大露天風呂の日記

現在874湯掲載 旅館好きの温泉ソムリエのブログ 旅館の日帰り入浴情報を徹底的に紹介します!

福島県の温泉
山形県の温泉
宮城県の温泉
栃木県の温泉
群馬県の温泉
新潟県の温泉
長野県の温泉
山梨県の温泉
神奈川県の温泉
静岡県の温泉

伊香保温泉【お宿玉樹】日帰り入浴記「若い人に人気のオシャレ系和風旅館」

お宿玉樹の日帰り入浴ってどんな感じなの?

年間300箇所以上日帰り入浴している温泉ソムリエが、実際に訪れてレポートします。

こんな人におすすめ 

 

・ちょっといい旅館で入浴したい

カップルで楽しみたい

・サウナも楽しみたい

 

 

営業情報とアクセス

 

▶日帰り入浴時間

11:30〜14:30

▶日帰り入浴料

1500円

▶お風呂の数

内湯露天(男1・女1)

▶サウナ

あり

▶住所

群馬県渋川市伊香保町伊香保87-2

▶電話番号

0279-72-2232

 

お宿玉樹の外観と館内

f:id:zenigame1:20231113225200j:image

お宿玉樹は伊香保温泉のシンボルである石段街の入口に立つ旅館。

知名度の高い伊香保温泉。夕食はどうしても普通な感じの旅館が多いのですが、お宿玉樹は伊香保でも有数の食事が美味しい旅館です。


f:id:zenigame1:20240222205708j:image 

宿泊料はさして高くはないのですが、こんな小洒落たお皿が出てきます。


f:id:zenigame1:20240222205042j:image


石段街の目の前にあるため立地が良いです。

階段の入口にあるためよく目につきます。

玄関は石段街とは反対側の裏側。  

真ん中の木の壁の部分がお風呂。石段街からは絶妙に見えないように工夫されているので安心です。

 

f:id:zenigame1:20231113224235j:image

ローソンの角を左折し、伊香保らしい狭い急坂の先が玄関。

その先に駐車場がありますが、ここは従業員専用のため停めることはできません。

ローソンの角を右折すると、2階建ての立体駐車場がありますので、ここに駐車します。


f:id:zenigame1:20231113230312j:image

こちらが玄関。いい旅館オーラが玄関からにじみ出ています。

宿の歴史はそう古くなく、開業から50年ちょっとですが、伊香保温泉ではかなり人気の旅館。


f:id:zenigame1:20231113230538j:image

のれんをくぐるといきなり座敷。おっすげえ と思わず声に出そうに。お座敷が出てきたかと思いきや、


f:id:zenigame1:20231113230813j:image

マジモノの暖炉が焚いてあったり。

玄関エントランスが寒くならないようにわさわざ暖炉まで置いております。

 

f:id:zenigame1:20231113230631j:image

全館畳敷き。建物は日本旅館を体現したかのような造り。

館内に入るとしっかりと御香のいい薫り。


f:id:zenigame1:20231113230923j:image

お宿玉樹はそんなにお安い旅館ではなく、日帰り入浴料も1500円と高め。


f:id:zenigame1:20240222210826j:image

混んでないだろうと踏んでいましたが、ロビーはすごい人人人。

バスタオルとフェイスタオルは付いてきます。


f:id:zenigame1:20240222205356j:image

日帰り入浴客も多いのですが、ランチやカフェ利用の人も多い。

しかも驚くことにほとんどが若い人。

カップルだけではなく、男性や女性の友人同士も多くいました。

逆におじさんはあんまりいない印象。 


f:id:zenigame1:20240222210943j:image

ワンコインのお酒試飲コーナー。たぶん宿泊者専用。 f:id:zenigame1:20240222205244j:image
どうやら石段街にバッチリ日帰り入浴歓迎の看板を出しているようで、続々とは人が訪れます。


f:id:zenigame1:20240222205207j:image

石段から入ると竹林の風情ある階段を登っていきます。


f:id:zenigame1:20240222205505j:image

階建の先は宿の中庭に直結。


f:id:zenigame1:20231113231152j:image

館内はとにかくセンスがいい。中庭はこんな感じ。

この中庭から石段街にダイレクトに降りれるようになっていました。


f:id:zenigame1:20231113231456j:image

縁側もおしゃれですねえ。これは若い人にも人気なわけだ。


f:id:zenigame1:20240222211244j:image

なぜかヘラクレスオオカブトも売ってました。

お値段二万円也。

 

f:id:zenigame1:20231113233125j:image

 

中庭からは宿の全容が少し見えます。

よく見ると屋上にもお風呂のようなものが。

たぶん客室露天風呂だと思います。

 

