大露天風呂の日記

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湯河原温泉 旅館天作 竹取物語風の露天風呂に日帰り入浴

旅館天作


 
 

 

基本情報


 【日帰り入浴時間】

15:00〜20:00

【日帰り入浴料】

650円

【タオル】

300円

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】 

内湯露天(男1・女1)

【客室数】

12室

【公式HP】

http://www.i-younet.ne.jp/~tensaku/

【個人的オススメ度】

★★★☆☆

 

 

住所・電話番号


 
 【住所】

神奈川県足柄下郡湯河原町宮上763-59

【電話番号】

0465-62-3147

 

泉質

 

■源泉

第160号源泉

■泉質   

ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉

(含芒硝食塩泉)

■温度           

 74.6度 

■pH値

8.0

■成分総計  

1019mg

 

湯河原温泉ってこんなところ
 


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湯河原温泉は神奈川県は湯河原町にある温泉。万葉集にもその名が登場する温泉で、1300年以上の歴史があり、関東一の古湯とも呼ばれます。

かつては土肥と呼ばれた地域で、こごめの湯や小梅の湯と呼ばれていました。湯河原の名になったのは江戸時代以降。

江戸時代には東の温泉番付で三位にランクインされるなど、昔から有名な温泉地でした。


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大型旅館の多い熱海や箱根とは対照的で、格式高い木造旅館などが立ち並び、これぞ日本の温泉という雰囲気。超高級旅館が多いのも特徴で、特に奥湯河原と呼ばれるエリアはとんでもない価格帯です。

日帰り入浴には私立当然冷たい温泉ですが、旅館数が多いため、それでも10件ほどで入浴可能です。

 

日帰り入浴歓迎の旅館



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旅館天作は奥湯河原へ至る手前にある旅館。

かなりマニアックな旅館で、名前からめちゃくちゃ小さな旅館だと思っていましたが、意外と大きな旅館でした。右手にある鉄筋の建物も天作です。


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横から見るとこんな感。斜面を背にして建っているのがわかります。

場所的には湯河原美術館の隣。


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旅館の目の前には異質なデカさの建物があります。

エクシブ湯河原離宮という会員制の高級ホテルですが、かつてここには天野屋旅館という湯河原を代表する老舗旅館がありました。

 

15年ほど前にリゾートホテルグループに買収され、文化財だった建物は跡形もなく取り壊されました。ちなみにこのグループ、箱根にあった同じく文化財だった奈良屋旅館も取り壊しています。

 

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威風堂々たる建物は、まさに日本を代表する旅館建築。

こんな建物が15年前までは現存していました。

湯河原のシンボルであった旅館なだけに本当に残念。

 

湯河原に残る木造旅館は現在、富士屋、伊藤屋、藤田屋、上野屋、伊豆屋の5件のみ。

 

屋上にも駐車場あり

 

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天作は湯河原では珍しく「日帰り温泉」ののぼりを出しています。

隣にはスナックもあり、溶け込むように並んでいるので気づきにくいかも。

日帰り入浴には積極的なのですが、15時から。

なのでどうしても宿泊客とかちあいます。

この日も2台分しかない駐車場は満車。

 

かと言って近くに駐車場もないので、どうしたのものかとうろうろしていると、若い女性のスタッフの方が出てきたので、聞いてみました。「宿の屋上の駐車場をご利用くださいとのこと。」


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宿の裏手の狭い路地を登ると、屋上駐車場があります。

ここに車を停めますが、屋上から館内には入れないので、

坂を降りてぐるっと玄関まで周る必要があります。


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こちらがロビー。小さいですが、和風で落ち着いた感じ。

日帰り入浴料は650円。湯河原ではかなり安い方です。

先程の感じの良い若い女性のスタッフの方が、お風呂まで案内してくれます。


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タオルは300円。シンプルなロゴ入り。

 

小さな内湯と露天風呂

 


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お風呂は2階の奥。


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脱衣所には湯河原のおいしいお水。


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お風呂に入ろうとすると、味のある手書きの注意書き。

湯船の中に、激熱の源泉が湧いているスポットが何個かあるので、注意してくださいとのこと。


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こちらが内湯。サイズ的にはこぢんまり。

泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉。

旧泉質名では含芒硝食塩泉。

小さなお風呂なので、源泉かけ流しを期待していましたが、循環ありのようです。


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露天風呂もあります。

内湯は普通ですが、この露天風呂はなかなかいい感じ。

竹が植えられていて、竹取物語のような世界観の純和風の露天風呂になっています。

 

なんですが、奥にある虫取りの蛍光灯が、時々バチバチッと音を立ててるので気になる。。なかなかデカイ音なのでびっくりします。


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小さいながらもなかなか落ち着くお風呂。

15時以降で宿泊客で混んでいてもおかしくはなさそうですが、

誰にも合うことなく、ゆっくり楽しめました。

 

温泉分析書  食塩と石膏を含む温泉

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1019mg。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンと硫酸塩イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉です。