大露天風呂の日記

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伊香保温泉【洋風旅館ぴのん】日帰り入浴記「リーズナブルな貸切風呂」

洋風旅館ぴのんの日帰り入浴ってどんな感じなの?

年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。

こんな人におすすめ 

 

・お安く貸切風呂を利用したい

カップルで楽しみたい

・オシャレなランチも利用したい

 

 

営業情報とアクセス

 

▶日帰り入浴時間

11:00〜13:00

▶日帰り入浴料

1000円

▶タオル

200円

▶お風呂の数

内湯(貸切4)

▶サウナ

なし

▶住所

群馬県渋川市伊香保町伊香保383

▶電話番号

0279-72-3308

 

洋風旅館ぴのんの外観と館内


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洋風旅館ぴのんは伊香保で有名なホテル松本楼の別館。

洋風旅館という聞き慣れない名前に昔から気になっていました。

旅館といっていますが、部屋は洋室のみ、夕食はこだわりのフレンチという異端過ぎる旅館です。

 

 

普通、大きなホテルの別館は日帰り入浴不可が大半ですが、こちらはオッケイ。日帰り入浴確認の電話をすると、「確認しますので少々お待ち下さい。本日ご利用いただけます」とのこと。

 

しかし、受付は13時までとのこと。急いでやってきました。


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館内に入るとお客さんがたくさん。ですが、お客さんはレストランのランチ待ちでお風呂ではないようです。

ぴのんはランチにも力を入れていて、こだわりのフレンチ料理が2000円以下で食べれちゃいます。そんなわけで、ランチは大人気。

 

日帰り入浴をお願いすると、レストランから爽やかなお兄さん登場。

日帰り入浴は1000円。「詳しいご案内ご希望ですか?」と聞かれ、お風呂の仕組みが全くわからなかったので、とりあえずお願いすることに。

 

こちらのお風呂はすべて貸切風呂。4つある貸切風呂はタブレットで管理されていて、フロントで空き状況を教えてくれます。このときは誰もお客さんがおらず、すべて空いてました。


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お風呂の入口はレストラン向かいのこの扉。

風呂とか温泉とか、何も書いてないので、全然わかりませんでした。

この重厚な扉を開門します。

さきほどのお兄さんがお風呂まで案内してくれます。


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客室が並ぶ廊下をぐんぐん進みます。

ちょうどお部屋の掃除中でしたが、確かに各部屋はすべて洋室でした。


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エレベーターで地下2階がお風呂。お兄さんはここまで。

深々と頭を下げてお見送りしてくれました。

たかだか1000円の日帰り入浴客にそこまでしてくれるとは。

宿泊してもサービスに期待できそうな旅館です。

 

洋風旅館ぴのんの温泉

 

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お風呂エリアに到着。貸切風呂は右側です。


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左側の廊下にもいかにもお風呂がありそうか雰囲気。

ですがこちら側にお風呂はなし。


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貸切風呂は大きく分けて2つ。伊香保古くからの源泉である黄金の湯を引く「こがね籠もり湯」と、新しい白銀の湯を引く「ぷらいべーと湯」。それぞれ2つお風呂があるので計4箇所。


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全部空いていたので、とりあえず全部見てから決めることにします。

まずはこがね籠もり湯から。ここは花雛というお風呂。

カランは3つあり、友人同士でも行けそう。


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こちらは夢雛。花雛と左右対称でほぼ同じです。

かつては男女別の大浴場だったようですが、現在は宿泊でも完全な貸切制です。


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こがね籠もり湯の前には湯上り処があります。


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湯上がりサロンはいからという名前。


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ここではお水がいただけます。


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一番奥の廊下がぷらいべーと湯。

ぷらいべーと湯はかつては有料の貸切風呂。


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ここは藤ウサギというお風呂。これはカップル向け色が強いですね。


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こちらが月ノ桜というお風呂。ちょうど二人サイズで背もたれ付き。これはどうみてもカップル向け。

ソロで使うのには気が引ける。


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月ノ桜には謎の広い空間も。


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最初から白銀の湯を選ぶつもりはありませんでしたが、あそこまでカップル向けとは。ということで、最初に見た花雛に決めました。

貸切なので、必ず内鍵をかけて入ります。


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脱衣所。時計や照明が妙にオシャレ。洋風旅館ですが、ちょっと大正ロマン的な要素も意識しています。

本当はここもカップルや家族向けなのかも。

知らずに来ちゃったので、もう遅いですが。

 

にしても、貸切風呂で1人1000円は安いんじゃないでしょうか。

普通だったら、2000円〜3000円しても文句は言えないはず。

これは穴場だと思います。


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お湯は黄金の湯ですが、伊香保らしい黄褐色のお湯ではなく、えっ濁ってるの?くらいの色。

循環しているからだと思っていましたが、源泉かけ流し。

引いている湯量が少ないか、伊香保温泉の源泉の末端に位置するのでこんな色なのかも。


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伊香保の黄金の湯といえば、本来はこんな色。

ちなみにこれは本館である松本楼のお風呂です。

ぴのんに宿泊すれば、本館のお風呂も自由に入れるようです。


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泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉。

天下の名湯伊香保温泉はかなり複雑な泉質。

そこに鉄分も含むため、他にはない独特の泉質を呈します。

こちらのお風呂、幾分マイルドな感じでした。


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全体的に木造の浴室で落ち着いた雰囲気。

洗い場はこんな感じです。

お風呂は四人くらいは入れそうなサイズでした。

 

以上、洋風旅館ぴのんの日帰り入浴情報をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

伊香保温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです

 

日帰り入浴してみた感想まとめ

洋風旅館ぴのんはたった1000円で貸切風呂を楽しむことができます。

オシャレなランチを楽しめるレストランも併設しており、カップルには最適な宿。

レストラン利用のお客さんは多いのですが、日帰り入浴は穴場なようでほぼゼロ。

貸切風呂を選びたい放題の状況で入浴できました。

 

 

 

 

 

洋風旅館ぴのんの泉質と効能

 

▶黄金の湯


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カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉

✓源泉 総合湯(混合泉)

✓温度 41.6度(温泉)

✓pH値 6.3(中性泉)

✓成分総計 1390mg

✓効能 きりきず、末梢循環障害、冷え性うつ状態、皮膚乾燥症

 

 

▶白銀の湯


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メタけい酸の項目により温泉に該当

✓源泉 西沢の湯1号・3号・4号の混合泉

✓温度 15.5度(冷鉱泉

✓pH値 6.0(中性泉)

✓成分総計 370mg