大露天風呂の日記

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伊香保温泉 しん喜 空に浮かぶような天空の寝湯に日帰り入浴

しん喜
 
 

 


 
 
 

1.基本情報


  【日帰り入浴時間】

15:00〜19:00

【日帰り入浴料金】

1500円

【タオル】

入浴料に含まれる

【露天風呂】   

あり
【お風呂の数】 

内湯露天(男1・女1)

【客室数】   

38室

【公式HP】   

http://shin-ki.net/

【個人的オススメ度】

★★★★☆

 

 

2.住所・電話番号


 
 【住所】

群馬県渋川市伊香保町伊香保557-34

【電話番号】

0279-20-3255

 

 

3.泉質
 
 

■源泉

西沢の湯1号・3号・4号

■泉質   

2条鉱泉(メタケイ酸の項目により温泉に該当)

■温度           

 15.5度 

■pH値

6.0

■成分総計  

370mg

 

 

4.伊香保温泉について


 


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伊香保温泉は草津温泉と並び、群馬県を代表する温泉。

開湯時期は定かではありませんが、万葉集にその名が登場することから、少なくとも1300年の歴史を有する古い温泉です。 

 


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現在の伊香保温泉の原型が出来たのは戦国時代。長篠の戦い敗れた武田勝頼が負傷した兵の治療のため、伊香保温泉の整備を行い、この時に石段街も築かれました。

伊香保温泉は金泉と呼ばれる黄金色の特徴的な色のお湯ですが、金泉は老舗旅館しか引湯できる権利がありません。その他の旅館は白銀の湯という無色透明の別の源泉からお湯を引いているため、伊香保温泉は全く異なる二種類の泉質からなります。

 

 

5.外観・館内・お風呂

 


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しん喜は石段街から少し離れた見晴台温泉と呼ばれるエリアにある旅館。石段街のように人は多くなく、伊香保でも静かなエリアです。


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このあたりには、ホテルきむらを中心として5件くらいの新興旅館が密集しています。ちょっと元気がないエリアで、電話がつながらない旅館もちらほら。名前のとおり高台にあるため、どの旅館も見晴らしは良いです。


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ちょっとモダンな玄関。


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ロビー。日帰り入浴料はなんと1500円!高え

旅館の外観から1000円以下だろうと踏んでいましたが、舐めていました。。ここまで来て引き返せないので、潔く払います。


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ロビーにあった石段くん。

伊香保温泉のゆるキャラです。

よく見れば体は石段そのもの。茶色い顔は湯の花まんじゅうだそう。


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湯の花まんじゅうは石段街にある温泉まんじゅう屋さん。

全国津々浦々にある温泉まんじゅうの発祥の店と言われ、連日行列ができています。


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お風呂はエレベーターで最上階。


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お風呂ゾーン。


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脱衣所。普通のお風呂だろうと思ってましたが、あふれるオシャレな感じ。これは予想外。


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オセロような見たことのないイス。


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1500円は高いなと思いましたが、期待を上回るこの雰囲気なら納得かかも。


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1500円もするので、タオルは当然セットですが、

ロゴなしです。


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脱衣所からはガラス張りのお風呂が顔をのぞかせていますが、なんだかすごそう。


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ドーナツをくっつけたかのようなドアノブ。

初めて見ました。


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まず現れたのは絶景の寝湯。

すごい絶景にびっくり!

いきなり寝湯というのも驚きです。

湯船は寝湯のために、一段高く造られています。


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上半分は窓はなく、さながら半露天風呂のような雰囲気

 


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露天風呂のように外の風を感じながら、極上の寝湯を楽しめちゃいます。


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お湯に浸かればこんな目線。遠くに見えるのは赤城山で、鏡のようにお湯に景色が映り込み、なんとも素晴らしい寝湯です。

今までの寝湯史上でも指折りに入るくらい気に入りました。


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こんな絶景を見ながら寝湯に浸かれば、空の上で寝ているかのような気分になります。


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寝湯だけではなく、もちろん普通の大浴場もあります。

浴室に入ると正面に先程の寝湯が表れますが、右手に大浴場へつながる通路があります。

 

 

 


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奥の階段を登れば大浴場ですが、なかなか斬新な構造。


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大浴場はこんな感じで、ここも窓が大きく、景色が良いです。


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お湯は無色透明。白銀の湯という源泉を使用しています。

成分的にはかなり薄い温泉ですが、これだけ凝ったお風呂なら、来る価値あります。


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広い洗い場。

 

しん喜はそこまで有名な旅館ではないので、15時でも混雑はしていませんでした。

 

入浴料はちょっと高いですが、他ではお目にかかれない寝湯はかなりオススメです。

 

 

まだまだあります 伊香保温泉

 

【伊香保温泉】日帰り入浴完全ガイド(温泉ソムリエのオススメ11選) - 大露天風呂の日記

 

 

 

6.温泉分析書の説明

 


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鉱泉分析指針では、泉温が25度以上または溶存物質が1000mg以上で温泉になりますが、こちらは源泉温度が15度で冷たい鉱泉。溶存物質も370mgしかないため、鉱泉分析指針上の療養泉として泉質名がつく温泉になりません。

ただし、温泉法上の特定の成分を一定量含む場合には、泉質名はありませんが温泉として名乗れます。

メタケイ酸を50mg以上含むと温泉となりますが、こちらは66mg含むため、温泉としての基準はぎりぎりクリア。

この場合、「メタケイ酸の項目により、温泉法2条の温泉に該当」などと書かれます。