宮下温泉 ふるさと荘の日帰り入浴ってどんな感じなの?
年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。
こんな人におすすめ
・気軽に日帰り入浴したい
・成分が濃いにごり湯に入りたい
・源泉かけ流しの温泉に入りたい
営業情報とアクセス
▶日帰り入浴時間
13:00〜21:00(受付20:30まで)
▶日帰り入浴料
600円
▶タオル
400円
▶お風呂の数
内湯(男1・女1)
▶サウナ
なし
▶住所
▶電話番号
0241-42-7120
ふるさと荘の外観と館内
ふるさと荘は福島県宮下温泉にある宿。
宮下温泉に2件ある宿のうちの一つです。
どこにでもありそうな名前の宿ですが、もとは三島町営の宿。
その後、同じ宮下温泉の栄光舘が指定管理者として営業していましたが、現在は飯坂温泉にある伊勢屋旅館が管理しています。
日帰り入浴には積極的で夜21時まで入浴可能。気軽に利用することができます。
只見川の流れを間近に見ることができる場所にあります。
運が良ければ、このような霧で覆われた幻想的な只見川を見ることができます。別名霧幻峡。
只見川は雪解け水により水温が低くなるため、たびたび川霧が現れます。
さっそく館内へ。無駄なものがないシンプルなロビー。
三連休の中日でしたが、誰もいなくて静かな雰囲気。
飯坂の伊勢屋旅館は日帰り入浴客で大混雑しているのとは対照的。
やはり奥会津はなかなか訪れにくい。
アイスや酒類のドリンクが売ってくらい。
宿の周囲にコンビニ等は全く無いので、泊まるなら買い出しは必須かも。
日帰り入浴は券売機で購入するシステムで、料金は600円です。
若いお兄さんに入浴券を渡します。
タオルは400円と高いのですが、あら?
ふるさと荘のやつじゃない。ここへ来て飯坂温泉のタオルとは。。
持ってるんですけど。
男女別の大浴場入口。
ふるさと荘の温泉
入口の門構えは悪くないです。秘湯のような雰囲気を感じさせる造り。
脱衣所は床にすのこが敷いてあり、木のぬくもりを感じます。
ドライヤーはありますが、逆にそれ以外のものはありません。
こちらが大浴場。内湯のみで露天風呂はありません。
非常にシンプルな感じですね。
扇形の湯船は、10人くらいは入れそうなサイズで広さは申し分なし。
カランは3つ。ちょっといいシャワーがついてました。
お湯は濃い笹濁り色。
浴室に入った瞬間、少しムッとしたのでお湯も熱いかと思いましたが、適温でした。
泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉。
旧泉質名では含芒硝重曹食塩泉です。
なかなか目にしない珍しい泉質。
栄光舘とは異なる源泉で、泉質も成分量も違います。
温泉分析書をみると赤谷温泉と書いてあったので、違う温泉といってもいいくらい。
味は薄い塩味があるくらいで、ほぼ無味です。
湯船の底には温泉成分が沈殿。
歩くとフワッと舞い上がります。
湯口の上にはオブジェのようなものが。
薄い石板を積み重ねて壁のようになっています。
模様はどうみても温泉が流れた跡だったので、昔はナイアガラのようにして温泉が注がれていたのかも。
源泉かけ流しの温泉で、湯船に浸かるとすごいオーバーフロー。
浴室全体が洪水のようになります。
注目すべきは浴槽の淵。すごくないですか?
一体何年かけてこうなったんでしょう?
まるでミルフィーユのように見事に温泉成分が析出していました。
微量の鉄分を含むため赤茶けています。
ここまで見事な析出はなかなか見れません。
ここに腰をかけると、ザラザラとした感じが何とも心地よかったです。
以上、ふるさと荘の日帰り入浴情報をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
宮下温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです
日帰り入浴してみた感想まとめ
ふるさと荘は日帰り入浴に積極的。夜遅くまで入浴できるのがありがたいです。
県外の方よりは、地元の方が訪れている印象。
共同浴場のように少し混んでいるかなと思いましたが、結局誰にも会いませんでした。
成分の濃い濁り湯をひとりじめで堪能できました。
ふるさと荘の泉質と効能