入ると赤倉温泉特有のちょっと焦げたゴムのような香りが充満しています。ちなみに内湯にはサウナもありました。

 

ホテル太閤のメインは露天風呂。

内湯に掛かる橋をわたり、外へ出ます。


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赤い絨毯の先が露天風呂。この演出はなんだかワクワクします。


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こちらが露天風呂。これはすごい!まさしく絶景の露天風呂です。

赤倉温泉の日帰り入浴ではダントツの絶景でした。


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以前訪れたときは大雪で、景色もくそもなかったのですが、こんなに絶景だったとは知りませんでした。

雲も鏡のように映し、すばらしいお風呂です。

さながら赤倉温泉のウユニ塩湖。

 

右側はちょっとぬるめに設定されていて、約40度くらい。


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奥側は「あつあつ湯」と書いてありましたが、結構な熱さ。


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45度くらいはあります。寝湯が設えられていますが、この熱さではなかなか寝れない気が。


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あつあつ湯とぬる湯は仕切りで区切られていました。

無色透明で普通のお湯に見えますが。

泉質はカルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉という長すぎる名前。

石膏や重曹、芒硝などいろいろ含む複雑な泉質。


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湯船の岩肌は温泉成分でトゲトゲに。背もたれにするとちょっとだけ痛い。お湯には、赤倉温泉や上流の燕温泉の特徴である消しカスのような無数の細かい湯の花が舞っています。薬品のような香りといい、入りがいのあるクセのある温泉です。

 

ホテル太閤は赤倉温泉ナンバーワンの景色を誇る露天風呂が有名。

雪深い赤倉温泉で露天風呂を持つ宿は少なく、露天風呂重視の方なら太閤一択です。

 

温泉分析書 とにかく複雑です

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1262mg。陽イオンはカルシウム、ナトリウム、マグネシウム、陰イオンは硫酸イオンと炭酸水素イオンが20%を超えるので、カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉です。

長い泉質名のとおり、石膏や重曹、芒硝など様々な成分を含みます。

 

その他、泉質名にはなりませんが、メタケイ酸が243mgで、温泉基準値である50mgの約5倍含まれています。