大露天風呂の日記

旅館好きの温泉ソムリエのブログ 各温泉の日帰り入浴情報を全旅館紹介します

栃尾又温泉 自在館 不感温度の源泉かけ流しラジウム霊泉に日帰り入浴

自在館


 
 

 

基本情報

 

【日帰り入浴時間】

11:00〜13:00

【日帰り入浴料】

1100円

【タオル】

330円

【露天風呂】  

なし

【お風呂の数】 

内湯(男女入替3)

【客室数】

28室

【公式HP】

https://www.jizaikan.jp/

【個人的オススメ度】

★★★★★

 

 

住所・電話番号

 

 【住所】

新潟県魚沼市上折立66

【電話番号】

025-795-2211

 

泉質
 

■源泉

栃尾又1号

■泉質   

単純弱放射能

■温度           

 35.7度 

■pH値

pH8.4

■成分総計  

285mg

 

新潟県 栃尾又温泉ってこんなところ

 


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栃尾又温泉は新潟県魚沼市にある温泉。

大湯温泉などともに湯之谷温泉郷の一角をなします。

奈良時代の8世紀前半に開湯したと言われる古い温泉です。

効能の高いラジウム泉が有名で、湯治場としての雰囲気が今なお色濃く残ります。

自在館、宝厳堂、神風館の3件の旅館がありますが、お風呂は3件の旅館で共有しているため、どの旅館に泊まってもお風呂は一緒です。

 

栃尾又温泉の中心旅館


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自在館は栃尾又温泉の中心をなす旅館。

江戸時代初期の慶長年間に創業したと言われ、400年以上の歴史を有する老舗旅館です。なんと現在の当主で25代目にあたるそう。


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渡り廊下の先にある左側の建物は、大正時代のもの。


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自在館というかっこいい屋号も、江戸時代から続く歴史ある名前です。


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栃尾又温泉は自在館を中心として旅館が連なっています。

自在館の前にある鉄筋の建物は神風館。

自在館よりも湯治場的な感じで、リーズナブルに泊まれます。


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お風呂はひとつのため、各旅館は全て繋がっている様に見えます。他の温泉地ではちょっと見ない雰囲気。


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入り組んだ階段の奥にあるのは宝巌堂。

こちらはちょっとオシャレな湯治宿で、料理が美味しいと評判。

1泊2食2万以上する栃尾又で最もお高い宿です。

 

日帰り入浴はネット予約制


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自在館は日本秘湯を守る会の会員宿でもあります。

温泉好きからは名の知れた人気旅館です。

 

栃尾又温泉は貴重なラジウム温泉のため、大人気。

混雑を防ぐため、日帰り入浴には昔から厳しく、自在館の食事付きプラン意外は日帰り入浴できる術はありませんでした。

 

ところが、いつのまにか事前予約制で日帰り入浴ができるように。

これはチャンスと伺ってみました。

ちなみに予約は自在館のHPから前日までに行います。

予約はとても簡単です。

おそらく日帰り入浴の枠は五人。前日でも少し空きがありました。


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こちらが玄関。秘湯を守る会の提灯がお出迎え。

日帰り入浴は1100円。

11時〜13時のわずか2時間のみです。

予約枠は少ないので、混み合うことはありません。


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タオルは330円でちと高いですが、ロゴ入りのタオルと巾着袋。

 

したの湯、うえの湯とおくの湯は男女入れ替制


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栃尾又温泉には、したの湯、うえの湯、おくの湯の3箇所のお風呂があります。共同浴場の位置付けですが、栃尾又温泉の宿泊者と、日帰り入浴の予約者以外は入れません。

 

一番人気は最も源泉に近いしたの湯。

うえの湯とおくの湯は写真奥の建物です。

 

お風呂は各日で男女が入れ替わります。

この日はしたの湯が女湯。

うーん残念。欲を言えばしたの湯に入りたかった。。

 

どちらのお風呂の日かはHPでも確認できるので、狙いのお風呂を事前に確認してから来ても良いと思います。


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大正時代の建物の中を通ります。

なにやら改装中でした。


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この先がうえの湯とおくの湯がある建物。


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受付的なものがありますが、誰もいません。

それもそのはず。こちらの建物はかつて栃尾又温泉センターという施設で、普通に日帰り入浴可能でした。

あまりに人気だったのか、その後は宿泊者専用となり、栃尾又温泉センターの名も現在はありません。

 

