大露天風呂の日記

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巴川鉱泉 巴川荘 歴史ある木造旅館で古代檜風呂に日帰り入浴

巴川荘
 

 

 

 

基本情報
 

 【日帰り入浴時間】

要予約

【日帰り入浴】

700円

【露天風呂】  

なし

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1)

【客室数】

7室

【公式HP】   

http://www.saiyado.com/ryopage.php?uid=rk071

【個人的オススメ度】

★★★☆☆

 

 

住所・電話番号

 
  【住所】

埼玉県秩父市久那346

【電話番号】

0120-770-085

 

泉質

 

■源泉

不明

■泉質   

温泉法上の温泉には該当しない

■温度           

不明

■pH値

不明

■成分総計  

不明

 

 

巴川(ともえがわ)鉱泉ってこんなところ


 
 
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巴川鉱泉は埼玉県は秩父市にある温泉。

秩父ミューズパークを通り小鹿野町には向かう県道に接続する交差点の前にあります。自家源泉をもち、古くから鉱泉と利用されていたようですが、源泉温度が低く、成分も薄いため温泉法上の温泉には該当しません。

 

日帰り入浴は要予約です

 


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巴川荘は県道沿いにある小さな旅館。

鬱蒼とした林の中にあり、落ち着いた雰囲気です。

県道からこの細すぎる道を通って中に入りますが、車1台の幅ギリギリ。庭木の小枝に車をすりそうになります。


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お庭にはひときわ異彩を放つサボテンの鉢もあります。

どうやったらこんな見事にサボテンが育つんでしょう?

 


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こちらのお宿は何と言っても雰囲気がいい。

秩父ではかなり珍しい純和風の建物が特徴の旅館。

建物も歴史があるようで、重厚な存在感があります。



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昔ながらのガラス戸の玄関と挑灯の感じもいいですね。

こんな素敵な旅館ですが、日帰り入浴はとても利用しずらい旅館。

入浴だけでも事前に予約が必要。

 

当日予約でもいいのですが、土日はまずとれません。

毎度電話しみては、「今日は空いていません」と断られ、ずっと気になる存在でした。


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今回は平日。ダメ元で電話してみると、「うち予約制なんですよ」とのことで、今回もダメそうな感じでしたが、日帰り入浴を強めにお願いしたところ、「そんなに長湯はできませんが、何時頃がいいですか?」とのこと。

14時くらいならいいとのことで、はりきってやってきました。


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帳場の照明もレトロ。電話の感じもそうなのですが、ご主人のおじさんは愛想はあまりありません。

検温と消毒を求められ、さばさばとお風呂まで案内。

予約制で人数を絞っているのは、コロナ対策なのかも?


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お風呂は玄関からレトロな廊下を進んでいきます。

建物の年数からしたら、秩父の温泉では一番古そうな感じですが、キレイに手入れされていて、いい感じに年数を経過したレトロさです。


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建物奥につくと、更に下に下る階段がり、この先がお風呂。

ご案内はここまでで、「お風呂に入ったら中から鍵をかけてください」とのこと。予約しているので当然ではありますが、貸切利用になります。入浴は30分を目処にして欲しいそう。


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お風呂までは小さな門をくぐります。

 

古代ヒノキの内湯 温泉ではありません

 


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お風呂入口。言われたとおりに中から鍵をかけて入浴。


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脱衣所。


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こちらがお風呂。めちゃくちゃシンプルな感じ。

窓の外は荒川のはずですが、ブラインドになっていて、景色はいまいち。


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浴槽は貴重な古代檜でできています。

湯口も木の切り株みたいになっていました。

お湯は少しヌルヌルしていて、アルカリ性だと思いますが、こちらは残念ながら温泉法上の温泉ではありません。


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自家源泉を持っているようなので、真水というわけではないのですが、源泉温度が低く、成分量が温泉法の基準に満たないのだと思われます。確かに宿も大体的に温泉とは名乗っておらず、温泉分析書もありませんでした。

 

ですが、神奈川県の七沢温泉も似たような感じ。強アルカリ性でヌルヌルする肌触りのお湯ですが、こちらも温泉法上の基準値に満たないため、温泉法上の溫泉ではないのです。


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ケロリン桶がいい感じです。


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カランはこんな感じです。


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鉱泉を満喫して帰ろうと思いましたが、私しかお客はいないはずなのに、狭い駐車場になぜか車がビッシリ。車の展開もできず、バックで細い通路を進み、県道に出るしかない状況に。。。

 

運転スキルに自信がなく、しかもこの日はレンタカーだったので、かなりひやひやしていると、先程のご主人がわざわざ出てきてくれて、ガソリンスタンドの店員さんのように見事に誘導してくれました。

愛想がないと思っていましたが、実はとってもいい人。

 

 

巴川荘は埼玉で珍しい、というかおそらく唯一の歴史ある立派な木造旅館。厳密には温泉法上の温泉ではないのですが、ヌルヌルの自家源泉は温泉らしく、違いはほとんどわかりません。