仙郷
1.基本情報
【日帰り入浴時間】
14:00〜18:00
【日帰り入浴】
1200円
【タオル】
入浴料に含まれる
【露天風呂】
あり
【お風呂の数】
内湯露天(男1・女1)
【客室数】
20室
【公式HP】
【個人的オススメ度】
★★★☆☆
2.住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0278-56-2601
3.泉質
■源泉
老神温泉7号泉・観音薬湯
■泉質
■温度
32.0度
■pH値
8.0
■成分総計
300mg
4.老神温泉について
群馬県 老神温泉ってこんなとこ
老神温泉は沼田市から尾瀬や日光へ至る国道120号沿いにある温泉。
片品川の急斜面沿いに大型旅館が立ち並ぶ群馬県でも有数の温泉地ですが、廃墟が目立ち、草津や伊香保、四万に比べればちょっと元気がありません。ほとんどの旅館で日帰り入浴可能です。
5.外観・館内・お風呂
仙郷は老神温泉中心街から少し離れた高台にある旅館。
老神温泉は片品川の右岸に密集していますが、川を挟んだ反対側にあります。
いきなり超絶立派な玄関でお出迎え。
駐車場には誰もいませんでした。
こういう旅館は普通日帰り入浴NGですが、仙郷は昔から日帰り入浴オッケイです。
一発でわかる高級旅館の雰囲気。大きな旅館も小さな旅館も、割とひなびた旅館が多い老神温泉では異色の存在です。
ちょうど女性スタッフが出てきたので、日帰り入浴をお願いすると「確認します」とのこと。
受付時間の14時より少し早かったので、ロビーで待たせてもらうことに。
先程の玄関からなだらかなスロープを下りると入口。
これは泊まったら結構いい値段するんじゃないでしょうか。
さっそく入館。これはすごい。
和風ながらもモダンな意匠を取り入れた立派なエントランス。
几帳(右の青いやつ)がある旅館は大体高級旅館です。
フロント前は畳敷きなので、スリッパなどはありません。
ちらっと見せる中庭も素敵ですねえ
日帰り入浴料は1200円と高いですが、この感じならそれくらいしますよねって言う料金です。
タオルはお風呂場にあるやつを使っていいそうです。
先程のエントランスからロビーへ。ここでスリッパを履くという面白いシステム。ずらっと並べられたスリッパには客室番号が書かれていたので、一番端の何もないスリッパを履きます。
野点傘が差された雅なロビーで、しばしお風呂のスタート待ち。
時間になったのでお風呂へ。ロビーは3階にあり、お風呂は2階です。
お風呂は右弦の湯と左弦の湯というかっこいい名前。
廊下沿いに並ぶ客室を見ると、それぞれ源氏物語から名前を取っているようでした。さすがは高級旅館。
途中にある休憩スペース。ここには自販機があります。
切り株で作られた見事なテーブルセット。
休憩スペースからもうちょっと進みます。
お風呂入口。
入るとすぐにバスタオルとフェイスタオル。
これは自由に使ってオッケイです。
バスタオルが無料というのはありがたい。
脱衣所。奥に洗面台があります。
洗面台にはバラが活けられており、なんともオシャレですね。
さっそくお風呂へ。入った瞬間、木のいい香りが漂ってきます。
天井は見事な木造の梁。
椅子や桶も木製でいい感じ。やっぱり木は落ち着きます。
窓が大きいので、外の景色もしっかり堪能できます。
最近流行りのサウナと水風呂も完備。
泉質は単純温泉。
老神温泉で主流の7号源泉と、珍しく観音薬湯という源泉をブレンド。成分総計は300mgで、おそらく老神温泉では最も薄い温泉です。
熱めの源泉が多い老神温泉ですが、こちらは32度とぬるめです。加温しているのでお湯は適温。
循環消毒ありのため、温泉らしさは弱め。
続いて露天風呂へ。風情のあるちょっと長めの階段を下りていきます。
おそらく意図的だと思いますが、階段には絶えず水が流されていました。真夏の炎天下で階段がアツアツにならないための気遣いでしょうか。
露天風呂が見えてきました。大浴場のちょうど下に造られています。
露天風呂はこんな感じ。細長い形の岩風呂です。
お湯に浸かればこんな目線。内湯より幾分温度は低めに設定されていました
露天風呂の前は林になっていますが、更に奥には片品川の深い谷になっています。
高級旅館の超きれいなお風呂を堪能した後は、冷たい麦茶を一杯。
途中お庭をお散歩できるようになっていたので、試しに行ってみることに。
すると篝火が組まれた広い空間。
夜はなんかイベントでもやるんでしょうか。
仙郷は老神温泉有数の高級旅館ですが、日帰り入浴可能。
日帰り入浴料はちょっと高めですが、普段なかなか泊まれない旅館に入れると思えば安いもの。
温泉的には老神温泉の中では弱めですが、館内は非の打ち所がないキレイさなので、女性やカップルにもオススメです。
日帰り入浴可能な門構えに見えないためか、終始誰にも会わずに独占できました。
まだまだあります 老神温泉
【老神温泉を入りつくせ!】日帰り入浴完全マスターガイド(温泉ソムリエのオススメ5選) - 大露天風呂の日記
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg以下の場合は単純温泉となります。
こちらは300mgのため、単純温泉です。
もし1000mgを超えていれば、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉となる温泉で、成分的には芒硝を主成分としています。