大露天風呂の日記

現在647湯掲載 旅館好きの温泉ソムリエのブログ 旅館の日帰り入浴情報を徹底的に紹介します!

福島県の温泉
栃木県の温泉
群馬県の温泉
新潟県の温泉
千葉県の温泉
山梨県の温泉
埼玉県の温泉
静岡県の温泉

蓬平温泉 和泉屋 寝湯が最高に気持いい大型和風旅館で日帰り入浴

和泉屋
 

 

 


 
 

1.基本情報


 
 【日帰り入浴時間】

14:00〜18:00

【日帰り入浴】

1100円

【タオル】

入浴料に含まれ(ロゴなし)

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1)

【客室数】

37室

【公式HP】   

https://www.yomogi-izumiya.com/

【個人的オススメ度】

★★★★☆

 

 

2.住所・電話番号

 【住所】

新潟県長岡市蓬平町甲1508-2

【電話番号】

0258-23-2231

 

 

 

3.泉質

 

■源泉

和泉屋3号井

■泉質   

単純硫黄冷鉱泉

■温度           

 16.5度 

■pH値

9.2

■成分総計  

577mg

 

 

4.蓬平温泉について

 


f:id:zenigame1:20230616174617j:image

 

蓬平(よもぎひら)温泉は長岡の奥座敷として知られる温泉地。

今から1300年前の南北朝時代南朝の武将が戦いに敗れ、会津へ逃れる途中に龍神のお告げにより霊泉を発見したと言われています。この龍神伝説にちなみに蓬平温泉には高龍(こうりゅう)神社という神社があります。 

正確には温泉ではなく冷たい鉱泉で、旅館が建てられたのは明治時代。3件の旅館が山間にひっそりと佇みます。

 

 

5.外観・館内・お風呂

 


