温宿かじか
基本情報
【日帰り入浴時間】
10:00〜15:00
【日帰り入浴】
850円
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯露天(男1・女1)
【客室数】
6室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★★☆
住所・電話番号
【住所】
長野県大町市平2106
【電話番号】
0261-22-1311
泉質
■源泉
橋本の湯
■泉質
■温度
95.2度
■pH値
7.8
■成分総計
788mg
葛温泉ってこんなところ
葛(くず)温泉は、北アルプスの登山口に近い大町市にある温泉。烏帽子岳の登山口である高瀬ダムの手前にあります。歴史は古く、慶応3年(1598年)に飢えた里人が、自然薯を探しに山へ入った折、温泉を発見したと言われています。付近に葛の根が豊富にあったことから、葛温泉と命名されたそう。秘湯の雰囲気漂よう温泉で旅館は3件あり、いずれも日帰り入浴可能です。
山奥にめっちゃオシャレな旅館登場
温宿かじかは葛温泉で一番小さな旅館。
読みにくいですが「おんじゅくかじか」です。
葛温泉といえば、混浴露天風呂で有名な高瀬館や、秘湯を守る会の仙人閣が有名で、ちょっと目立たない旅館ですが、こちらは知る人ぞ知る人気旅館。四季の景色を写す露天風呂が素晴らしく、紅葉の時期は予約困難です。
葛温泉で一番キレイでオシャレな旅館。
玄関アプローチからして、いい旅館だなと思わせます。
日帰り入浴ダメそうな雰囲気ですが、積極的に行っています。
というわけで、山奥ながら意外と日帰りのお客さんも多いです。
館内もとってもキレイで清潔感あります。日帰り入浴料は850円です。
こちらの宿は斜面に沿うように建てられていて、ロビーから長い階段を登ります。エレベーターはなく、登山後でヘロヘロなら、ちょっとだけキツイかも。
お風呂入口。
総ヒノキ造りの贅沢な浴室です
まずは内湯から。
高野槙の湯と名付けられた内湯。
窓から差し込む光に、湯気が立ち上るなんともいい雰囲気。
浴室も静か。
浴槽は高野槙でできており、壁や天井はすべてヒノキという贅沢な浴室。この趣は木造だからこそなせるわざ。
源泉は95度かなり高温ですが、湯加減は至って適温。
カラン。ここにもヒノキが使われています。
能舞台風の立派な露天風呂
内湯も素晴らしいのですが、こちらは露天風呂が有名。
能舞台のような純和風の露天風呂。
高瀬館や仙人閣の大露天風呂もいいですが、それとは一味異なる高級感のある落ち着いた露天風呂です。
お湯に身を沈めればこんな景色。周囲の林の緑を湯船が鏡のように写し、なんとも美しいお風呂です。
これが紅葉になると、それはもう相当すごいでしょうな。
紅葉の時期に予約がとれないのも納得。
他の季節にも訪れたくなります。
湯の花がどっさり
お湯は少し硫黄の香りがします。泉質は単純温泉。
橋本の湯という葛温泉でも最古と言われる源泉です。
なんですが見てください。この粉雪のような無数の湯の花。
硫黄分を含む湯の花がどっさりで、単純温泉にはとても見えません
しっかり温泉に入ったなっていう感じがあります。
温宿かじかは、葛温泉の中でも一番キレイな旅館。
露天風呂の大きさは他の二件にはかないませんが、この露天風呂はかなりオススメです。
温泉分析書 硫黄は意外と少な目
溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。
こちらは779mgのため、単純温泉です。
単純温泉と言っても何も入っていないわけではありません。
もし1000mgを超えていればナトリウム-塩化物・炭酸水素塩塩泉(含重曹食塩泉)となる温泉です。
ちなみに総硫黄が2mg以上あれば、こちらは0.4mgで意外にも少ないです。