お宿玉樹の温泉


f:id:zenigame1:20231113231538j:image

男湯ははロビーからすぐです。

お風呂前には足もみマシン。


f:id:zenigame1:20231113231635j:image

こちらのお風呂はとても独特な形。

変に入り組んでいて複雑なので、探検気分になるのです。

露天風呂が2つと内湯が1つ。最奥にはサウナもあります。

この先には何があるんだというワクワク感。


f:id:zenigame1:20231113231818j:image

まずは大浴場。L字型の湯船で、底はかなり深くなっています。

突然深くなるので、ちょっと怖いです。

景色はあまりないので、ちょっと狭く感じました。

こちらは伊香保温泉らしい黄金の湯を使用。

お湯はちょっと熱めでした。


f:id:zenigame1:20231113232946j:image

泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉。

長い名前の複雑な泉質。鉄分を含むため、空気に触れるとこのような黄褐色のにごり湯になります。


f:id:zenigame1:20231113231946j:image

洗い場の配置も独特です。


f:id:zenigame1:20231113232218j:image

とりあえず一番奥まで行ってみると、行き止まりはサウナ。

サウナの手前には壺風呂がありましたが、これは水風呂。


f:id:zenigame1:20231113232245j:image

大浴場からサウナまでの間に露天風呂がひとつあります。

青く見えますが、これは湯船が青いからでお湯の色ではありません。

こちらは白銀の湯という源泉を使用。そもそも薄い温泉なので、温泉らしさらあまりないです。


f:id:zenigame1:20231113232441j:image

すりガラスの先には石段街を行き交う人が見えますが、このガラスは特殊ガラスで外からは見えないようになっているそうです。


f:id:zenigame1:20231113232612j:image 

お風呂はまだあります。


f:id:zenigame1:20231113232556j:image

こんな縁側のような廊下を通ると、


f:id:zenigame1:20231113232708j:image

木造の桶露天風呂。お風呂の外は石段街を見下ろす感じになり、丸見えになるので目隠しでしっかりガード。


f:id:zenigame1:20231113232859j:image

行き交う人の声は聞こえますが、景色は見えません。

まあこれは石段街目の前という立地なのでしょうがないです。

こちらも少し熱めの湯加減でした。


f:id:zenigame1:20240222205902j:image

ちなみにこの日は宿泊したので、日帰り入浴時間帯は女湯になっているお風呂も紹介。宿泊すれば夜の19時に男女が入れ替わります。

こちらはロビーを挟んで、男湯のちょうど反対側。

男湯とは全然雰囲気が異なります。


f:id:zenigame1:20240222210016j:image

男湯は狭いスペースに無理やり作った感がありましたが、こちらはかなりゆったりとした作りで、迷路のような感じはありません。

正直、こっちのほうが断然いいですね。しかも新しい感じがします。


f:id:zenigame1:20240222210247j:image

男湯の露天風呂は白銀の湯しかありませんでしたが、こちらは伊香保らしい黄金の湯。


f:id:zenigame1:20240222210344j:image

2つある内湯はいずれもゆったりとした作りで、ヒノキの香りが強くします。


f:id:zenigame1:20240222210447j:image

男湯では気づきませんでしたが、なんとナノミストのミラブルのシャワーが数基設置してありました。実は男湯にもあったようですが、旅館で見たのは初めて。折角の機会なので試しまくりました。

 

以上、お宿玉樹の日帰り入浴情報をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

伊香保温泉に日帰りで訪れた際の参考にしていただければ幸いです

 

日帰り入浴してみた感想まとめ

 

お宿玉樹はお香りが漂うザ日本旅館という感じのお宿。

館内はきれいでハイセンス。石段街から直接行けることもあり、日帰り入浴は大人気。

カップルや若いお客さんが多い印象です。

お風呂も黄金の湯と白銀の湯の両方を楽しめて、露天風呂もあるため、文句なしにおすすめですが、ちょっと混み合うのが難点。

 

 

 

 

 

お宿玉樹の泉質と効能

 

▶黄金の湯

f:id:zenigame1:20240222210858j:image

 

カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉

✓源泉 総合湯(混合泉)

✓温度 41.6度(温泉)

✓pH値 6.3(中性泉)

✓成分総計 1390mg

✓効能 きりきず、末梢循環障害、冷え性うつ状態、皮膚乾燥症

 

▶白銀の湯

 

f:id:zenigame1:20240222210843j:image

 

 

メタけい酸の項目により温泉に該当

✓源泉 西沢の湯1号・3号・4号の混合泉

✓温度 15.5度(冷鉱泉

✓pH値 6.0(中性泉)

✓成分総計 370mg