よもやま館
1.基本情報
【日帰り入浴時間】
12:00〜14:00
19:00〜21:00
【日帰り入浴】
1000円
【タオル】
サービス(ロゴなし)
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯(男1・女1)
【客室数】
15室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★☆☆
2.住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0258-23-2121
3.泉質
■源泉
よもやま館1号井
■泉質
■温度
13.5度
■pH値
8.6
■成分総計
625mg
4.蓬平温泉について
今から1300年前の南北朝時代に南朝の武将が戦いに敗れ、会津へ逃れる途中に龍神のお告げにより霊泉を発見したと言われています。この龍神伝説にちなみに蓬平温泉には高龍(こうりゅう)神社という神社があります。
正確には温泉ではなく冷たい鉱泉で、旅館が建てられたのは明治時代。3件の旅館が山間にひっそりと佇みます。
5.外観・館内・お風呂
よもやま館は蓬平温泉の3件の旅館の中で、一番手前にある旅館。
サイズ的には一番小さな旅館です。
建物の高さはありませんが、奥行きの大きな旅館で、写真奥までずっと建物が並びます。
駐車場は道路を挟んだ反対側にあります。
最初気づかずに通り過ぎてしまい、Uターンで駐車場へ。
私の前を走っていた車もよもやま館目当てでしたが、同じように間違えてUターンしていました。
こちらが玄関。ちょっと年季の入った建物。
玄関前には様々な鉢植えで彩られていました。
平日の昼だというに何故かスーツを着たおじさんが続々と旅館の中へ。
日帰り入浴はお昼と夜の二部制。
玄関前にいたお兄さんに日帰り入浴をお願いすると、「たぶん大丈夫かな、少々お待ち下さい」と確認へ。なんかバタバタしていたので、断れるかと思いきや、大丈夫でした。
こちらがロビー。日帰り入浴は1000円です。
ちょうど某企業の会議あったようで、先程のおじさん方はそちらのお客さんでした。
大浴場はロビーから階段で1階へ。
1階はこんな感じ。最初は電気もついていなかったので、会議のおじさん方はお風呂には入らないようです。
途中にあった竹の飾り。オブジェなんでしょうか。
なんなのかは良く分からず。
お風呂入口。
脱衣所。
脱衣所にはなんとも見事なアロエのトリオ。
温泉旅館でここまで立派なアロエを見たのはたぶん初。
こちらがお風呂。旅館の外観はちょっと古いですが、露天風呂はPICAでした。
まず手前に存在感のある露天風呂があり、奥に大浴場がある面白い構造。
露天風呂の眼下は太田川。せり出すような露天風呂はなかなか景色がよく、想像以上の素晴らしいお風呂。
露天風呂からはゴオゴオと太田川の水音が響きます。
対岸は山で手つかずの自然の緑が手に取るように見えます。
ふと眼下に目をやるとものすごい濁流。。
それは音もすごいわけです。
続いて大浴場へ。ここもちょっとせり出したよう景色で、なかなか良いお風呂。
電気が点いてなかったので、ちょっと薄暗いのですが、これが逆に対岸の緑を美しく見せています。
内湯から露天風呂を見るとこんな感じ。テラスのようになっています。
蓬平温泉は各旅館で源泉が異なるため、泉質はバラバラですが、どこも冷たい鉱泉で加温して利用されています。
こちらは成分が薄く、特殊成分も含まないため、泉質名がつかない温泉ですが、重炭酸ソーダの含有量で温泉法上の温泉はクリアしています。
お肌に優しい軟水が特徴の温泉。
温泉感は弱いのですが、重曹が主成分のため、浴後は手のひらが超サラサラになります。
大浴場から外を見るとこちらも怖いくらいの濁流。。
すさまじい轟音で迫力あります。
滝のようになっているので、濁流じゃなくても結構見ごたえのありそうな渓流です。
よもやま館は温泉感は弱めですが、対岸の緑と渓流が迫る景色はなかなか迫力があり、長岡市街からすぐなのに、山奥の秘湯に来たような体験ができるお風呂が魅力です。
蓬平温泉の他の日帰り入浴はこちら。
6.温泉分析書の説明
鉱泉分析指針では、泉温が25度以上または溶存物質が1000mg以上で温泉になりますが、こちらは源泉温度が13.5度で冷たい鉱泉。溶存物質も625mgしかないため、鉱泉分析指針上の療養泉として泉質名がつく温泉になりません。
ただし、温泉法上の特定の成分を一定量含む場合には、泉質名はありませんが温泉として名乗れます。
重炭酸ソーダ(炭酸水素ナトリウム)を340mg以上含むと温泉となります。
この場合、「重炭酸ソーダの項目により、温泉法2条の温泉に該当」などと書かれます。