高野旅館
1.入浴時間・料金・混雑度
〇日帰り入浴時間 昼前後(要確認)
〇日帰り入浴料金 550円
〇露天風呂 あり
〇お風呂の数 露天(男1・女1)
内湯(男1・女1)
〇タオル 100円(ロゴあり)
〇公式HP なし
〇混雑度 ほとんど誰にも会わない
2.場所・電話番号
〇住所 栃木県日光市湯西川1308-1
〇電話番号 0288-98-0160
3.泉質
■源泉 不明
■温度 59.0度 pH 8.86
■成分総計 344mg
4.湯西川温泉について
湯西川(ゆにしがわ)温泉は800年以上の歴史を持つ由緒正しき温泉。
栃木県内でもかなりの山奥にある温泉ですが、壇ノ浦の戦いで敗れた平家がこの地に逃れて、温泉を発見したとされています。そんなわけで、湯西川温泉は今でも平家直孫が経営する旅館もあり、平家推しがすごいのが特徴。旅館名も平高房や清盛などドストレートなものも。
夕食は囲炉裏を囲み、昔ながらの落人の伝統料理がウリです。
湯西川温泉にはかつて平家の直系子孫が経営する二大旅館がありました。ひとつは湯西川温泉最大だった伴久ホテルと、もう一つは老舗の雰囲気を残す本家伴久旅館です。伴とは平家の子孫の名字だそうです。伴久ホテルは東日本大震災の煽りを受けて倒産し、今は名前が変わりました。
栃木県内ではちょっと高級なイメージのある温泉で、
日帰り入浴には極めてケチ。ほとんどの旅館で日帰り入浴不可。
主要な旅館は全て不可で、ちょっとマニアックな旅館4件のみ日帰り入浴可能です。
5.外観・館内・お風呂
高野旅館は湯西川温泉でも一番奥まった所にある旅館。誰がどう見ても「たかの旅館」ですが、実は「こうや旅館」と読む難読宿。
渋い名前の割に建物はロッジ風の見た目です。
湯西川温泉でもかなりマニアックな旅館で、知っている人はそういないと思います。
旅館の壁にはご丁寧にひらがながふってあります。
皆さん「たかの旅館」って読むのでしょう。
旅館の玄関。
帳場。民家のようなサイズ感と雑多感のあるロビーです。
「すみませ〜ん」と何回か呼んでみましたが、反応が一向にありません。。事前に電話確認をして、昼頃ならオッケイと言われていたため、諦めずに10回くらい呼び続けてみましたが出ず。
さすがに諦めて帰ろうかと思いましたが、ちょうど宿のおばあちゃんが玄関から入ってきました。外出していたようです。
入浴をお願いすると快くオッケイ。入浴料は500円。
タオルは100円。袋と歯ブラシ付きで100円は安いです。
お風呂はロビーから右の廊下を進みます。途中に内湯があり、突き当りが露天風呂になっています。このときは誰もいなかったので、女湯の露天風呂も入っていいとのこと。ありがたい。
まずは男湯の露天風呂から。
脱衣所は意外にもピカピカ。
ドライヤーはありました。
さっそくお風呂へ。
ドアを開けるといきなり露天風呂
。真冬だったからか、雪よけの蚊帳のようなネットがはられていて、半露天のような雰囲気になっています。
露天風呂ですが、シャワーやシャンプー、ボディソープもあるので、わざわざ内湯に行かずとも済みます。
お湯は絶えずオーバーフロー。鮮度のいいお湯です。
泉質はアルカリ性単純温泉。ぬるぬるするほどではなく、無味無臭です。湯西川温泉は源泉温度が比較的高めなので、お湯はピリっと熱い。冬なのでちょうどいいです。白い成分はおそらく重曹。
続いて女湯の露天風呂。入っていいとは言われるも、やはり入るのはちょっと抵抗あります。
脱衣所は男湯とほぼ同じ。
露天風呂も微妙に形は違いますが、男湯とほぼ同じです。こちらもネットがはられています。
女湯も露天風呂にシャワー、シャンプー類があります。
成分はかなり薄めですが、温泉成分がちゃんと付着しています。
露天風呂に2つも入り、大分満足なのですが、温泉ソムリエとして、内湯を見逃すわけにはいきません。
素早く着替えて内湯へ。
脱衣所は、かごも少なくドライヤーもありません。露天風呂のほうがメインのお風呂という位置づけのようです。
普通は逆だと思うのですが。
内湯は湯気がすごく、何なのかよくわかりませんが岩風呂になっています。
露天風呂よりもちょっと熱め。こちらもオーバーフローがすごい。
シャワーやシャンプー、ボディソープあり。
内湯のドアを開けっぱなしにすると、火災報知器が鳴るようです。。ええっ。。
気をつけましょう。
ちなみに女性用の内湯はかなり小さめで、二人も入ればいっぱいの大きさでした。
日帰り入浴時間は昼頃ならオッケイという感じでアバウトなので、事前に電話で確認してから来るのがよいと思います。500円で3箇所も入れるなんて安い。
高野旅館は湯西川温泉の中心から離れているため、静かな雰囲気の旅館です。日帰り入浴時間はアバウトな反面、融通が効くと思います。
まだまだあります 湯西川温泉
【湯西川温泉】日帰り入浴完全マスターガイド(温泉ソムリエのオススメ4選) - 大露天風呂の日記
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。
こちらは344mgとかなり薄いため、単純温泉です。
PHが8.5以上でアルカリ性とつきますが、こちらはpH9.0のため、
単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、もし1000mgを超えていれば、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉になる温泉。旧泉質名では含食塩重曹泉となる温泉です。