大露天風呂の日記

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熱海温泉 湯宿みかんの木 みかん推しの旅館で源泉かけ流し湯に日帰り入浴

湯宿みかんの木

 
 

 

基本情報
 

 【日帰り入浴時間】

13:30〜18:00

【日帰り入浴料】

1250円

【タオル】

330円(ロゴあり)

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】 

内湯露天(男1・女1)

【客室数】

14室

【公式HP】

http://www.mikannoki.co.jp/

【個人的オススメ度】

★★★☆☆

 

 

住所・電話番号

 

 【住所】

静岡県熱海市東海岸町1-11

【電話番号】

0557-81-1533

 

泉質

 

■源泉

熱海49号、218号、241号、242号、244号、276号混合泉

■泉質   

ナトリウム・カルシウム-塩化物泉

■温度           

 71.2度 

■pH値

8.0

■成分総計  

6194mg

 

熱海温泉ってこんなところ

 


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熱海温泉は静岡県伊豆半島の中部にある温泉。

大型ホテルやマンションなど立ち並ぶ日本有数の巨大温泉です。

 

その歴史は今から1500年前と非常に古く、熱湯が吹き出し、魚がもだえ死んだ様子を見て、熱海と名付けられたそう。

江戸時代には徳川家康も入湯し将軍家御用達の温泉として愛されていました。家光は熱海のお湯を江戸城に運ばせたほど。

 

明治以降も多くの文人墨客に愛され、別荘地としても発展しました。

戦後は新幹線の開通や首都圏からのアクセスの良さもあり、一大リゾート地として発展。一時衰退したものの、現在でも多くの観光客が訪れます。

 

熱海の路地裏にある静かな旅館

 

 


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湯宿みかんの木は熱海温泉中心部にある中規模旅館。

大型ホテルが立ち並ぶ熱海では小さめに見えます。

場所は熱海駅からほど近いビル群の路地裏。


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宿の近くには熱海で最も老舗と言われる古屋旅館があります。

創業は江戸時代末期。こういう純和風な老舗旅館は熱海では珍しい。

ただし、こちらは一泊五万くらいする超高級旅館。

日帰り入浴なんて当然許されません。


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その他にも熱海七湯の源泉に数えられる清左衛門(せいざえもん)の湯があります。路地の角から荒々しく湯気が噴出。


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清左衛門という農民の方がこの湯壺に落ちて焼け死んだのでこの名がついたそうで。ちょっと由来が怖い。


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立ち寄り湯の看板が出ているので日帰り入浴には積極的なはず。

電話してみると自動音声で、日帰り入浴情報を案内してもらえます。

 

日帰り入浴客が使える駐車場はなく、近くのコインパーに停める必要があります。宿の目の前にはないので、少し歩かなければなりません。


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こちらが玄関。野点傘で雅な和風の雰囲気を演出。


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玄関には水琴窟の体験エリア。


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このひしゃくで水をすくい、砂利にかけると、下に仕込まれた壺に水が落ちて風流な音が鳴る仕掛。繊細な音過ぎて、聞こえたのか聞こえなかったのか私にはわからず。


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日帰り入浴をお願いすると、

「13時半からですけどいいですか?」

「休憩室はありませんけどいいですか?」

「1時間程度ですけどいいですか?」

と畳み掛けるように女将さんから言われます。

もしかして歓迎されてない?

 

日帰り入浴料は1250円。熱海では少しお安い方。

 

女将の先祖はみかん農家 あちこちにみかん


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タオルは330円で少し高いのですが、刺繍のロゴ入りで高級な感じ。

みかんの木という変な旅館名。適当につけたのだろうと思っていましたが、女将の先祖が江戸時代にみかんを栽培。屋号がみかんの木だったので、この宿名になったそう。

みかんの木は歴史ある名前です。

 


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ロビーは二層吹き抜け。バリアフリーがしっかりしていて、車椅子用のエレベーター付きでした。お風呂は2階にあがってすぐ。


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お風呂入口。左には胡蝶蘭

館内はお琴のBGMが流れています。


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脱衣所。大きな旅館ではないので小さめです。


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随所にみかんや柑橘系を意識してる感があり、脱衣籠にも柑橘類のイラストがくくられていました。


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脱衣籠の下にはこんなかわいらしい木が。

みかんの木かどうかはわかりません。


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お風呂は内湯の外に露天風呂があります。

内湯はこの柱の裏にある湯船。

露天風呂がメインな感じです。


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ちなみに柱にもみかんの木の写真。

みかん推しの旅館はあまり経験がないので斬新。


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ボディソープやシャンプーもみかん。

本当にみかん尽くしですね。

 

熱海では珍しいかけ流し 足つぼ湯も


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露天風呂は湯船が2つあります。街中にあるため、露天風呂ですが景色は全くなく、天井もあるため、半露天風呂のような感じ。


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正方形の木製の湯船。熱海温泉では珍しく源泉かけ流しです。

泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。

カルシウムのせいか、口に含むとしょっぱさの前に異様な苦みを感じます。これが熱海温泉の特徴。

 

こちらの青沼湯と呼ばれる古くからの源泉。

少し薬のような匂いもしました。

熱海温泉はあちらこちらに高温の源泉があり、泉質は基本的に同じですが、成分濃度は様々。

こちらは6000mgを超えます。


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露天風呂はもう1つ湯船が。こちらは石造り。

湯船は浅めにつくられています。


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露天風呂の横には小さな足湯のよう部分。

石造りの湯船から溢れ出したお湯が注がれています。

最初は何なのかよくわかりませんでしたが、足つぼ湯だそう。

普通に歩くと、私は結構痛かったです。


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なんならこの丸部分の中にある砂利も足つぼ?

 

みかんの木は全国的にも珍しいみかん推しの旅館。

みかん好きにはたまらないと思います。

温泉は源泉かけ流しで素晴らしく、しかも熱海では珍しく混み合わないので、ゆっくり熱海のお湯を堪能できます。

 

温泉分析書の説明 カルシウムを含む食塩泉

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは6194mgで1000mgを超えます。陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉です。