大露天風呂の日記

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湯村温泉 旅館弘法湯 サービスがすばらしい!温泉マニアもこよなく愛する源泉かけ流し湯に日帰り入浴


旅館弘法湯

 
 

 

 

1.基本情報

 

 【日帰り入浴時間】

12:00〜15:00

【日帰り入浴料】

1000円

【タオル】

サービス

【露天風呂】  

なし

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1) 

【客室数】

13室

【公式HP】   

https://koubo-yu.com/

【個人的オススメ度】

★★★★★

 

 

2.住所・電話番号

 

 
 【住所】

山梨県甲府市湯村3-16-16

【電話番号】

055-252-5105

 

3.泉質


 
■源泉

地蔵温泉

■泉質   

ナトリウム-塩化物泉

(食塩泉)

■温度           

 37.5度 

■pH値

8.3

■成分総計  

1131mg

 

 

4.湯村温泉について

 


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湯村温泉山梨県甲府市にある温泉。同名の温泉が兵庫県にもそちらのほうが有名かもですが、山梨県では石和、下部に次ぐ大きな温泉です。甲府駅からは車で10分程度。県庁所在地の中心近くに温泉街があるのは、全国的にも珍しいです。


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歴史も古く808年に弘法大師が発見したと伝えられます。かつては志磨の湯と呼ばれ、武田信玄隠し湯として、信玄自らも躑躅ヶ崎館から訪れたといいます。


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皇室御用達の格式高い常磐ホテルを始め、小さなエリアに旅館が8件ほど密集しています。日帰り入浴にはとても寛容で、常磐ホテルを除くすべての旅館で可能です。

 

5.外観・館内・お風呂

 


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旅館弘法湯は湯村温泉の一番北側にある温泉。

かなりマニアックな旅館ですが、実はコアな温泉好きからも評価の高い宿。

 

杖温泉とも名乗っていますが、場所的には湯村温泉です。

弘法大師が起源なので、杖温泉なんだと思います。

 

旅館の前には立派な松があり、道路を挟むように旅館が建っています。二階部分で渡り廊下でつながっています。


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ロビー。すぐに女将さんが出てきてくれました。

日帰り入浴料は1000円。


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タオルはサービスで貸していただきました。

ピンクと黄色のタオル。二枚あるあたりが心遣いを感じます。

一枚はお風呂用、もう一枚は体拭き用に使えます。

 


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出川哲朗の充電させてもらえませんか?にも出てたようです。


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お風呂は渡り廊下で隣の建物へ向かいます。

女将さんはかなりフレンドリーで気さく。

 

「うちのお風呂はね38から39でぬるめなんです 出しっぱなしでもわっとするかもなので、窓を開けても大丈夫です」


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渡り廊下から見た湯村温泉

「晴れてたら、ここからチラッと富士山が見えるんですよ」と女将さん。

今日は曇で残念でしたー


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ですが反対側には立派なお寺とお寺の庭。

立派な山門のこのお寺は塩澤寺(えんたくじ)。

厄除地蔵で有名な湯村温泉のシンボルで、弘法大師開山の古刹。


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この階段を降りればお風呂です。


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お風呂入口。


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脱衣所。中央には弘法大師が祀られています。


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脱衣ロッカーには、花が置いてあります。センスがいいですね。


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こちらがお風呂。露天風呂はありません。


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女将さんの言うとおり、確かにちょっとサウナのようにモワッとしたので、窓を開けて入りました。


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泉質はナトリウム-塩化物泉。いわゆる食塩泉です。

湯村温泉は、各旅館で源泉がバラバラ。基本的には含芒硝食塩泉が多いのですが、こちらは食塩泉です。


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源泉は37度ほど。湯村温泉で一番温度の低い源泉です。

そして、お湯はすべて源泉かけ流し。

お湯は滝のような湯口からはどんどん投入され、並々と溢れていきます。


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この温度は絶妙で、ぬるいという感じではなく、熱くもなく長湯できる温度です。普段ならササッとあがってしまう、気持ち良すぎてついついじっくり入ってしまいました。


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源泉は湯村温泉ではなぜかここだけ、二酸化炭素ガスを100g近く含むため、じっくりお湯に浸かっていると、小さな気泡がびっしり体にくっついてきます。これはすごい。


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温泉をじっくり堪能し、帰ろうとすると、

先程の女将さんが、引き止めてくれて、「お茶を出すのでこちらにどうぞ」

「早いですね みなさん、もっとゆっくり入ってるんですよ、なにかご予定でもあるんですか?」と女将さん。

 

私的には長湯だったんですが、皆さんもっと長いようです。

 

わざわざ冷たい麦茶とゆべしを持ってきてくれました。


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テーブルに置いてあったこの本は、なんと弘法湯のお客さんが書いたものだそうで、その方がこちらの宿に置いていかれたそう。

 

二冊もあったので、少なくともコアな温泉マニアがバックに二人ついています。

 

掲載してもいいですか?と聞かれ、それっていくらで載せてもらえるんですか?と聞き返したそうな。もちろん無料で掲載されています。

 

 

弘法湯は源泉かけ流しで、炭酸を含む極上のぬる湯。

お湯が素晴らしいだけではなく、おもてなしも含めてすごいので、湯村温泉で一番オススメしたい旅館です。

 

 

まだまだあります 湯村温泉

 

【湯村温泉を入りつくせ!】日帰り入浴完全マスターガイド(温泉ソムリエのオススメ6選) - 大露天風呂の日記

 

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。

 

こちらは1131.mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物泉となります。旧泉質名では食塩泉。