大露天風呂の日記

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伊香保温泉 古久屋 これぞ黄金の湯!超贅沢な源泉かけ流し風呂に日帰り入浴

古久屋
 
 

 

基本情報
 

 【日帰り入浴時間】

11:00〜14:00(要確認)

【日帰り入浴】

1650円

【タオル】

200円

【露天風呂】  

あり

【お風呂の数】 

内湯露天(男1)

内湯(女湯で1)

【客室数】

39室

【公式HP】   

https://kokuyaryokan.com/

【個人的オススメ度】

★★★★★

 

 

住所・電話番号


 【住所】

群馬県渋川市伊香保町伊香保52

【電話番号】

0279-72-3322

 

泉質
 

【黄金の湯】
■源泉

伊香保温泉総合湯

■泉質   

カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉

■温度           

41.6度 

■pH値

6.3

■成分総計  

1390mg

 

伊香保温泉ってこんなところ


 

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伊香保温泉は草津温泉と並び、群馬県を代表する温泉。

開湯時期は定かではありませんが、万葉集にその名が登場することから、少なくとも1300年の歴史を有する古い温泉です。 


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現在の伊香保温泉の原型が出来たのは戦国時代。長篠の戦い敗れた武田勝頼が負傷した兵の治療のため、伊香保温泉の整備を行い、この時に石段街も築かれました。

伊香保温泉は金泉と呼ばれる黄金色の特徴的な色のお湯ですが、金泉は老舗旅館しか引湯できる権利がありません。その他の旅館は白銀の湯という無色透明の別の源泉からお湯を引いているため、伊香保温泉は全く異なる二種類の泉質からなります。

 

 

城郭風の大型和風旅館

 


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古久屋(こくや)伊香保温泉の中心部にある大型和風旅館。

創業は明治末期の1912年。

百年以上の歴史がある老舗旅館ですが、伊香保御三家の木暮、岸権、千明は創業500年近く。それに比べれば伊香保温泉では新参者です。


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城郭風の立派な建物なので目立ちます。


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ちなみに御三家の旅館は建物は意外と大したことありません。木暮は完全にビジホのような見た目で老舗感ゼロ、岸権は少し昭和を感じる建物です。伊香保の旅館はだいたいそんな感じなので、古久家が見た目では一番立派かも。

 

日帰り入浴時間は要確認


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日帰り入浴は何度かアタックを試みていますが、タイミングが合わずいずれも敗退。というのも日帰り入浴がまちまちで、16時から1時間だけとか、とかく利用しにくいのです。

 

この日は日曜日。ダメ元で電話したところ、11時〜14時までオッケイ。珍しく日帰り入浴のゴールデンタイムに入浴のオッケイが出ました。


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日帰り入浴料は1650円。たけえ。。

伊香保温泉では福一に次いで二番目に高い料金。


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しかもタオルは別料金で200円。そんだけ払えばバスタオルついててもバチ当たらないと思いますが。。

ロゴはしっかり入っていたのでまあいいか。

 

さらに日帰り入浴の場合、駐車場も使えません。宿の前には大きな駐車場がありますが宿泊者専用。14時までなら宿泊客来てないやんと思いますが、ダメなのです。近くのロープウェイの駐車場に停めますが、もちろん有料。トータル金額で言えば一番高いかも。


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こちらがロビー。かなり広く、さすがは有名な大型旅館という感じ。


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ロビーには水も流れており、聞こえるのはちょろちょろとした水の音とお琴のBGM。なんとも雅です。

つるし雛も立派。


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なんで3月でもないのにつるし雛?と思いましたが、そこは富岡製糸場がある群馬県。絹には馴染み深いようで、他の旅館でもつるし雛を見かけました。


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ロビーは2階。お風呂はエレベーターで最上階の6階です。

 

最上階の大浴場と露天風呂

 


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お風呂エントランス。町家の軒先のような演出で、ここもなかなか立派です。


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奥側が男湯で、手前が女湯。廊下突き当りは貸切風呂でした。


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日帰り入浴時間帯は露天風呂付きが男湯。

女湯は大浴場のみになります。


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脱衣所。細長い構造で、左側は大きなガラス張り。

ガラスの向こうは大浴場です。


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こちらが大浴場。いやあこれは素晴らしい!

伊香保温泉らしい黄金色の源泉が並々と注がれています。


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この黄金色の温泉は木暮(こぐれ)、千明(ちぎら)、岸権(きしごん)の御三家の旅館で8割以上を独占し、ほかの2割を各旅館が分け合っているのですが、古久家は御三家ばりの黄金湯の湯使い。


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貴重な黄金の湯を惜しげもなく源泉かけ流し。

古久家の創業家は地元で町長や郵便局長を努めた名士。

そんなわけで、そこまで老舗旅館ではないにも関わらず、これだけのお湯を使える権利を持てたのかもしれません。

 


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伊香保温泉は源泉温度が41度で絶妙なぬるさ。残念ながら加温しているところが多く、本来のぬるゆを楽しめる旅館は少ないのですが、こちらはちゃんとぬる湯にこだわっていて、素晴らしい限り。


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日帰り入浴のハードルが高いためか、人が全然いません。

そのため、お湯の鮮度がとても良く、湯の表面には酸化鉄の赤茶色の湯の花が舞っていました。

 

さすがは天下の名湯伊香保温泉。この絶妙なぬるさと濃厚なお湯はあまりにも気持ちよく、永遠に入っていたくなるようなお湯です。


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泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉。

非常に複雑な泉質でもはや特徴が良く分かりませんが、泉質名には現れない鉄分も豊富に含まれています。

少しぬる湯ですが、なぜか芯から温まるお湯で、古くから子宝の湯と言われてきました。


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古久家はなんと露天風呂もあります。

露天風呂は伊香保温泉では珍しく、まして日帰り入浴可能でしかも黄金の湯となると、古久家の他は、福一と松本楼のみです。


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屋上にあるはずですが、しっかりとした庭園風で屋上にいることを忘れそう。色づいた紅葉がなんとも美しい。


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露天風呂は内湯にも増して鮮やかなオレンジ色。

まるでみかんジュースのようなビビッドさ。

これもお湯の鮮度の良さのおかげでしょう。

湯船の底には鉄分の湯の花が沈殿していて、触ると黄色くなりますら。


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露天風呂もまた余りにも気持ちの良いお湯で、あがりたくなるなるほど。絶妙なぬるさ加減で、屋上の風を感じながらの入浴。

 

この日は、紅葉のハイシーズンで伊香保温泉のメイン道路は渋滞するほどでしたが、古久屋の日帰り入浴はガラ空き。

こんな素晴らしいお湯を独占できるなんてなんとも贅沢です。

 

古久家はちょっと日帰り入浴のハードルが高く、利用しにくいですが、伊香保温泉で日帰り入浴するなら、ダントツで古久家がオススメです。

 

 

温泉分析書 鉄分豊富なお湯

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1390mgで1000mgを超えます。陽イオンはカルシウムとナトリウム、陰イオンは硫酸塩イオン、炭酸水素イオン、塩化物イオンが20%を超えるので、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉となります。

 

また特殊成分として鉄分を20mg以上含むと含鉄泉となりますが、意外ににも7.3mgしか含まないため、含鉄泉にはなりません。