大露天風呂の日記

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一之橋温泉 一之橋館 渓谷沿いのひなび度マックス旅館で日帰り入浴

一之橋館

 

 

 

1.基本情報

 

 【日帰り入浴時間】

要確認(割といつでも)

【日帰り入浴】

500円

【露天風呂】  

なし

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1)

【客室数】

10室

【公式HP】   

https://fruits.jp/~ichinohashi/

【個人的オススメ度】

★★★☆☆

 

 

2.住所・電話番号

 
 【住所】

山梨県山梨市三富上柚木883

【電話番号】

0553-39-2331

 

 

3.泉質


 

■源泉

上柚木字510番地先1

■泉質   

単純温泉

■温度           

 26.4度

■pH値

pH8.0

■成分総計  

308mg

 

 

4.一之橋温泉について

 


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一之橋温泉は山梨県山梨市にある温泉。埼玉と山梨をつなぐ雁坂トンネルに近い山間にあります。開湯は400年前の慶長年間と言われる古い温泉です。三富温泉、川浦温泉などともに三富温泉郷とも言われます。いずれも一軒宿の小さな温泉。

 

5.外観・館内・お風呂

 



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一之橋館は一之橋温泉の一軒宿。 

宿は明治28年(1895年)創業で、100年以上の歴史があります。


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外観はかなりひなびており、建物の古さは山梨県でも有数なんじゃないかと思います。


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日帰り入浴可能か電話したところ、「やってますよ。特に時間は決めていません。」とのこと。

割といつでもオッケイなようです。


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三富温泉郷は3件の旅館があり、一番北の川浦温泉は武田二十四将ののひとりを先祖に持つことで有名。昔は日帰り入浴可能でしたが、現在は不可になっています。


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真ん中の三富温泉は国道沿いにあり、温泉好きにもよく知られた存在。連日多くの日帰り入浴客で賑わいます。

 


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一方の一之橋温泉。なかなかマニアックで、知る人ぞ知るといった感じ。


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昭和で時を止めたかのような雰囲気。

今は使われていない売店なんかもありました。

昔は湯治宿だったのでしょう。


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館内はこんな感じ。中はかなり薄暗い感じ。

日帰り入浴料は500円です。


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フルーツ王国山梨県らしく果実酒?みたいな瓶がたくさんありました。ちょっとごちゃごちゃした感じ。


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帳場の横には食事処と思われる一角。見た目は鉄筋でしたが、館内は木造のようで、湯治宿の雰囲気。

ちなみにこちらの旅館は激安価格で宿泊できますが、食事もなかなか美味しいようです。


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帳場には年代物の時計。横には、古い張り紙で、日帰り入浴は朝八時から夕方四時と書かれていたので、それくらいの時間なら間違いなさそう。


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お風呂は一回外へ出て、ビニールハウスみたいな天井の通路を通ります。所々に蜘蛛の巣があり、ちょっと頭がひっかかりました。。


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手作り感があるこの通路は、夜になるとなぜかイルミネーションの電飾が光ります。


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「美肌のつるつる湯」これは楽しみ。


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お風呂入口。これはすごい。。

かなり古びた感じで、ここまで雰囲気があるのは山梨県では見たことがない。


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ここも木造。雑然と置かれた蔵書やスリッパに、いかにも古そうなイス。まるで昭和の銭湯みたいな雰囲気です。


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読めませんでしたが、江戸から明治のものと思われる古文書も。


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脱衣所もなかなか。バスマットが敷き詰められ、扇風機が回っています。ちょっと薄暗いですが、夜ではありません。

周囲はうっそうとした林になっているので、こんな感じの暗さ。


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脱衣カゴも。これもなかなか。。

スチール製の棚にはご家庭にありそうな洗濯カゴ。ここに服を入れて着替えます。タオルが雑然と置かれていて、合宿所のよう。

ちなみにバスタオルは下にあるオレンジ色のやつで、自由に使えます。


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こちらがお風呂。露天風呂はありません。

緑が差し込む落ち着いたお風呂です。


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真下にはなかなか見事な笛吹川の渓谷がありますが、お風呂からは見えないのが残念。


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源泉は26度と冷たいのですが、お湯は加温されています。

山梨県民はぬる湯好きで、加温されていても、ぬる湯が多いのですが、こちらは割としっかり加温されており、ぬるくはありませんでした。

温泉分析書はかなり古いものでしたが、泉質は単純温泉のよう。

クセはありません。


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どこにあるかは分かりませんでしたが、源泉はどこかの岩の隙間から湧いているようです。


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洗い場は4つ。設備もなかなか古く、手前の2つはポンコツで全然お湯が出ず。奥の2つはかろうじてお湯が出ました。

 

一之橋館はひなび度で言えば山梨県有数。設備も古く、キレイとは言えませんが、湯治場の雰囲気を今でも残す貴重な存在です。

どちらかというと古い旅館好きか、マニア向けの温泉です。

 

6.温泉分析書の説明

 


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溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。

こちらは308mgのため、単純温泉です。

もし1000mgを超えていれば、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉となる温泉で、成分的には食塩と芒硝を主成分としています。