大露天風呂の日記

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水上温泉 源泉湯の宿松乃井 大庭園のお風呂パラダイスに日帰り入浴

源泉湯の宿松乃井

 

 


 
 

1.基本情報
 

 【日帰り入浴時間】

12:00〜15:00

【日帰り入浴料金】

2500円

【タオル】

バスタオル・フェイスタオル付き

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】 

内湯露天(男1・女1)

庭園露天(男1・女1・男女入替1)

【客室数】   

232 室

【公式HP】   

https://www.matsunoi.com/

【個人的オススメ度】

★★★★☆

 

 

2.住所・電話番号

 

 【住所】

群馬県利根郡みなかみ町湯原551

【電話番号】

0278-72-3200

 

 

3.泉質

 

■源泉

松の湯

■泉質   

アルカリ性単純温泉

■温度           

 41.5度 

■pH値

8.6

■成分総計  

290mg

 

 

4.水上温泉について

 


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水上温泉谷川岳の麓に位置する温泉。群馬県でも指折りの知名度で、利根川沿いに大型旅館が立ち並びます。室町時代に発見されたと言われ、かつては湯原温泉と呼ばれていました。 

 

昭和初期の上越線開通までは質素な宿のみの小さな温泉だったようですが、新幹線や関越道の開通などで、交通アクセスが格段に向上し、関東の奥座敷として栄えましたが、バブル崩壊後、多くの大型ホテルが経営不振に陥り、現在営業している旅館は10件程度。

 

昭和の面影を色濃く残す温泉街は廃墟も目立ちます。一部の高級旅館を除き、日帰り入浴には比較的寛容です。

 

5.外観・館内・お風呂

 


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源泉湯の宿松乃井は水上温泉で最大の超大型旅館。

利根川沿いに並ぶ5つの建物は全て松乃井で、客室数は250を超えます。5つの建物は左から瑞天楼、瑞鳳楼、瑞泉楼、瑞光楼、瑞雲楼という名前。名前の統一感はあるのですが、建物の見た目は全く統一感がなく、一つの街のようにも見える特徴的な旅館。


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入口から見た松乃井。大型旅館らしく広大な駐車場を備えますが、土曜日のお昼なのに駐車場はガラ空き。

日帰り入浴は12時からで、ちょっと前に来たのですが、それにしても空きすぎです。


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一番奥が玄関。松乃井という名前らしく随所に松が植えられていました。


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玄関前には人口の川が流れ、スケールのデカさを実感。


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こちらがロビー。広いですが、割とシンプルで豪華旅館によくある派手な装飾や立派な照明などはありません。

 

日帰り入浴料金ですが、こちらの旅館は超高いのです!

なんと驚きの2500円。貸切風呂でもないのにこの値段はかなり強気。この規模の旅館で、日帰り入浴客が他にいなかったのは絶対に値段のせいだと思います。


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値段が値段なので、当然バスタオルもフェイスタオルもカゴまでつきす。


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受付でお風呂の案内をされるのですが。

ひっ 広い。。5つの客室棟は全部繋がっているのですが、この案内図だけを見るとまるで迷路。

 

お風呂は全部で3箇所あり、日帰り入浴時間帯は男性は大浴場と大露天風呂の二箇所、女性はその他にもう一箇所庭園露天風呂に入れます。


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大露天風呂がメインと踏んだ私は、まずはそちらに向かいます。


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露天風呂は松乃井の名物、大庭園のお風呂ゾーンにあります。

途中こんな感じちらっと見えます。

お風呂も流石のスケールです。


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駐車場から見えた赤い建物の瑞雲楼のエレベーターでG階へ。


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G階へ到着。左は食事処になっていて、お風呂は右。


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庭園のお風呂ゾーン一体は湯めぐり回廊と名付けられています。

日帰り入浴開始は12時からですが、ちょっと前に来たので、ギリギリ掃除中。「天気がいいから露天風呂のほうがいいわよねえ」と掃除のおばちゃんといろいろとお話しながらソファーで待ちます。


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大露天風呂は男湯と女湯の2つに別れますが、男湯はこんな感じの趣ある回廊を周り込みます。新緑がほんとにまぶしいです。

