大露天風呂の日記

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万座温泉 万座プリンスホテル 標高1800m!雲上の混浴露天風呂に日帰り入浴

万座プリンスホテル

 
 

 

 

基本情報

 
 【日帰り入浴時間】

11:00〜15:00

【日帰り入浴】

1300円

【タオル】

腰巻き用タオル・フェイスタオル付き

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1)

露天(混浴1・女2)

【客室数】

227室

【公式HP】   

https://www.princehotels.co.jp/manza/

【個人的オススメ度】

★★★★★

 

 

住所・電話番号
 

 
 【住所】

群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉

【電話番号】

0247-97-1111

 

泉質


 
 
■源泉

姥湯(湯畑)

■泉質   

酸性・含硫黄-ナトリウム・マグネシウム-硫酸塩泉

(含硫化水素酸性正苦味芒硝泉)

■温度           

 72.3度 

■pH値

2.4

■成分総計  

1180mg

 

万座温泉ってこんなところ

 

 


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 万座温泉群馬県嬬恋村にある温泉。標高1800mの日本でも有数の高所にある温泉です。開湯時期は全く不明ですが、戦国時代に初めて記録して登場し、平安時代なか坂上田村麻呂が鬼退治をしたという伝説も残ります。冬季は深い雪に閉ざされることから、旅館ができたのは明治時代以降のこと。

戦後、西武グループによってスキー場やプリンスホテルなどのリゾート開発が行われ、今のような姿になりました。

 

 

 

群馬県最奥でアクセスはかなり悪いですが、日本一の硫黄濃度が高い温泉として知られ、そのお湯の良さから、土日ともなれば多くの入浴客で賑わいます。旅館・ホテルは七件ありますが、全件で日帰り入浴可能です。

 


高台に建つ大型ホテルです

 


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万座プリンスホテルは客室数200を超える万座温泉最大のホテル。

万座温泉を見下ろす高台に建物を構えます。


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スキー客向けの大箱ホテルといった感じ。

万座温泉はこうした大箱ホテルとひなびすぎた湯治宿の二択で、

バランの良い旅館があまりないのが難点。


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ロビー。館内は一昔前のホテルといった感じ。

日帰り入浴料は1300円。

 
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お風呂は全部で三箇所。

ななかまどの湯が男女別で、しゃくなげの湯が女性のみ。

ななかまどの湯がメインで、男性用露天風呂のうち一部は混浴になっています。


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タオルは入浴料に含まれています。

1枚はフェイスタオルで、もう1枚は混浴露天風呂用の腰巻きタオル。

 

万座プリンスホテル雄大な景色の露天風呂が有名で日帰り入浴では、日進舘と並び万座温泉で人気を二分する存在。

土日ともなれば、かなり混み合います。

ということてま、わざわざ平日に休みをとって訪問してみました。


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すると、平日は結構静かでお客さんもまばらな感じ。

休みを取ってきた甲斐があります。


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この長い階段を降りると露天風呂エリアです。

突き当りがななかまどの湯、階段の途中で右に曲がると女性用のしゃくなげの湯です。


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お風呂入口。


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広い脱衣所。

 

高台にあるので見晴らし抜群


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まずは内湯から。大型ホテルらしくかなりデカい湯船。

大きな湯船に万座らしい乳白色のお湯が大量投入されています。

窓からは荒々しい万座温泉の空噴(からぶき)という火口跡。


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お湯はさすがの万座温泉。いかにも温泉らしい硫黄の香り。

源泉は万座湯畑の姥湯源泉。

万座湯畑は日進舘の前にある火口跡です。


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泉質は酸性・含硫黄-ナトリウム・マグネシウム-硫酸塩泉というとても複雑な泉質。pH2.4という強酸性のお湯に日本有数の濃度の硫化水素が溶け込むすばらしい泉質です。

 

硫酸マグネシウムは苦味泉といわれ、口に含むと苦いです。

草津ほどの酸っぱさはありませんが、酸性のお湯なので、しっかり酸味があります。

 

万座の代名詞 雲上露天風呂はこれだ


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お次は露天風呂へ。乳白色の湯船が3つ並ぶ万座プリンスホテルの名物とも言える露天風呂です。まさに標高1800mの雲上の露天風呂。

 

平日なので奇跡的に誰もおらず。

この景色とお風呂を独占。

露天風呂へ行く際は、先程の腰巻き用タオルを巻いて向かいます。

 

一つは混浴露天 腰巻き着用マストです


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手前2つは男性専用ですが、奥の一つだけが混浴露天風呂という設定。仕切りもなにもないので、実際はすべて混浴のような雰囲気です。


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1番手前の丸い湯船は37度でぬるめに設定されています。

万座温泉は源泉が熱いため、ぬるゆに入れるのは貴重。


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真ん中の湯船は適温でした。

標高が高いため、9月中旬ともなれば、風は少し冷たく、

秋の気配を先取りする露天風呂。

 

万座プリンスホテル万座温泉でも指折りの知名度

万座温泉で混浴露天風呂があるのはここと、万座高原ホテルのみです。

土日の日帰り入浴は混み合うため、平日がオススメです。

 

まだまだあります万座温泉

 

www.dairotenburo.com

 

 

 

 

温泉分析書 万座3位の硫黄含有量です

 


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成分総計が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1180mg。陽イオンはナトリウムとマグネシウム、陰イオンは硫酸イオンが20%を超えるので、ナトリウム・マグネシウム-硫酸塩泉となります。

 

特殊成分として、水素イオンでが1mg以上で酸性泉となりますが、こちらは4mgであり、酸性の強い温泉ですが、草津温泉の半分ほど。

 

また総硫黄(分析書の硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)が2mg以上で硫黄泉ですが、こちらは100mgで圧倒的。

さすがは万座な含有量。

 

合体して、酸性・含硫黄-ナトリウム・マグネシウム-硫酸塩泉です。