ふぢや旅館
基本情報
【日帰り入浴時間】
10:00〜16:00
【日帰り入浴料】
800円
【露天風呂】
なし
【お風呂の数】
内湯(男1・女1)
【客室数】
12室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★★☆
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0268-44-2204
渓谷沿いの昭和レトロな旅館
ふぢや旅館は内村川沿いにある高層旅館。
川沿いから見ると結構大きいです。
屋上のテラスみたいな部分が非常に気になります。
鹿教湯温泉でも指折りのひなび系旅館で昭和の面影を色濃く残します。
建物は大きいのですが、入口部分はこの細い建物。
すぐ左側はつたや旅館です。ちなみにつたや旅館も日帰り入浴可能。
右隣の木造旅館は既に廃墟。
どこを探しても駐車場がなかったので、少し離れた鹿教湯温泉交流センターの無料駐車場に車を泊めて、歩いてやってきました。
このあたりは鹿教湯温泉の中心部で旅館密集エリア。
ですが、たくさんあったであろう旅館のほとんどは廃業していて、寂しい限り。
近くには鹿教湯温泉のシンボルである五台橋。
珍しい屋根付きの橋で、橋の向こうには薬師堂や文殊堂などのお寺があります。現世と神の世界を結ぶとされる橋。
名前は中国の五台山に由来します。
宿の前には立ち寄り入浴歓迎の看板。
「渓谷沿い展望風呂 源泉かけ流し1日10万トン↑」と書かれています。おお これは楽しみ。
ロビー。基本的にレトロな感じですが、フロント周りだけはなんかキレイ。
ボードゲーム貸出など、若い人も向けのサービスもあります。
先程の看板といい、昭和レトロな旅館にはあまり見られない感じ。
若い人が絡んでいるのかも?
呼べども呼べども人が出てこない。。
柱横のインターフォンを押すように書いてありました。
押してみるとすぐにおじいちゃんが出てきてくれます。
日帰り入浴料は800円。
この単語帳のようなものに名前と住所を書きます。
有事の際の連絡用らしいです。
おじいちゃんは結構気さくで、どこから来たの?はじめて?といろいろと話しかけてくれます。
初めての人には見えなかったらしい。
なかなかマニアックな旅館なので、常連さんが多いのかも?
お風呂は奥へ奥へと進みます。
古びた階段をおります。
するとこのような広い空間に出ます。
左側がお風呂入口。
文化財級の昭和レトロ風呂
右側がメインの大浴場。一応混浴というくくりですが、ほぼ男性用みたいな感じで使われています。左側が女性用で少し小さめです。
その他に露天風呂もあるようですが、日帰り入浴では利用できないやうです。
お風呂はこんな感じ。渓谷沿いで、全面ガラス張りのお風呂。
めっちゃ解放感があります
浴槽はタイル製。すべすべの感触が心地よい。
床もレトロな茶色の大理石製。
湯船は2つあり、奥の小さな浴槽は少し熱め。
この小さな湯船と大きな湯船の淵に気持ちよさそうに寝ていたおじさんもいました。
レトロながらも清潔感のあるお風呂。光が差し込みなんとも美しい、
湯加減も熱すぎずちょうど良い感じ。
1日10万トンのお湯を保有しているだけあり、完全なる源泉かけ流し。ちょっとリアルで怖い鹿の首の湯口から、ドバドバとお湯が投入されています。
泉質は単純温泉。基本的に鹿教湯温泉はすべて同じ源泉を使用しているため、旅館ごとに違いはほぼありません。
無色透明のお湯は飲泉も可能。飲泉では東の大関と言われる鹿教湯温泉。全くクセがなく、非常に飲みやすい。
便秘など整腸作用に効能があるそう。
ケロリン桶もいい感じ。
ふぢや旅館は鹿教湯温泉で相当ひなびている旅館。
レトロで広い大浴場はかなりオススメ。
源泉かけ流しの温泉も素晴らしく、鹿教湯温泉でも有数のオススメ旅館です。
温泉分析書 石膏と芒硝を含む単純泉