この廊下、山奥の秘湯に来たような気分になり、なんだかワクワク。


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とすると、出ました大露天風呂。

巨大な木造の湯小屋が表れます。

 


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お風呂入口。


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脱衣所。


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かごの中に入っていたタオルを出してみると、ぬくもりタオルと書かれています。立派な刺繍のロゴ入のふわふわのタオル。

さすが2500円の入浴料だけあります。


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こちらが大露天風呂ですが、これはすごい。


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まずはデカさ。これだけの広さの露天風呂を覆うように立派な木造の湯小屋が建てられています。


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大露天風呂の周囲はちょっとした林になっていて、新緑がまぶしく、時折、露天風呂に吹き込む風がなんとも気持ち良い。

露天風呂の奥は池になっていました。


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泉質はアルカリ性単純温泉

松乃井は自家源泉で、3本の井戸から湧き出す豊富な源泉を使用しているそう。これだけの規模なので循環ろ過ではありますが、「生温泉」と題して、源泉からお風呂までは一切空気に触れさせずにお湯を入れているそうです。

 


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洗面台も解放的な造り。


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ちょっと奥に目をやると、なんと露天風呂がもう一つ。


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こちらは新緑の真下に造られた岩風呂。

 

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庭園に作られた小さな滝を拝みながら入浴できます。


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頭上には溢れんばかりの新緑で、最高の露天風呂です。

2500円のバリアで、ここも結局誰にも会わず、これだけ広い露天風呂を独り占め。


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露天風呂を堪能し、お次は大浴場へ。

大浴場はロビーのちょっと奥の瑞泉楼1階。

湯めぐり回廊を通って、ひとまずロビーへ向かうことに。


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この湯めぐり回廊には貸切風呂が2つと、日帰り入浴時間は女性用の庭園露天風呂があります。


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ロビーへ戻り、ちょっと進むと瑞泉楼。


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階段を降りるとすぐに大浴場です。


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アイスの自販機も並ぶ湯上がりスペース。


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こちらが大浴場入口。


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広い脱衣所。


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露天風呂がメインで、大浴場はおまけ程度にしか思っていなかったのですが、とんでもない。こちらもなかなかいいお風呂。

大浴場は全体的に浅めの浴槽。


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しっかりと露天風呂もついています。細長い方の大きな露天風呂。

こちらも浅めの浴槽でした。


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そしてこの大浴場、ナッピングルームという低温サウナまでありました。


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室内は50度前後に保たれていて、サウナほど熱くはありません。

ゆったりと寝そべれば、ジワジワと汗をかくくらいの温度。

この絶妙な温度は睡眠にピッタリ。

おまけに大浴場にも誰にもいなかったため、ここも独占。

正直これなら、2500円払っても全然いいです。

 

低温サウナだけではなく、普通のサウナもちゃんとありました。

誰も来なかったので心ゆくまで寝たあとは、


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ぬる湯の源泉が注がれた冷温浴槽。

ぬる湯というか冷たいので、低温サウナに入ったくらいではつかれませんでしたが、源泉を堪能できるのは高評価。

 

館内が広大で、お風呂や低温サウナも気に入ってしまい、私にしては珍しく、結局1時間以上も滞在していました。ですが、本当に誰にも会いませんでした。このクラスの風呂と設備なら、日帰り入浴客でごった返しても不思議ではないのですが、やはり値段の高さのせいなのかも。

 

個人的には、事実上貸切でこれだけのお風呂を楽しめるなら、2500円は高くないと思いました。

 

 

まだまだあります 水上温泉

 

【水上温泉】日帰り入浴完全マスターガイド(温泉ソムリエのオススメ6選) - 大露天風呂の日記

 

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【湯の小屋温泉を入りつくせ!】日帰り入浴完全マスターガイド(温泉ソムリエのオススメ4選) - 大露天風呂の日記

 

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。

こちらは290mgのため、単純温泉です。  

 

またpHが8.5以上でアルカリ性とつきますが、こちらはpH8.6なので、アルカリ性単純温泉となります。