花と華
基本情報
【日帰り入浴時間】
14:00〜16:30
【日帰り入浴料】
1150円
【タオル】
フェイスタオル込み
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯露天(男1・女1)
【客室数】
76室
【公式HP】
https://www.yunishigawa.co.jp/
【個人的オススメ度】
★★★☆☆
住所・電話番号
【住所】
栃木県日光市湯西川601
【電話番号】
0288-98-0321
湯西川を代表する大型和風旅館
花と華は湯西川温泉でも有名な旅館。
湯西川温泉では、ホテル湯西川(昔の伴久ホテル)に次ぐ規模を誇ります。
正式名称は「彩り湯かしき花と華」という雅極まりない名前です。
かつては、湯西川国際観光ホテルと名乗っていました。
入口にはたいそう立派な長屋門があります。
日帰り入浴できなさそうなオーラが漂いますが、
花と華は湯西川温泉の主要旅館で唯一日帰り入浴可能です。
湯西川温泉はとにかく日帰り入浴に厳しい。
名の知れた旅館はことごとく不可なので、とても貴重な存在。
花と華もコロナ禍以降、長らく日帰り入浴を休止していましたが、つい最近再開したようです。
建物は純和風の大型旅館という感じ。
外観は湯西川温泉で最も立派です。
旅館は広大な雑木林の敷地内にあります。
演出がすごい!平安時代を感じる館内
玄関に入ると長いエントラス。
ずらっと両側に紙燭風の照明が並んでいます。
湯西川温泉は平家の落人が住んだと言われ、平家直孫の由緒正しき宿もあります。そんなわけで、平安時代の雰囲気を売りにした旅館も多いのが特徴。
この照明は、人感センサーに反応して点灯するという憎い仕掛け。
奥へ進むに連れて次々に点灯していきます。
まるで将軍にでもなったかのような気分。
初めて訪れると結構感動します。
途中に飲泉所が設けられています。
湯西川温泉で飲泉所があるのはここのみ。
ほんのりと硫黄のお味。硫黄はかすかなので、まずくはありません。
体に良さそうな感じ。
こちらは華胥の湯という自家源泉で、他の湯西川の源泉とは異なります。
ちなみに華胥(かしょ)とは、字面的に雅な意味かと思ったら、
「昼寝」という意味らしい。
玄関アプローチの終点。
左に重厚な門があります。
この門は自動ドアですが、二重の扉になっていて、
ガラガラとうやうやしくオープンします。
この演出もなかなかかっこいいです。
ロビー。
フロント。日帰り入浴は1150円。
フェイスタオルは料金に含まれています。バッチリロゴ入り。
ラウンジも豪華です。
平安時代らしく几帳も飾ってありました。
ロビーは2階に位置します。大浴場はエレベーターで一階へ。
一階に到着。
湯上り処。尾形光琳の屏風のような燕子花図。
めっちゃ豪華な雰囲気です。
ちなみに湯上り処の上は先程のラウンジ。
エレベーターでなくとも、ラウンジと階段で繋がっていました。
日帰り入浴は5箇所のうち1箇所のみ
大浴場入口。
お風呂は男女別の大浴場や露天風呂が4箇所、
男女入替えの露天風呂が1箇所でなんと計5箇所もあります。
日帰り入浴は、そのうちの1箇所である「川風と湯けむり」というお風呂です。
全て入りたい場合は、宿泊するしかありません。
広い脱衣所。
よく見るとカゴにはひとつひとつ山の名前が。
しかも全部栃木の山でした。
これだけの数のカゴによく名前をつけたもんです。
こちらが大浴場。湯西川の渓流を望む大きなお風呂です。
サウナも併設。
pHは9.4と強アルカリ性の温泉です。
ヌルヌル感はありませんでした。
硫黄分を0.5mg含むため、わずかにたまご臭がします。
成分総計は255mgとかなり薄い温泉。無味無臭で特徴は弱め。
内湯は「かけ流し・循環併用」と書いてありました。
どっちなんでしょう?
こちらが露天風呂。こちらも渓流を望む眺めの良いお風呂です。
露天風呂は源泉かけ流し。ただし、塩素消毒はありです。
露天風呂はちょっと熱めでした。
露天風呂からの景色はこんな感じ。眼下には湯西川。
湯上り処には華胥の霊泉という湧き水をいただくことができます。
敷地内から湧き出しているそう。
こちらが華胥の霊泉です。
中庭は散策できるようになっています。
花と華は湯西川温泉で日帰り入浴できる貴重な旅館。
主要旅館ともなればここだけです。
日帰り入浴できそうな雰囲気がないので、入浴客で混み合うこともなく、誰にも会わずに満喫できました。
温泉分析書 アルカリ性の単純温泉