万座ホテルジュラク
基本情報
【日帰り入浴時間】
12:30〜13:30
【日帰り入浴】
1500円
【タオル】
250円(ロゴあり)
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯露天(男1・女1)
【客室数】
60室
【公式HP】
https://www.hotel-juraku.co.jp/manza/
【個人的オススメ度】
★★★★★
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0279-97-3535
泉質
■源泉
法性の湯
■泉質
単純硫黄温泉(硫化水素型)
(単純硫化水素泉)
■温度
40.0度
■pH値
3.1
■成分総計
1360mg
万座温泉ってこんなところ
万座温泉は群馬県は嬬恋村にある温泉。標高1800mの日本でも有数の高所にある温泉です。開湯時期は全く不明ですが、戦国時代に初めて記録して登場し、平安時代なか坂上田村麻呂が鬼退治をしたという伝説も残ります。冬季は深い雪に閉ざされることから、旅館ができたのは明治時代以降のこと。
戦後、西武グループによってスキー場やプリンスホテルなどのリゾート開発が行われ、今のような姿になりました。
群馬県最奥でアクセスはかなり悪いですが、日本一の硫黄濃度が高い温泉として知られ、そのお湯の良さから、土日ともなれば多くの入浴客で賑わいます。旅館・ホテルは七件ありますが、全件で日帰り入浴可能です。
北欧風の外観のホテルです
群馬県では水上と万座で展開しています。
ビッグスケールホテルのジュラクですが、こちらはそこまで大きくはなく、万座では四番目の規模。
日本一の硫黄濃度を誇る源泉を持ち、温泉マニアなら絶対に訪れたい温泉の一つです。
日帰り入浴の受付は12時半から13時半のわずか1時間。
万座温泉はどのホテルも日帰り入浴ウェルカムですが、ここだけは利用できる時間が短いため、ハードルが高いです。
エントランスに入るとなんだかオシャレな感じ。
一昔前はこんな感じではなかったので、手を入れてキレイにしたようです。万座プリンスホテルや万座高原ホテルはちょっと古さを隠しきれませんが、こちらはかなりキレイな感じ。
日帰り入浴料は1500円。タオルは別料金で万座最高値。
ですが日帰り入浴では珍しくペイペイも使えます。
割と万座温泉では、ペイペイで日帰り入浴料を支払えるところが多いです。
タオルは250円で、ジュラクグループのロゴ入り。
お風呂は階段を一階へ降りた先にあります。
お風呂入口。
脱衣所。ロッカーは使用中かどうかがひと目でわかる仕組。
解放感しかない!絶景露天風呂
こちらが露天風呂。ほぼ同じサイズの露天風呂が2つ並んでいます。
奥側が熱めで、手前側が少しぬるめの温度設定。
硫黄の香りがかなり強く、万座らしい乳白色のお湯。
露天風呂からは雄大な万座温泉の景色。雲海の湯という名前にふさわしい絶景です。周囲には人家もホテルも見えず、別世界にでも来たかのよう。吹き抜ける風がなんとも爽やか。
正面は空吹(からぶき)という火口跡。ジュラクはこの空吹に最も近いホテルで、硫黄の濃度も万座ナンバーワン。
硫黄の濃度はここが日本一です
硫黄の濃度日本一として有名な万座温泉ですが、実はすべてのホテルが日本一なわけではありません。源泉がバラバラなため、硫黄の含有量も様々。
こちらは286mgで万座温泉でもダントツ。逆にここ以外は確かに高濃度ですが、日本一ではありません。
硫黄は2mgで硫黄泉になるため、ここは基準値の100倍以上の濃度です。
硫化水素ガスが強いため、ファン三台体制で猛烈に換気されています。
この硫化水素ガスは血管を広げるため、高血圧に効能があると言われています。これだけ高濃度なら相当ききそう。
泉質は単純硫黄温泉。
万座温泉は酸性泉で、硫酸ナトリウムや硫酸マグネシウムを含む泉質が主流ですが、ここだけは一線を画していて、硫黄に一点集中という感じ。硫化水素だけが圧倒的で、他の成分はそこまで含まれてはいません。
湯口の上には溶岩。
湯口に鼻を近づけると絶命しそうなくらい強烈な硫黄の香り。
さすがは日本一。浴後も体にしっかりと硫黄の匂いがしみついていました。
お風呂上がりにゆあがりテラスなるものを発見。
こちらがテラス。浮き輪やらなんやらでビーチみたいになってますが、背景は荒々しい空吹。火口跡の白い岩肌をビーチ見立てているのかも?「MANZA BEACH」というフォトスポットで。
湯上がりに涼むにはピッタリです。
万座ホテルジュラクは日帰り入浴可能時間は短いですが、日本一の濃度を誇る硫黄の温泉を体験できます。万座温泉に来たら必ず入りたいお風呂。
まだまだあります万座温泉
温泉分析書 とにかく硫化水素濃度がすごい
溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。
こちらは640mgのため、単純温泉です。
単純温泉と言っても何も入っていないわけではありません。
もし1000mgを超えていればカルシウム-硫酸塩泉となる温泉で、万座では珍しい成分。
その他に総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)が2mg以上で硫黄泉となりますが、こちらは日本一の286mg。
すべてガス成分として含まれています。
以上より単純硫黄温泉です。