高野旅館
日帰り入浴時間 昼前後(要確認)
日帰り入浴料金 550円
露天風呂 あり
お風呂の数 露天(男1・女1)
内湯(男1・女1)
タオル 100円(ロゴあり)
源泉 不明
温度 59.0度 pH 8.86
成分総計 344mg
湯西川温泉(ゆにしがわ)はまさに秘湯と呼ぶにふさわしい深い山間に湧く温泉です。湯西川ダムの建設に伴い整備された高規格道路のおかげで今ではアクセスがかなり良くなりました。
壇ノ浦の戦いで敗れた平家がこの地に逃れてきたとされ、温泉も落人によって発見されたそうです。湯西川温泉の旅館は平家落人伝説にちなんだところ多く、往時の雰囲気を味わえます。
湯西川温泉にはかつて平家の直系子孫が経営する名前のまぎらわしい旅館が2軒ありました。一つは湯西川で最大規模を誇った伴久ホテルと、もう一つは老舗の雰囲気を残す本家伴久旅館です。伴とは平家の子孫の名字だそうです。伴久ホテルは東日本大震災の煽りを受けて倒産し、今では経営が代わり名前も変わりました。驕れる人も久しからず。。。
本家伴久旅館は今尚湯西川温泉の人気旅館として有名です。(日帰り入浴NG)
高野旅館は湯西川温泉の奥まった所にある旅館。たかの旅館かと思いきや「こうや旅館」でした。
建物はロッジ風の見た目です。
ひらがながふってあります。皆さんたかの旅館って読むのでしょう。
旅館の玄関。
受付です。何回か読んでみましたが反応が一向にありません。。
諦めて帰ろうかと思いましたが、ちょうど宿の方が玄関から入ってきてので入浴をお願いすると快くオッケイ。入浴料は500円。
タオルは100円。袋と歯ブラシ付きで100円は安い!
お風呂はロビーから右の廊下を進みます。途中に内湯があり、突き当りが露天風呂になっています。このときは誰もいなかったので、女湯の露天風呂も入っていいとのこと。ありがたい。
まずは男湯の露天風呂から。
脱衣所。ドライヤーあり。
露天風呂。蚊帳のようなネットがはられていて、半露天のような雰囲気。
露天風呂ですがシャワーやシャンプー、ボディソープもちゃんとありました。
お湯は絶えずオーバーフロー。鮮度のいいお湯です。
泉質はアルカリ性単純温泉。ぬるぬるするほどではなく、無味無臭です。湯西川温泉は源泉温度が比較的高めなので、お湯はピリっと熱い。冬なのでちょうどいいです。白い成分はおそらく重曹。
続いて女湯の露天風呂。やはり入るのはちょっと抵抗あります。
脱衣所は男湯とほぼ同じ。
露天風呂も微妙に形は違いますが、男湯とほぼ同じです。こちらもネットがはられています。
女湯も露天風呂なのにシャワー、シャンプー類があります。
成分はかなり薄めですが、温泉成分がちゃんと付着しています。
続いて内湯。かごも少なくドライヤーもありません。露天風呂のほうがメインのお風呂という位置づけのようです。
内湯は湯気がすごく何なのかよくわかりませんが岩風呂になっています。
露天風呂よりもちょっと熱め。こちらもオーバーフローがすごい。
シャワーやシャンプー、ボディソープあり。
内湯のドアを開けっぱなしにすると、火災報知器が鳴るようです。。ええっ。。
気をつけましょう。
ちなみに女性用の内湯はかなり小さめで、二人も入ればいっぱいの大きさでした。
泉質はアルカリ性単純温泉。成分は344gと少ないですが、風呂上がりは驚くほどさらさらになります。湯西川温泉はわずかに硫黄含み、ほんのりゆでたまご臭がするところが多いですが、ここは含んでいない(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素がすべてゼロ)ため、臭いもありません。
日帰り入浴時間は昼頃ならオッケイという感じでアバウトなので、事前に電話で確認してから来るのがよいと思います。500円で3箇所も入れるなんて安い。