大露天風呂の日記

現在647湯掲載 旅館好きの温泉ソムリエのブログ 旅館の日帰り入浴情報を徹底的に紹介します!

福島県の温泉
栃木県の温泉
群馬県の温泉
新潟県の温泉
千葉県の温泉
山梨県の温泉
埼玉県の温泉
静岡県の温泉

赤倉温泉 赤倉パークホテル チロル風ホテルでレトロ風呂に日帰り入浴

赤倉パークホテル

 

 

 

基本情報


 
 【日帰り入浴時間】

15:00〜20:00

【日帰り入浴】

500円

【露天風呂】  

なし

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1)

【客室数】

34室

【公式HP】   

https://a-park.jp/

【個人的オススメ度】

★★★☆☆

 

 

住所・電話番号


 【住所】

新潟県妙高市赤倉132

【電話番号】

0255-87-2221

 

 

泉質

 
■源泉

北地獄谷

■泉質   

カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉

■温度           

50.2度 

■pH値

6.6

■成分総計  

1321mg

 

赤倉温泉ってこんなところ

 


f:id:zenigame1:20231104100413j:image

 

赤倉温泉新潟県妙高市にある温泉。源泉は妙高山の山中にあり、江戸時代初期ころから知られていたようですが、当時霊場であった妙高山に一般人の立入りは許されず、長らく開湯の許可が降りませんでした。1816年にようやく高田藩主が許可。妙高山中の源泉から大量の竹を使って約7キロ下に引湯し、これが現在の赤倉温泉となりました。

 

日本唯一の藩営の温泉として栄え、明治以降は避暑地やスキーリゾートとして発展、1937年に政府主導により、国際リゾートホテルとして赤倉観光ホテルがオープンしました。


f:id:zenigame1:20231104100450j:image

現在はスキー客向けの小中規模の旅館がひしめく温泉地となっています。超高級な赤倉観光ホテルを除き、主要な旅館やホテルのほとんどで日帰り入浴可能です。

 

館内はリニューアルされていてピカピカ

 


f:id:zenigame1:20231104100540j:image
 赤倉パークホテルはチロル風の外観のホテル。

こういう外観のホテル、スキー客メインの赤倉温泉には多いですが、ここが一番整っている印象。

ホテル太閤などがある赤倉本通の一番下側にあります。


f:id:zenigame1:20231104101139j:image

ロビー。館内はリニューアルされているようで、古さは全く感じません。大きな鹿の剥製がお出迎え。左側は食堂になっています。


f:id:zenigame1:20231104101916j:image

日帰り入浴は500円。


f:id:zenigame1:20231104101939j:image

誰もいないときは、この牧場風の鈴で呼び出します。


f:id:zenigame1:20231104101405j:image

お風呂はフロントからすぐ。

キレイ過ぎてビジネスホテルに来たかのような感覚になります。

 

楕円と円形のダブル湯船のお風呂


f:id:zenigame1:20231104101513j:image

お風呂入口。


f:id:zenigame1:20231104101545j:image

脱衣所もかなりピカピカで改装したばかりのよう。


f:id:zenigame1:20231104101625j:image

こちらがお風呂。楕円形の湯船と円形の湯船が並んでいます。

 

お風呂がピカピカすぎると温泉好きとして、あまりそそられないのですが、浴室だけは昔のまま。

これは素晴らしい。


f:id:zenigame1:20231104101759j:image

良く見れば、脱衣所周りだけキレイにしているのが一目瞭然。


f:id:zenigame1:20231104101900j:image

楕円形の湯船が少し熱め、円形の湯船はぬるめなので、自分の好みの温度を選べます。赤倉温泉ってだいたい熱い湯船一択なので、ぬるゆがあるのは嬉しい。


f:id:zenigame1:20231104102141j:image

泉質は、カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉。成分がいろいろと多いですが、石膏のほか、重曹なども含みます。重曹はクレンジング作用があり、肌の角質などを落とす効果があります。

 

その他、天然の保湿成分と呼ばれるメタケイ酸も豊富なため、重曹とメタケイ酸のダブル効果でまさに美肌の湯。

 


f:id:zenigame1:20231104102535j:image

そんな赤倉温泉を加水、加温なしの源泉かけ流しで味わえます。

 

一見、透明に近く特徴がなさそうなお湯ですが、

赤倉温泉は焦げたゴムのような硫黄臭がするのも特徴。

黒と白の湯の花が舞う温泉らしい温泉です。


f:id:zenigame1:20231104102811j:image

洗い場とお風呂場の間には板壁が設置されていて、入浴中に誰かのシャワーの誤爆を受けることありません。

こういう気遣いがありがたい。


f:id:zenigame1:20231104102928j:image

ちなみにこちらのホテル、素泊まりでも朝食にクロワッサンとコーヒーをサービスしてくれます。

6000円ほどで素泊まりできるので、妙高観光の拠点としてもおススメです。

 

 

 

温泉分析書 複雑な泉質です

 


f:id:zenigame1:20231101204952j:image

 

 

溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1262mg。陽イオンはカルシウム、ナトリウム、マグネシウム、陰イオンは硫酸イオンと炭酸水素イオンが20%を超えるので、カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉です。

長い泉質名のとおり、石膏や重曹、芒硝など様々な成分を含みます。

 

その他、泉質名にはなりませんが、メタケイ酸が243mgで、温泉基準値である50mgの約5倍含まれています