大露天風呂の日記

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白根温泉 関根旅館 食塩濃度がすごい!赤茶色のモール泉に日帰り入浴

関根旅館

 
 

 

基本情報
 

 【日帰り入浴時間】

10:00〜19:00

【日帰り入浴料】

600円

【露天風呂】  

なし

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1)

【公式HP】

なし

【個人的オススメ度】

★★★★★

 

 

住所・電話番号
 

 【住所】

新潟県新潟市南区引越261

【電話番号】

025-373-5713

 

泉質


 
■源泉

白根温泉

■泉質   

ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉

(含重曹食塩泉)

■温度           

 15度

■pH値

不明

■成分総計  

12058mg

 

白根温泉ってこんなところ

 


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白根(しろね)温泉は新潟市南区にある温泉。旧白根市のエリアにある温泉ですが、このあたりは田園地帯で温泉はほとんどありません。

白根温泉のみぽつんと温泉があります。開湯は今から薬師湯は100年前の大正10年。地元の有志により掘削されたものを関根旅館が引き継ぎ、現在に至ります。関根旅館1軒のみの温泉です。

 

新潟弁のアピール看板がすごい


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関根旅館は白根エリアから新津エリアに抜ける県道沿いにあります。

鷲ノ木大通川にかかる橋をわたると白根温泉が見えてきます。

味のある手書きの看板で結構激しめに温泉をアピール。


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新潟弁丸出しの看板。よぉ きなさったのぉ!

ゆっくり風呂へっていがしぇや!!

すべすべ肌になるよと書かれています。

とっても味のある看板にほっこり。

筆者は新潟出身なので、意味は丸わかりです。


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地元の土建会社のような建物。関根組と書かれていたので、関係があるのかも?敷地内には神社もありました。

駐車場には何台か車が泊まっており、そこそこお客さんもいるようです。

 


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こちらが関根旅館。新潟の古民家らしい建物。

旅館として営業しているかどうかは微妙で、日帰り入浴メインな感じです。


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館内に入ると、あれ?誰もいない。


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ということでインターホンを押してみると、

「今行きます」と奥からおばあちゃんの声。

日帰り入浴をお願いすると、受付は別な場所なので、そちらの入口から入るようにお願いされます。


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日帰り入浴の入口は右の竹林のあたり。


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こちらが入口です。


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ちゃんと看板もありました。

左側がお風呂。右側はプレハブの建物につながっていて、休憩室になっています。

 

めっちゃ落ち着くプレハブ休憩室


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休憩室はこんな感じ。

ここめっちゃ落ち着きます。

陽の光がよくあたる気持ちの良い休憩室。

真ん中に置かれたちゃぶ台もいい感じです。

よほど気持ち良いのか、風呂上がりにここで爆睡しているおじいちゃんも。

 


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お風呂は廊下右側。廊下奥にさきほどのおばあちゃんが座っているので、ここで受付。おばあちゃんは看板通りの新潟弁で、しかもめっちゃ優しい。本当に実家のおばあちゃんと話しているような気分になります。


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日帰り入浴料は600円。

おばあちゃんはテレビを見ながら奥の椅子に座ってスタンバイしています。

 

お肌すべすべ!茶色のモール泉


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お風呂入口。


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脱衣所。天下の名湯とは楽しみです。


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こちらがお風呂。露天風呂はなく内湯のみ。

三人サイズくらいの小さなお風呂。


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お湯は濃い赤茶色のお湯。コーヒーのような色をしています。

植物が腐敗した腐植質を含む温泉に見られる色で、いわゆるモール泉です。腐葉土のような少し甘い香りがします。

千葉県や関東にも多い泉質。


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こちらの温泉はそれだけではなく、食塩濃度が半端ない。

味はかなりしょっぱく、成分総計は1万2000mg超え。

他のモール泉でこんなにしょっぱいところは見たことがありません。

加えてアンモニアも含むため、ちょっとツンとした匂いもします。


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重曹を含むため、お湯はちょっとヌルヌルする感じがあります。

重曹は肌の角質を落とすので、肌がすべすべになるというのは本当です。

さすがは個性的な泉質の多い新潟県


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洗面器ですくってみると、お湯はどちらかというと黄色い色。

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お風呂前に置いてあったこれが、鉱泉水です。


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温泉は15度の鉱泉のため、加温されています。

この時は適温でしたが、熱いときはこのバルブをひねって薄めます。

出てくるのは源泉そのままの冷たい鉱泉です。


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塩分濃度が高いため、温まりがすごいです。

他のお客さんもお風呂上がりに「暑い、暑い」と言っていました。


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お風呂を上がると、すかさずおばあちゃんから「冷たい麦茶いかがですか?」と言われます。

お言葉に甘えて麦茶を一杯。冷たく美味しく、ほてった体にぴったりです。

 

帰りに何度もありがとうございました。と言っていただきました。

顔なじみの人も多そうだったので、常連の方も多いのかも。

 

関根旅館はコーヒー色で食塩たっぷりのモール泉という珍しい泉質。

肌はすべすべになるし、あたたまりもすごいので温泉マニアの方にもオススメできます。

おばあちゃんのキャラも最高でまた来たくなる温泉です。

 

 

温泉分析書 食塩濃度がすごい 重曹を含むモール泉

 

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは12058mgで圧倒的。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンと炭酸水素イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉です。