祝い宿寿庵
基本情報
【日帰り入浴時間】
14:00〜17:00
【日帰り入浴料】
1400円
【タオル】
バスタオル・フェイスタオル込み
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯露天(男1・女1)
【客室数】
24室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★☆☆
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0288-78-1101
泉質
■源泉
薬師の湯3号
■泉質
■温度
44.0度
■pH値
pH7.6
■成分総計
372mg
栃木県 川治温泉ってこんなところ
川治温泉は鬼怒川温泉の上流に位置する温泉です。温泉の歴史は意外と新しく江戸時代の1718年。この地を襲った洪水で集落が水没し、水が引いた後に温泉が湧いているのが発見されたそうです。
比較的大型の旅館が多かった川治温泉ですが、旅館のほとんどは廃業するか名前が変わり、昔から変わらず営業している旅館は数軒しかありません。
日帰り入浴にも寛容ではなく、入浴可能な宿は2件のみです。
和モダンな高級和風旅館にリニューアル
祝い宿寿庵(じゅあん)は川治温泉の中心部にある旅館。
もともとはお宿東山閣という旅館でした。
潰れた訳ではなく、2013年に大規模改装。
名前を変えてリニューアルオープンしました。
国道に看板がありますので、こちらを右折。
するとこんな感じの杉林と駐車できるスペース。
日帰り入浴の場合はここに駐車して、少し歩きます。
ここを進むと玄関ですが、急に秘湯のような雰囲気になってびっくり。夜だとちょっと怖いかも。
途中、竹林の中に神社があります。
玄関に到着。
寿庵は日帰り入浴に関する情報が全然ない。
ダメ元で試しに電話したところ、「日によってお受けできる時もあります」とのこと。
「今日はやってますか?」と聞いてみると、「本日はお受けできます」とのこと。
土曜日などの休前日はダメな感じですが、日曜日はオッケイでした。
電話対応は、日帰り入浴客にもとても丁寧で好感が持てます。
どうやら社長さんのようでした。
めちゃくちゃ高そうな雰囲気。
こちらは宿泊すれば2万円は超える高級旅館です。
日帰り入浴オッケイの旅館には到底見えません。
リニューアルされていますが、外観はそんなに変わっていないので、
玄関周りだけが異常に立派。
館内に入ってみると。すっ すげえ。
鶴が舞う金屏風のような絵が飛び込んできます。
祝の宿というだけあって、いきなり縁起がよさそうな演出。
ロビーもすごい。和とモダンが調和した空間。
いかにも高級旅館という感じで、ちょっと恐縮しちゃいます。
女将さんと、若いお兄さんのスタッフさんが受付。
電話でオッケイはもらっているものの、雰囲気的に断られるんじゃないかという一抹の不安が。
恐る恐る日帰り入浴をお願いすると、問題なく受付けてくれました。
日帰り入浴は1400円。
大浴場は先程のロビーからすぐ。
タオルとフェイスタオルはお風呂の前に置いてあり、自由に使えます。
男湯は「入り鉄砲」、女湯は「出女」という名前。
関所ですね。
川治温泉の水で作った水素水。
お味は普通のお水でした。
清潔感あふれる脱衣所。
カラフルな壁の色もおしゃれです。
洗面台も高級感あります。
格天井のハイセンスな大浴場
大浴場。天井は格天井で、ここも和モダンな雰囲気。
浴槽は2つあり、右の大きな湯船の方が熱め。
見上げるとこんな感じ。さすがは高級旅館という感じの豪華な作り。
竹林の中の棚段露天風呂
続いて露天風呂。
そんなに期待していませんでしたが、予想以上に良さげなお風呂。
竹林の中に二段の湯船があります。
上段と下段では温度差がかなりあります。
上段は熱め、下段はかなりぬるめでした。
個人的にはぬるめが好きなので、下段側にずっと入浴。
ただ、ちょっと落ち葉などが多かったのが気になりました。
ちなみに川治温泉は源泉が少しぬるめです。
ここは源泉そのままのぬるさではないのが少し残念。
泉質は単純温泉。
成分総計は372mgと比較的薄めの温泉のため、特徴は弱いですが、
その分肌に優しい温泉です。
循環消毒ありですが、塩素臭はあまりせず。
古くから火傷は鬼怒川、傷は川治と言われ、切り傷や皮膚病などに効能があります。
祝い宿寿庵は川治温泉でも有数の高級旅館。
日帰り入浴可能なことはあまり知られていないため、かなり空いています。日曜日の14時半頃に訪れましたが、宿泊客もまだチェックインしておらず、のんびりと誰にも会わずに入浴できました。
温泉分析書 特徴弱めの単純温泉
溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。
こちらは400mgとかなり薄いため、単純温泉です。
単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、もし1000mgを超えていれば、ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉になる温泉。食塩と芒硝が主成分です。