大露天風呂の日記

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西谷津温泉 宮本の湯 相撲がとれる!?土俵型露天風呂に日帰り入浴

宮本の湯

 

 

 

 

基本情報

 

 【日帰り入浴時間】

11:00〜15:00

【日帰り入浴】

800円

【タオル】

300円

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】 

内湯露天(男1・女1)

【客室数】

17室

【公式HP】   

https://www.miyamotonoyu.jp/

【個人的オススメ度】

★★★☆☆

 

 

住所・電話番号


 
  【住所】

埼玉県秩父郡小鹿野町長留495-1

【電話番号】

0494-75-2272

 

泉質


 

■源泉

般若の湯

■泉質   

アルカリ性単純硫黄冷鉱泉

■温度           

10.2度 

■pH値

9.1

■成分総計  

549mg

 

西谷津温泉ってこんなところ
 



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西谷津温泉は埼玉県小鹿野町にある温泉。正確には西谷津温泉という源泉はなく、町内にある法性寺から湧き出す温泉をローリーで運搬して使用しています。温泉の歴史は定かではありませんが、江戸時代にはすでに湧いていたようです。

 

日帰り温泉施設ではありません

 


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宮本の湯は西谷津温泉の一軒宿。

小鹿野町にあり、秩父の中心部からは少し離れています。

宮本の湯といういかにも日帰り温泉施設のような名前で、見た目もそんな感じなのですが、こちらはれっきした旅館です。


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日帰り温泉施設は混み合うので個人的にはあまり好きではありません。勝手に日帰り温泉施設だと勘違いしていたので、今回訪れてみることに。

ちなみに宿の目の前には、宮本家という姉妹館の旅館があります。築200年の農家屋敷を利用したお宿ですが、こちらは日帰り入浴不可です。

 


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日帰り入浴に関する情報は少なく、予約が必要とを書いてある記事もありましたが、普通に日帰り入浴するだけなら予約はいりません。

事前に電話したところ、15時くらいまでならオッケイとのこと。


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館内はこぎれいな感じ。若い女性のスタッフが多い印象。

日帰り入浴料は800円です。


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タオルは300円でロゴ入り。


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お風呂は二階にあります。


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こちらのお宿はいたるところに相撲関連のものがあります。

お風呂入口にカラフルな相撲ののぼり旗。

ご主人が相撲好きなのか?なんのゆかりかは分かりません。


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力士の写真もずらり。あんまり温泉旅館では見たことありません。

 

リニューアルされたばかりの浴場


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お風呂入口。波のデザインが斬新なのれん。


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脱衣所。お風呂周りは特にキレイで、新築みたいな木の匂いがします。お風呂はH29年にリニューアルしたばかりのよう。


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こちらが内湯。少し小さめです。

汚さのかけらもないキレイすぎるお風呂。


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あまりにもキレイすぎて、温泉好きとしてはちょっとつまらないかも。個人的には汚いレトロな渋いお風呂が好きだったりします。

 

泉質はアルカリ性単純硫黄冷鉱泉。源泉は10度と低いため加温されています。

 

この場所から温泉が湧いているのではなく、タンクローリーで運搬されてきた温泉なので、鮮度としては弱めで温泉らしさはあまりありません。硫黄の匂いもせず。

 

小鹿野町にはタンクローリーで運搬系の温泉が旅館が何件かあります。小鹿野温泉や赤谷温泉など個別の温泉を名乗っていますが、実際はタンクローリーで運搬されたお湯です。

 

国技館の土俵を忠実に再現!

 


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ですがこちらの宿がすごいの露天風呂!


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国技館の土俵を忠実に再現したというちょっとやりすぎな露天風呂。


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こんなお風呂は他では当然見たことがありません。

屋根だけではなく、お風呂もちゃんと土俵の形をしています。


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お湯に浸かればこんな目線で、なんとも不思議な感覚。

泉質はアルカリ性単純硫黄冷鉱泉。源泉は10度と低いため加温されています。循環ろ過もあり。

 

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上から見るとこんな感じ。ちゃんと線まで引いてありました。

ここまでされたら、何人かに1人は裸相撲している人もいそうです。


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ついつい土俵型露天風呂に目が行きがちですが、露天風呂の外の景色もなかなか。緑に一面を囲まれたなかなかいい感じのお風呂。

風や日光が心地よいレベルの高いロケーションです。

 


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宮本の湯と書かれたかわいらしい看板。


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ちなみにこの土俵風呂はひとつだけ。

日帰り入浴時間帯は男湯になっていて、女湯は岩肌風呂というお風呂。こちらには土俵はありません。

宿泊すればどちらも入れます。


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帰りにフロントでくるみをハッケン。

一袋250円とお安く、「焼いてあるのですぐ食べられます」とのこと。爪楊枝までついておいそうだったので、ひとつ買ってみることに。

 

意外とくるみが殻から外れにくく、食べるのに苦労しましたが、味は素朴で美味しかったです。

 

 

宮本の湯は日帰り温泉施設ではなく、混み合うことなくゆっくり入れます。

 

温泉分析書 硫黄は意外と多めです

 


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溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。

こちらは549mgのため、単純温泉です。

単純温泉と言っても何も入っていないわけではありません。

もし1000mgを超えていればナトリウム-炭酸水素塩泉となる温泉です。

 

その他に総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)が2mg以上で硫黄泉となりますが、こちらは23mgあるので、基準を満たします。

 

また、pH8.5以上でアルカリ性とつきますが、こちらはpH9.1でアルカリ性です。

 

以上より、アルカリ性単純硫黄冷鉱泉になります。