大露天風呂の日記

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金熊温泉 明日香荘 なにこれ!灰焼きおやきが名物の旅館で日帰り入浴

明日香荘

 

 

 

 

基本情報

 
 【日帰り入浴時間】

10:00〜20:00

【日帰り入浴】

550円

【露天風呂】  

なし

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1)

【客室数】

13室

【公式HP】   

http://asukasou.net/

【個人的オススメ度】

★★★☆☆

 

 

住所・電話番号


 
  【住所】

長野県大町市八坂1160

【電話番号】

0261-26-2301

 

 

 

泉質
 

 
■源泉

信州金熊温泉

■泉質   

単純硫黄冷鉱泉

■温度           

9.9度 

■pH値

8.5

■成分総計  

622mg

 

金熊(かなくま)温泉ってこんなところ

 


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金熊(かなくま)温泉は長野県は大町市にある温泉。かつては八坂村と呼ばれたエリアで、山間に集落が点在する小さな村です。

金熊温泉はあの金太郎ゆかりの地とされ、金太郎が熊と戯れた川を「金熊川」と言ったことこから、この地名になったそう。

宿は公営の明日香荘一件のみです。

 

公営の旅館です

 

 

 


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明日香荘は金熊温泉の一軒宿。山間の集落の高台にある小さな旅館です。旧八坂村公営の旅館で、建物はいかにも公営な感じのシンプルさ。


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入口には日帰り入浴のたくさんののぼりが立っていて、日帰り入浴大歓迎という感じ。日帰り入浴ののぼりとともに目につくのは、「おやき」ののぼり。


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館内はこんな感じでキレイです。

日帰り入浴料は550円と結構リーズナブル。

 

温泉よりも灰焼きおやきが有名


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ロビーの横には出ました。例のおやき。

ですが、長野でよく見るおやきとは明らかに見た目が違う。名前も灰焼きおやきという聞き慣れない名前。

しかも結構デカイ。


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1個250円。フロントの横にたくさん用意されています。

本日のおやきはナス一種類。調べてみると季節によって変わるようで、冬に登場するおからなんかも人気らしい。

 

灰焼きおやきは長野県でも今やこの地域でしか食べられない貴重なもの。生坂村には他にも何軒か灰焼きおやきの店があります。


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あまりにも気になったので、温泉に入る前にひとつ買ってみることに。フロントのお姉さんが手際よく紙に包んでくれます。


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これが灰焼きおやき。パックマンのようにひび割れています。

名前の通り本当に灰の中にぶち込んで焼くようです。

皮はかなり固く、一般的なおやきのようなモチモチさは皆無。

好みは分かれるでしょうが、小麦粉の味を強く感じる噛みごたえのあるおやきで、個人的には大好きです。

中のナスも当然うまい。

 

入浴中にお弁当も作ってくれます


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こちらの旅館はいろいろと食べ物類のサービスが手厚い。

入浴前にフロントに申し付ければ、お風呂に入っている間に、すき焼き弁当や大海老天丼なども作ってくれるそう。

この大海老天丼がなかなかうまそうでしたが、灰焼きおやきにやられたので今回はパス。


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かなりお腹いっぱいな状態でお風呂へ。

本来なら湯上がりに食べたほうがいいかも。


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すると廊下の途中に大きな鎌のレプリカ。

大姥様のムシキリ鎌と書かれています。

大姥様とは金太郎のお母様らしく、この鎌で子供のお腹を撫でると夜泣きがやむそう。なんて恐ろしい。。

本物は神社に奉納されているようです。


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お風呂へ入口。中央に畳のゴロゴロスペースがあります。 

 

明日香荘公式HPより

 

肝心のお風呂ですが、かなり混んでいたので写真はありません。

なので、公式HPから写真を拝借。

言い方は悪いですが、露天風呂はなく、塩素臭もする超普通の大浴場。温泉好き的にはあまり興奮する感じではなかったです。

なのに、地元の方なのか続々とお客さんがやってきます。

 

泉質は単純硫黄冷鉱泉。源泉は9度と冷たいのですが、サウナの前にはこの源泉を使っていると思われる水風呂。

常連さんらしきおじさんはサウナに入らずいきなりこのお風呂に入っていました。

 


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お風呂上がりにまたまた気になるポスターを発見。

なんと松茸フルコースの宿泊プランでたったの1万5980円。これは安すぎます。

 

明日香荘は温泉は普通でそんなに面白くないのですが、灰焼きおやきや様々なサービスでかなり人気の旅館。

違う味の灰焼きおやきも気になるし、大海老天丼も気になる。

今度は松茸フルコース食べてみたい。。

そんなわけで、なぜかまた来たくなる温泉です。

 

温泉分析書 硫黄を含む鉱泉です

 


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溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。 こちらは622mgのため、単純温泉です。 単純温泉と言っても何も入っていないわけではありません。 もし1000mgを超えていればナトリウム-炭酸水素塩泉(重曹泉)となる温泉です。

 

その他に総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)が2mg以上で硫黄泉となりますが、こちらは2.5mgあるので、ギリギリ基準を満たします。 

 

以上より単純硫黄冷鉱泉となります。