大露天風呂の日記

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熱海温泉 新かどや 熱海一望の天空露天風呂に日帰り入浴

新かどや

 
 

 

基本情報
 

 【日帰り入浴時間】

13:00〜16:00

【日帰り入浴料】

1800円(屋上露天風呂はプラス500円)

【タオル】

300円

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】 

内湯露天(男1・女1)

屋上露天(男1・女1)

【客室数】

14室

【公式HP】

https://shinkadoya.jp/

【個人的オススメ度】

★★★★☆

 

 

住所・電話番号

 

 【住所】

静岡県熱海市小嵐町14-8

【電話番号】

0557-81-6185

 

泉質

 

■源泉

平戸の湯 熱海268号泉

■泉質   

カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉

■温度           

 60.6度 

■pH値

7.7

■成分総計  

1689mg

 

熱海温泉ってこんなところ

 


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熱海温泉は静岡県伊豆半島の中部にある温泉。

大型ホテルやマンションなど立ち並ぶ日本有数の巨大温泉です。

 

その歴史は今から1500年前と非常に古く、熱湯が吹き出し、魚がもだえ死んだ様子を見て、熱海と名付けられたそう。

江戸時代には徳川家康も入湯し将軍家御用達の温泉として愛されていました。家光は熱海のお湯を江戸城に運ばせたほど。

 

明治以降も多くの文人墨客に愛され、別荘地としても発展しました。

戦後は新幹線の開通や首都圏からのアクセスの良さもあり、一大リゾート地として発展。一時衰退したものの、現在でも多くの観光客が訪れます。

 

高台にある和風旅館です

 


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新かどやは熱海温泉の高台にある旅館。

熱海では珍しい純和風の旅館です。 

新かどやはニューかどや的な意味だと思っていましたが、かつて新かど旅館という名前だったよう。

創業120年の老舗旅館です。 

 

日帰り入浴にはなかなか積極的。

事前に電話したところ、ぜひご利用くださいとのこと。

熱海では珍しく、日帰り入浴でも宿の駐車場を使用させてもらえます。


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館内はこんな感じ。

ロビーも和風でお香の匂いもしました。

日帰り入浴料は1800円。うーん ただの日帰り入浴でこれは高い。。

全体的にお高めな熱海温泉ですが、その中でも最も高いです。  


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タオルは300円。櫛やら歯ブラシやらいろいろ入ってますが、タオルつけると2000円超えます。

 

日本語がすごく流暢なインド系のスタッフの方がお風呂まで案内してくれます。


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お風呂までは結構遠い。

まずはエレベーターで四階へ。するとびっくり。

エレベーターのドアが開くとなんと外!  

屋上庭園になっていて、熱海の市街地と海を一望できます。

東屋とその奥にはプールも。


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熱海はクレヨン王国の舞台らしいです。

すげえ懐かしいアニメ。。


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お風呂はまだまだ先です。

館内は複雑でフロントがある建物と客室がある建物は別。


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この屋上通路が連絡通路になっています。


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ここにも屋上テラス。めちゃくちゃ景色がいいです。

こちらのお宿は天空露天風呂があるので、これはお風呂も楽しみ。 


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こちらが客室棟。案内はここまで。お風呂はエレベーターで再度一階までおりてくださいとのこと。

えっ 天空露天風呂はどうした?

 

もしかして日帰り入浴では利用不可だったのかと一抹の不安が。。熱海や伊豆の温泉ではメイン風呂が日帰り不可というのはよくある話。1800円もはらってそりゃないよと思いましたが、

 

屋上露天風呂はプラス500円


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ためしに聞いてみると、天空露天風呂はプラス500円とのこと。よかった入れる!

ですが、1800円プラス500円ってちと高すぎやしませんか。

 

それにわざわざ聞かないと案内すらしてもらえません。 

でも、こちらの旅館に来たら追加料金払ってでも天空露天風呂には入った方がいいです。


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天空露天風呂にはこのワクワクする階段を登っていきます。


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脱衣所。天空なのでちと寒い。


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こちらが天空露天風呂!ひゃーすごい。

なんていう景色。熱海の市街地と太平洋が手に取るように見えます。立ったら下から見えるんじゃないかってくらいの絶景。


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熱海はいろいろと入りましたが、間違いなくここが一番の絶景風呂。しかも値段の高すぎるので、おかげさまで誰もいません。この景色を終始独り占め。  


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貸し切りでこの景色なら2300円でも許せます。


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洗い場もあるので、天空露天風呂だけでも完結します。


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天空露天風呂を満喫した後は一階のスタンダード風呂へ。

和風で小綺麗なエントランス。   


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こちらが大浴場。広めでゆったりとしたつくり。

ここも誰もおらず、これはこれでいいのですが、ここだけで1800円だとちと高いかも。


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小さいながらも露天風呂もあります。

泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。

熱海は源泉が豊富ですが、基本的には似たような泉質。 

 

ですが、こちらは成分総計が1700mgほど。5000mg以上の濃いめの食塩泉が主流の熱海では、ここだけがちょっと違う泉質です。濃度が高くないので、しょっぱさは少なくマイルド。

 

新かどやは日帰り入浴で料の高さがネックですが、熱海随一の眺望を誇る屋上露天風呂はかなりオススメ。

どこに行っても混雑の熱海温泉ですが、こちらは駅から少し遠いこともあり、全然混み合わずに入浴できます。

 

 

 

 

温泉分析書の説明 カルシウムを含む食塩泉

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1689mgで1000mgを超えます。陽イオンはカルシウムとナトリウム、陰イオンは硫酸イオンと塩化物イオンが20%を超えるので、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉です。