大露天風呂の日記

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鬼怒川温泉 ホテル大滝 オシャレすぎる蔵のお風呂に日帰り入浴

ホテル大滝

 

 

 

入浴時間・料金・混雑度
 

○日帰り入浴時間 16:00〜22:00
○日帰り入浴料金 700円
○露天風呂    あり
○お風呂の数   内湯露天(男1・女1)

○客室数     35室

○タオル     フェイスタオル込み

○公式HP     https://hpdsp.jp/hotel-otaki/

○混雑度     お風呂で会った人数 1人

○個人的オススメ度 ★★★★☆

 

場所・電話番号

 

 〇住所 栃木県日光市鬼怒川温泉滝155-1

〇電話番号   0288-77-3355

 

 

 

泉質

 
■源泉    鬼怒川・川治観光開発1・2号源泉

       小原沢市有源泉混合泉

■泉質    アルカリ性単純温泉

■温度               50.2度

■成分総計  232mg     pH9.0

 

 

鬼怒川温泉ってこんなところ


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鬼怒川温泉は言わずと知れた栃木を代表する巨大温泉地。


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熱海、箱根と並び東京の奥座敷と称され、超大型ホテルや旅館が鬼怒川の渓谷沿いに林立し、日本有数の収容力を誇ります。

温泉の歴史は意外と浅く、江戸時代の1691年に沼尾重兵衛という方が、鬼怒川の右岸に源泉を発見したことからと言われています。なので東照宮が完成した当時はまだ鬼怒川温泉はなかったことになります。

その後、鬼怒川温泉は幕府の直轄となり、東照宮に参拝する大名や僧侶など身分の高い限られた人しか浸かることの許されない、由緒正しき温泉でした。庶民が鬼怒川温泉に入れるようになったのは

明治時代から。

当時は鬼怒川温泉ではなく滝温泉や麻屋温泉などと呼ばれていました。

火傷に特によく効くとされ、隣接する川治温泉と合わせて、傷は川治、火傷は滝(鬼怒川温泉)と呼ばれていたそうです。

1927年には東京と結ぶ鉄道が開通し、1960年代頃から大型ホテルやレジャー施設の開発が進み、現在のような巨大な温泉街となりました。団体旅行が主流だったバブル当時は大いに栄えましたが、最近は廃虚ホテル群でも名が知れるほど廃業した旅館やホテルも多いです。

とはいっても、現在でも多くのホテルや旅館が林立しにぎやなか温泉街となっています。

 

国道沿いの高層旅館です

 


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ホテル大滝は鬼怒川温泉の中心から少し外れた国道121号線のバイパス沿いにある純和風なホテル。ちょうど鬼怒川有料道路の出口付近にあります。大きく見えますが、鬼怒川温泉ではこれでも小さい方。


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蔵風の玄関エントランス。

ホテル大滝は素泊まり専門で、ビジネスリゾートホテルという名前で売っています。

 

夜遅くまで日帰り入浴可能


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ロビー。館内は畳敷きです。入浴料は700円。

日帰り入浴時間は16時からで鬼怒川温泉では一番遅い受付時間。 ですが、夜は22時までとかなり長めに受け付けてくれるので、夜遅くの日帰り入浴にも重宝します。鬼怒川温泉の他のホテルは遅くても20時くらいまでです。


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フェイスタオルは入浴料に含まれます。

ロビーにフリースタイルで置いてありますが、どうみてもおしぼり笑

隣りに米俵を置くあたりもセンスを感じます。

 

ボードゲームたくさんあります


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ホテル大滝はパット見普通のホテルかと思っていましたが、所々に面白いものがあって飽きません。さすが、鬼怒川温泉で生き残ってきただけあります。

これはボードゲームの貸出。一晩500円で借りられますが、飽きたら他のボードゲームに乗り換えてもいいそうです。なので、やろうと思えば500円で全部遊べちゃいます。カタンカルカソンヌなどの有名所の他、今や手に入りにくいアグリコラなんかもありました。


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ロビーをちょっと進むとまるで図書館のような一角が。

文庫本や絵本の他、大量のマンガ本も取り揃えてあります。

ボードゲームに図書館にこんだけあれば、夜は寝れなそうです。


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お風呂は建物の外に、離れのような感じあります。

まずは1階廊下を突き進みます。


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このドアを開けると外に通じます。


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とするとこんな感じのエリアに出ます。ここは今は使っていない屋外用の食事処のようでした。


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正面と右の建物も食事処のようです。お風呂棟は左側。

 

離れにある蔵造りのお風呂


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この黒い建物が蔵乃湯があるお風呂棟。かなり新しそうです。

 


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お風呂入り口。


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何も書いてませんが、正面のドアを開けるのトイレ。

右のドアがお風呂です。


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ピッカピカの脱衣所。木の香りが充満するまさに新築といった感じの建物。


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こちらがお風呂。思わず「おおっ」と言いたくなるような広い空間。蔵を意識したお風呂は天井がかなり高くなっています。 このお風呂の感じは岐阜県長良川温泉の十八楼にも似ています。


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なまこ壁のような黒壁が蔵感を演出。照明もオシャレです。

緻密に設計さへているようで、お湯はどこから投入されているのかわからず、全く音がしません。

まさに静寂の空間。


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カランは蔵感を邪魔しないよう脇に設けられています。


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泉質はアルカリ性単純温泉。循環ろ過のため温泉感はあまりなく、無味無臭。鬼怒川温泉は包まれるような感覚になるお湯の柔らかさが特徴です。

 

露天風呂はライトアップされています


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露天風呂も素晴らしいの一言。

山側に位置している立地を活かし、森林が手に取るような近さで露天風呂に入れます。川沿いの景色が多い鬼怒川温泉で、森林露天風呂はここだけです。


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お湯に浸かるとこんな感じの目線です。

紫色はお湯の色ではなくライトアップの色。


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ライトアップの色はゆっくり代わり黄色になったり。


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水色になったりと見ているだけでも楽しいです。

露天風呂は少しぬるめの絶妙な湯加減でした。

 

温泉分析書 シンプルな単純温泉



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溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。

こちら473mgのため、単純温泉です。

 

またpH8.5以上でアルカリ性とつきますが、こちらはpH9.0のため、アルカリ性単純温泉になります。

 

 

単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、もし1000mgを超えていれば、カルシウム-硫酸塩泉になる温泉。旧泉質名では石膏泉ととなる温泉です。

 

鬼怒川温泉の日帰り入浴可能な旅館リスト

日帰り入浴時間は変更になる場合がありますので、事前の電話連絡をおすすめします。

鬼怒川温泉は主に午後から日帰り入浴受付開始の旅館が多く、午前中に日帰り入浴可能な旅館は少ないです。一方、夜は比較的遅い時間まで受け付けているところも多く、

14時~19時くらいの時間がベストタイム。鬼怒川温泉で一番人気を誇るあさやホテルは2014年から日帰り入浴不可になっています。

 

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