大露天風呂の日記

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浦佐温泉 てじまや 鉄と塩を含む黄褐色の濁り湯に日帰り入浴

てじまや

 

 

 

1.基本情報

 

 【日帰り入浴時間】

14:00〜20:00

【日帰り入浴料】

600円

【タオル】

サービス(ロゴなし)

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】 

内湯露天(男1・女1)

【公式HP】   

なし

【個人的オススメ度】

★★★★☆

 

 

2.住所・電話番号


 【住所】

新潟県南魚沼市浦佐218-1

【電話番号】

025-777-2214

 

 

 

3.泉質


 
■源泉

孫助の湯

■泉質   

ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉

(含石膏食塩泉)

■温度           

 44.0度 

■pH値

不明

■成分総計  

2377mg

 

 

4.浦佐温泉について


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浦佐温泉は上越新幹線浦佐駅のすぐ近くにある温泉。

温泉のイメージの全くない浦佐ですが、2件の温泉旅館があり、いずれも日帰り入浴可能です。

 

 

5.外観・館内・お風呂

 


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てじまやは浦佐駅から徒歩10分ほどの場所にある温泉。


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鉄筋三階建ての比較的新しい建物の和風旅館です。


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宿の前には無料の足湯もあります。

若い女性2人組など、足湯には終始人がいて、なかなか人気そう。

この足湯は無料で開放されていて、宿泊客でなくとも利用することができます。

 

浦佐温泉というのは、私も最近まで知りませんでしたが、地図を見ていたら温泉マークを発見し、気になって行ってみることに。


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日帰り入浴には積極的。夜の20時まで入浴可能です。

こういう看板があると親切でいいですね。


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こちらがロビー。女将さんと常連さんと思われるお客さんでお話中。

「ボーナスが雀の涙ほどで」「雀の涙でももらえるだけいいじゃない」みたいな会話でした。

そんなわけで、おしゃべり中だったので、日帰り入浴をお願いする間もなく、お金を払い、無言でお釣りを受け取ります。

お風呂の場所の案内もなく。。。


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お風呂はロビー横の階段をあがり、中二階のような場所にありました。


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こちらが脱衣所。


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脱衣所にはなぜか水槽があり、大きめの熱帯魚が2匹。


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お風呂はこんな感じ。これは露天風呂ですが、内湯も大きめでした。

内湯は、シンクロのように足を折り曲げて、終始寝ているおじさんがいたので、写真はありません。

このおじさん、怖いくらいにずーと鼻歌を口ずさんでいました。

 

季節と場所柄、アブが多く、露天風呂はアブとの戦い。

先客の若者二人組みも、戦いの末、逃げるように内湯へ入ってきました。ドアは開けっ放しなので、なんと内湯にもアブが。。。


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お湯は新潟県では珍しい、黄褐色の温泉。

成分は2000mgを超え、見た目通りの濃い温泉です。

 

いかにも鉄泉らしいお湯ですが、鉄分は4mgほどで、鉄泉の基準値である20mgには遠く及びません。ですが、鉄の味を感じ、キシキシ感のとるお湯。お湯はちょっとぬるめくらいの絶妙な温度で気持ちいいです。

 

泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。旧泉質名に直すと含石膏食塩泉。食塩を含むため、しょっぱさも感じます。

 

浦佐温泉は完全にノーマークでしたが、こんなにも特徴のある素晴らしいお湯であったことに驚きです。

 

ちなみに隣のたもん荘は源泉が異なり、新浦佐温泉という源泉を使用。

こちらはアルカリ性単純温泉で全く泉質が異なります。

 

てじまやは泉質の良さからさ、スキンヘッドのお兄さんや、真っ赤に日焼けしたお兄さんなど日帰り入浴のお客さんが続々とやってきていました。

このあたりは越後駒ヶ岳や八海山など、登山のメッカでもあるため、アクティビティ後の利用も多いのかも。

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは2377mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンと硫酸イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉となります。旧泉質名では含石膏食塩泉。