大露天風呂の日記

旅館好きの温泉ソムリエのブログ 各温泉の日帰り入浴情報を全旅館紹介します

折立温泉 旅館長者 ちょっとぬるめのアットホームな温泉に日帰り入浴

旅館長者

 

 
 
 

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度


 
 
○日帰り入浴時間 要確認
○日帰り入浴料金 500円

○露天風呂    なし
○お風呂の数   内湯(男1・女1)

○客室数     12室

〇公式HP             http://choja.net/

○混雑度     ほとんど誰にも会わない

○個人的オススメ度 ★★☆☆☆

 

 

2.場所・電話番号


 
〇住所  新潟県魚沼市下折立501

〇電話番号   025-795-2204

 

 

3.泉質
 
 

■源泉   折立源泉

■泉質   単純温泉

■温度             41.0度    pH7.8

■成分総計  489mg

 

4.折立温泉について

 

 


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折立温泉は新潟県魚沼市にある温泉。

信濃川の支流佐梨川沿いに旅館が点在する温泉街です。周辺に点在する大湯、葎沢(むぐらさわ)、芋川温泉、栃尾又、駒の湯温泉などともに湯之谷温泉郷とも呼ばれます。葎沢や芋川は現在営業している旅館はなく、大湯温泉が中心となっています。

折立温泉は大湯温泉から車で5分ほどでほんどど離れていません。

温泉の歴史は新しく、1966年に開発された温泉です。

集落の中にある温泉という感じで、温泉街などはなく、現在4件の旅館があります。

 

 

5.外観・館内・お風呂


 


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旅館長者は折立温泉の国道沿いにある旅館。


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裏側から見るとこんな感じで、意外に大きな旅館。

勝手に木造旅館をイメージしていましたが、鉄筋4階建ての旅館です。


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旅館長者は日帰り入浴自体は可能ですが、時間は要確認です。

電話が繋がらない日もあります。この日は土曜日の午前10時頃。


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電話してみると、おばあちゃんが対応。お風呂がまだぬるいそうで、日帰り入浴したい旨を伝えると、これから沸かすとのこと。

自分のためにお風呂を沸かしてもらうのはちょっと気が引けますが、電話してから、1時間後くらいに訪問してみました。

 


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館内は独特の古い建物の匂いがします。

呼び鈴はこのカエルの置物。背中についたギザギザを棒でこすると、楽器のギロのようにゲコゲコと音が出る面白い仕掛け。

けれども、何度ゲコゲコとしても、一向に誰も出てきません。

奥でテレビを見ながら会話をしている声が聞こえたので、5分くらいゲコゲコしてようやく宿の方が出てきてくれました。

結構ご年配のおばあちゃんが受付。入浴料はワンコインの500円です。

 

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お風呂は一階。ロビーの場所は実は2階でした。

「男湯はまだぬるいので、小さい女湯の方に入って下さい」と言われ、女湯に入ることにします。個人的にはぬる湯の方が好みなので、男湯でも全然構わなかったのですが、女将さんの指示に従います。


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というわけで、堂々と女湯へ入ります。


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脱衣所。


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こちらがお風呂。アットホームなサイズ感の小さなお風呂です。


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露天風呂もなく、窓はありますが、雪囲いなのか覆われていて、景色もイマイチです。


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泉質は単純温泉。泉質的には隣の大湯温泉とほぼ同じ泉質。

硫酸ナトリウム(芒硝)や石膏を主成分とします。

透明度の高いお湯は無味無臭でクセはなし。

循環消毒ありですが、塩素臭もなし。


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このサイズの小さなお風呂なので、これは熱いお湯かなと思いましたが、意外にも適温。いや、むしろぬるめです。

それもそのはずで、折立温泉の源泉は41度で高くありません。

お風呂に注がれる頃には、もう少し低いはずで、ぬる湯は折立温泉本来の温度。


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電話で言っていた「お風呂を沸かす」とは加温するという意味だったようで、冬季は更にぬるくなるのだと思います。

でも近くの栃尾又温泉などは逆にぬる湯がウリの温泉。

折立温泉も本来の温度で全然良いのではないかと思います。


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カラン。


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ちなみに男湯の方も気になったので、覗いてみるとこんな感じ。

湯船は女湯よりも大きいですが、シンプル極まりない感じでした。

 

旅館長者は折立温泉ではマニアックな旅館。

普通なら、さかえやかゆのたに荘に行くところ。

お風呂も館内もツウ好みで、コアな旅館好きにオススメです。

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mg未満の場合は単純温泉になります。

こちらは486mgのため、単純温泉です。  

 

単純温泉と言っても何も入っていないわけではなく、もし1000mgを超えていれば、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉になる温泉。泉質的には芒硝と石膏を成分とする温泉です