大露天風呂の日記

旅館好きの温泉ソムリエのブログ 各温泉の日帰り入浴情報を全旅館紹介します

中ノ沢温泉 ボナリの森 圧倒的湯量の酸性泉に日帰り入浴

ボナリの森

日帰り入浴時間 11:00〜15:00
日帰り入浴料金 700円
露天風呂    あり
お風呂の数   内湯露天(男1・女1)    

タオル     100円(ロゴあり)

 

源泉  沼尻元湯

泉質  酸性・含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉

    (含硫化水素酸性明礬緑礬泉)

温度          68.3度

成分総計 2761mg      pH2.13

 

 


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中ノ沢温泉は毎分1万3400リットルという日本一の湧出量を誇る上流の沼尻元湯からの引湯です。山深い奥地にあった沼尻元湯から1885年にこの地に引湯され、温泉街を形成しました。沼尻スキー場も近く、冬期はスキー客でも賑わいます。


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現在は9件の旅館があり、全ての旅館で日帰り入浴可能です。

中ノ沢温泉は徒歩圏内の道路沿いに旅館が並ぶため、旅館をはしごして入浴するのも簡単です。


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ボナリの森は中ノ沢温泉街から少し離れた所にあるホテル。

中ノ沢温泉では珍しい大型ホテルです。

 

昔はリゾート・インぼなりという名前でしたが、2019年に蔵王温泉を中心に展開する高見屋グループに譲渡され、ボナリの森に変わりました。ボナリは近くの母成峠のことで、戊辰戦争の激戦地。


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フロントへの近道。


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ロビー。ホテルだけあってキレイです。入浴料は700円。


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タオルは100円で、ボナリの森ではなく高見屋グループのロゴ。

 

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日帰り入浴はロビー横の下足ロッカーに靴を入れてスリッパとチェンジ。


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さすが高見屋。廊下もキレイに改修されているようです。


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浴室入口。食堂のような感じの広いスペース。


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脱衣所。


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ドライヤーあり。


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風呂あがりのお水。


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広い内湯。中ノ沢温泉で唯一サウナもあります。


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手前はぬるめの湯。


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奥が熱め。


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カランもたくさんあります。シャンプー、ボディソープ類完備。

 

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湯口からはものすごい量のお湯が投入。

お湯はかなり酸っぱく、後味は金属の味です。


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露天風呂。独特の湯船の形。もう一つのかわせみの湯のほうが露天風呂は広いのですが、この日は男性がこちらのやませみの湯。


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泉質は酸性・含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉。

pH2.13の強酸性の湯。


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中ノ沢温泉は上流の沼尻元湯からの引湯。

源泉は1本のみですが、毎分1万リットルを超える莫大な湯量を誇ります。

 

 

 

 

【温泉分析書のみかた】

特筆すべきは水素イオンで、1mg以上で酸性泉となりますが、ここは7.9mgもあります。また総硫黄(分析書の硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)が2mg以上で硫黄泉ですが、こちらは100mg以上と圧倒的。そのほんとが遊離硫化水素ですので、硫化水素型の硫黄泉となります。以上から温泉名の頭には特殊成分として酸性・含硫黄とつき、最後に(硫化水素型)とつきます。

 

成分総計が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。陽イオンはカルシウムとアルミニウム、陰イオンは硫酸イオンと塩化物イオンが20%を超えるので、カルシウム・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉となります。

合体して、酸性・含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)です。

 

ちなみに2014年まではアルミニウムを100mg以上含む温泉を含アルミニウム泉として区分していました。沼尻元湯は78mgで惜しい数字!

 

また、旧泉質名では鉄イオンと硫酸イオン双方を含むと緑礬泉(りょくばんせん)と呼ばれ、アルミニウムと硫酸イオン双方を含むと明礬泉(みょうばんせん)と呼ばれていました。沼尻元湯はどちらも満たし、含硫黄酸性明礬緑礬泉となります。

 

長くなりましたがそれだけ面白くて特徴のあるお湯。

 

ボナリの森は中ノ沢温泉唯一のホテルということもあり、日帰り入浴客もひっきりなしに訪れます。

逆にここと花見屋旅館意外は結構空いています。

 

混み合いますが、700円でサウナも入れるのはお得。