旅館弘法湯
1.基本情報
【日帰り入浴時間】
12:00〜15:00
【日帰り入浴料】
1000円
【タオル】
サービス
【露天風呂】
なし
【お風呂の数】
内湯(男1・女1)
【客室数】
13室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★★★
2.住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
055-252-5105
3.泉質
■源泉
地蔵温泉
■泉質
ナトリウム-塩化物泉
(食塩泉)
■温度
37.5度
■pH値
8.3
■成分総計
1131mg
5.外観・館内・お風呂
旅館弘法湯は湯村温泉の一番北側にある温泉。
かなりマニアックな旅館ですが、実はコアな温泉好きからも評価の高い宿。
杖温泉とも名乗っていますが、場所的には湯村温泉です。
弘法大師が起源なので、杖温泉なんだと思います。
旅館の前には立派な松があり、道路を挟むように旅館が建っています。二階部分で渡り廊下でつながっています。
ロビー。すぐに女将さんが出てきてくれました。
日帰り入浴料は1000円。
タオルはサービスで貸していただきました。
ピンクと黄色のタオル。二枚あるあたりが心遣いを感じます。
一枚はお風呂用、もう一枚は体拭き用に使えます。
出川哲朗の充電させてもらえませんか?にも出てたようです。
お風呂は渡り廊下で隣の建物へ向かいます。
女将さんはかなりフレンドリーで気さく。
「うちのお風呂はね38から39でぬるめなんです 出しっぱなしでもわっとするかもなので、窓を開けても大丈夫です」
渡り廊下から見た湯村温泉。
「晴れてたら、ここからチラッと富士山が見えるんですよ」と女将さん。
今日は曇で残念でしたー
ですが反対側には立派なお寺とお寺の庭。
立派な山門のこのお寺は塩澤寺(えんたくじ)。
この階段を降りればお風呂です。
お風呂入口。
脱衣所。中央には弘法大師が祀られています。
脱衣ロッカーには、花が置いてあります。センスがいいですね。
こちらがお風呂。露天風呂はありません。
女将さんの言うとおり、確かにちょっとサウナのようにモワッとしたので、窓を開けて入りました。
泉質はナトリウム-塩化物泉。いわゆる食塩泉です。
湯村温泉は、各旅館で源泉がバラバラ。基本的には含芒硝食塩泉が多いのですが、こちらは食塩泉です。
源泉は37度ほど。湯村温泉で一番温度の低い源泉です。
そして、お湯はすべて源泉かけ流し。
お湯は滝のような湯口からはどんどん投入され、並々と溢れていきます。
この温度は絶妙で、ぬるいという感じではなく、熱くもなく長湯できる温度です。普段ならササッとあがってしまう、気持ち良すぎてついついじっくり入ってしまいました。
源泉は湯村温泉ではなぜかここだけ、二酸化炭素ガスを100g近く含むため、じっくりお湯に浸かっていると、小さな気泡がびっしり体にくっついてきます。これはすごい。
温泉をじっくり堪能し、帰ろうとすると、
先程の女将さんが、引き止めてくれて、「お茶を出すのでこちらにどうぞ」
「早いですね みなさん、もっとゆっくり入ってるんですよ、なにかご予定でもあるんですか?」と女将さん。
私的には長湯だったんですが、皆さんもっと長いようです。
わざわざ冷たい麦茶とゆべしを持ってきてくれました。
テーブルに置いてあったこの本は、なんと弘法湯のお客さんが書いたものだそうで、その方がこちらの宿に置いていかれたそう。
二冊もあったので、少なくともコアな温泉マニアがバックに二人ついています。
掲載してもいいですか?と聞かれ、それっていくらで載せてもらえるんですか?と聞き返したそうな。もちろん無料で掲載されています。
弘法湯は源泉かけ流しで、炭酸を含む極上のぬる湯。
お湯が素晴らしいだけではなく、おもてなしも含めてすごいので、湯村温泉で一番オススメしたい旅館です。
まだまだあります 湯村温泉
【湯村温泉を入りつくせ!】日帰り入浴完全マスターガイド(温泉ソムリエのオススメ6選) - 大露天風呂の日記
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。
こちらは1131.mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物泉となります。旧泉質名では食塩泉。