f:id:zenigame1:20230616174753j:image

和泉屋は蓬平温泉で一番大きな旅館。

3件ある旅館の中でも人気ナンバーワンの旅館です。

結構立派な旅館ですが、日帰り入浴には積極的。

こちらの日帰り入浴は私もお気に入りで、何度か友人を連れて訪れています。


f:id:zenigame1:20230616174726j:image

蓬平温泉は温泉街はなく、山間にポツポツと建物が点在する感じなのですが、突如として立派な建物が現れるので、ちょっとびっくり。

太田川沿いに堂々たる佇まいを見せます。

大きな旅館に見えるのですが、客室数は37室と意外に少ないです。


f:id:zenigame1:20230616183405j:image

玄関から見える赤いきのこ型の屋根のところが男湯です。


 f:id:zenigame1:20230616175442j:image

日帰り入浴は14時から。30分程前に到着したので、ロビーで待たせてもらおうと入館したところ、30分前でもあっさり受付してくれました。


f:id:zenigame1:20230616175754j:image

館内はかなり立派。

日帰り入浴は1100円です。

スタッフの対応もさすが。帰り際には立派な着物をお召しの女将と思われる方も挨拶してくれました。

ここで靴を預かってくれるので、番号札を渡されます。


f:id:zenigame1:20230616175843j:image

売店もかなりオシャレ。長岡らしく日本酒のラインナップがすごい。


f:id:zenigame1:20230616175953j:image

昔はなかったオシャレなラウンジができていました。


f:id:zenigame1:20230616180056j:image

500円で4種類の日本酒がいただけるそう。


f:id:zenigame1:20230616180251j:image

お風呂はエレベーターで3階です。


f:id:zenigame1:20230616180334j:image

エレベーター前には太田川を望む大きなラウンジがあります。


f:id:zenigame1:20230616180415j:image

エレベーターを降りるとこんな感じの廊下。

和泉屋は館内どこを取っても清潔感があるので、万人受けする旅館だと思います。


f:id:zenigame1:20230616182922j:image

こちらがお風呂ゾーン。階段が連なり奥へ行くほど高くなる構造。一番奥が男湯で、その手前に女湯と、貸切風呂があります。


f:id:zenigame1:20230616185044j:image

フリーのお水。


f:id:zenigame1:20230616183158j:image

右手が女湯です。和泉屋は男湯と女湯は対称ではなく、全く違う造り。

女湯は旅館裏側を向いており、緑あふれる露天風呂、男湯は旅館正面側を向いているので、眺望の良い露天風呂です。

日帰り入浴時間帯は男湯と女湯は常に固定で、日によって入れ替えなどはありません。


f:id:zenigame1:20230616183455j:image

男湯入口。


f:id:zenigame1:20230616183519j:image

湯上がりスペースには薬草の展示。

昔は確かここに薬草茶が入った鍋があったのですが、今はないようでした。


f:id:zenigame1:20230616183801j:image

脱衣所。所々照明なんかが大正ロマン風。


f:id:zenigame1:20230616183844j:image

さっそくお風呂へ。

この日は平日で、且つ30分フライングしているので全く誰もいませんでしたが、普段はなかなかの人気で、宿泊客とかち合う15時以降はちょっと混み合います。


f:id:zenigame1:20230616183911j:image

こちらが大浴場。八角形の建物で、半分がお風呂、もう半分がカランになっています。


f:id:zenigame1:20230616184017j:image

天井を見上げるとこんな感じ。


f:id:zenigame1:20230616184006j:image

お湯は無色透明。16.5度の冷たい鉱泉なのでもちろん加温しています。


f:id:zenigame1:20230616184105j:image

泉質は単純硫黄冷鉱泉。蓬平温泉は各旅館で源泉が異なるので、泉質も微妙に異なります。


f:id:zenigame1:20230616184533j:image

加水と循環消毒ありで、塩素臭も少しありますが、pH9.2の強アルカリ性のお湯で、お湯に浸かればまとわりつくようなトロミを感じます。

硫黄分はわずかであれば、玉子臭ではなく、例えるなら磯のような独特の香りがありますが、こちらもほんの僅かに硫黄の匂いを感じました。

 

f:id:zenigame1:20230616184227j:image

続いて露天風呂へ。露天風呂は2つあり、正面が寝湯、左側が岩風呂です。温泉のアルカリ性により、足の裏がヌルヌルし、滑りやすいので要注意。


f:id:zenigame1:20230616184511j:image

まずは岩風呂から。

大浴場よりトロミや硫黄の匂いは弱めに感じました。

主成分は重曹なので、肌のクレジング作用があり、美肌効果があります。浴後は手のひらが驚くほどサラサラに。


f:id:zenigame1:20230616184809j:image

続いて寝湯へ。扇形で5人が寝れるサイズ。


f:id:zenigame1:20230616184859j:image

下は駐車場なので、めちゃめちゃ景色がいいわけではありませんが、

ここの寝湯はなかなか気持ち良く、いつも長時間入ってしまいます。

眼下に見えるのは蓬平の町並み。


f:id:zenigame1:20230616185116j:image

湯上がりに売店で美味しそうなアイスを発見!

良く見ると、吉乃川や田友などと書かれた日本酒のアイスです。

食べたかったのですが、アルコール分も2%しっかり入った本格派の日本酒アイス。車の運転があるので今回は断念。。

 

和泉屋は館内がキレイで建物も立派。お湯は上質なトロミを感じる強アルカリ性のお湯で、寝湯や露天風呂の充実ぶりもなかなか。

日帰り入浴に積極的なので、ぜひ利用して欲しい温泉です。 

 

蓬平温泉の他の日帰り入浴はこちら。

 

www.dairotenburo.com

 

6.温泉分析書の説明

 


f:id:zenigame1:20230616190125j:image

 

溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。

こちらは577mgのため、単純温泉です。

単純温泉と言っても何も入っていないわけではありません。

もし1000mgを超えていればナトリウム-炭酸水素塩泉・塩化物泉となる温泉です。

 

その他に総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)が2mg以上で硫黄泉となりますが、こちらは2.4mgあるので、ギリギリ基準を満たします。

 

泉温が25度以下の場合は温泉ではなく鉱泉となりますので、単純硫黄冷鉱泉となります。