うえの湯は温泉センター時代のままであまり趣はないのですが、おくの湯はしたの湯のような雰囲気で、10年ほど前に新しく作られたものです。


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この日はうえの湯としたの湯が女性用、おくの湯が男性用です。


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脱衣所。共同浴場感はなく、高級旅館のようなシックな雰囲気。

 

熱くもぬるくもない!不感温度の温泉


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こちらがおくの湯。

L字型に湯船が置かれ、窓際の一番大きな浴槽が源泉そのままのぬる湯。


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一番奥は加温浴槽。真ん中が寝湯です。


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全体的に照明は抑えられていて、落ち着いた雰囲気。

まさに霊泉という名にふさわしい感じ。


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栃尾又温泉は源泉が35度。

体温に近い不感温度と言われる温度帯で、熱くもぬるくも感じないのが特徴。これが最高に気持ち良いのです。

そのため、長時間湯船に浸かるのが栃尾又温泉の入浴法。

 

読書をしている人もたまに見かけるほどで、照明が薄暗いため、本気で眠くなります。

1時間や2時間入るのが普通です。

 

いつもカラスの行水の私ですが、ここは1時間半も入ってしまいました。

 

貴重な放射能泉を惜しげもなくかけ流し


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ぬる湯浴槽の真ん中に湯口。

泉質は単純放射能泉。

非常に珍しい泉質で、新潟県ではここと村杉温泉のみ。

しかもこちらは加温も加水もしてない完全なる源泉かけ流し。


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村杉温泉や同じく放射能泉として知られる福島の母畑温泉、猫啼温泉などは循環消毒に加温もあり、源泉そのままではありせん。

栃尾又温泉がすごいのは、貴重は放射能泉をそのまま楽しめるということ。これは人気が出るのも当然。

予約制でなければ、たちまち大混雑でしょう。


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放射能泉は怖そうな名前ですが、微量の放射線は免疫や自然治癒力を高めると言われ、ガンに効くと言われる温泉は放射能泉です。

 

非常に効能の高い放射能泉。

放射線を発するラドンは気体のため、循環ろ過だとあまり意味がないのです。こちらは毎分40リットルを常時かけ流しにしているため、

ラドンを吸引するには最高の環境です。


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ラドンの含有量は34.6百億分の1キュリー。

30百億分の1キュリーが放射能泉の基準値なので、そこまで強い放射能泉ではありません。

 

栃尾又温泉は湯治の温泉。友達同士でワイワイガヤガヤという雰囲気ではありません。皆さん無言で静かに温泉を楽しんでいます。

お客さんはひとりで来ている方ばかりでした。


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お湯には微細な黒いゴミのようなものがありますが、これは湧出時のコケだそう。イラストがかわいい。

天然100%の証拠です。


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あがり湯は加温されていて、少し熱め。

ここに入ってから、ぬる湯に戻ると、サウナのあとに水風呂に入ったかのような感覚に。体がポカポカしてきます。


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寝湯も少し加温されています。


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ちなみに冬季間だけ、浴槽の中をはう塩ビ管から、加温された湯が供給されています。なので、冬季でもぬるすぎて入れないということはありません。

ぬる湯の温泉なので、夏場はかなり混みそう。

この日は3月末。私を含めてお客さんは3人だけでした。

冬場はあまり混まないので、穴場かも知れません。

 

自在館は栃尾又温泉で唯一日帰り入浴を受付けている宿。

栃尾又温泉の本家なので、他の旅館よりも力があるのかも。

不感温度のぬる湯はまさに極上。次はしたの湯も入りたい。

新潟県でもかなりオスメスの温泉です。

 

温泉分析書 貴重な放射能


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溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉となります。

こちらは285mgと少なく単純温泉です。

また特殊成分としてラドンを30百億分の一キュリー以上含むと放射能泉となりますが、こちらは34.6百億分の一キュリーで基準を満たします。

以上から単純放射能泉となります。

 

放射能を除けば他の成分はかなり薄い温泉です。

ちなみにラドンが50マッヘ以下の場合は弱放射能泉となります。こちはマッヘで言うと9.5マッヘなので単純弱放射能泉。