大露天風呂の日記

旅館好きの温泉ソムリエのブログ 各温泉の日帰り入浴情報を全旅館紹介します

瀬波温泉 大観荘せなみの湯 日本海の砂浜迫るダブル露天に日帰り入浴

大観荘せなみの湯

 

 

 

 

1.入浴時間・料金・混雑度


 
 
○日帰り入浴時間 13:00〜15:00

○日帰り入浴料金 1000円
○露天風呂    あり
○お風呂の数   内湯露天(男1・女1)

○客室数     80室

○タオル     300円

○公式HP      https://www.taikanso.senaminoyu.co.jp/

○混雑度       お風呂で会った人数 10人以上

○個人的オススメ度 ★★★★☆

 

2.場所・電話番号


 
〇住所   新潟県村上市瀬波温泉2丁目10-24

〇電話番号   0254-53-2131

 

 

 

3.泉質


 
 
■源泉   混合泉

     (大観1号、大観2号、瀬波源泉、噴湯、元湯2号)

■泉質   ナトリウム-塩化物泉

■温度             73.5度    pH不明

■成分総計  3989mg

 

 

4.瀬波温泉について

 


f:id:zenigame1:20221109183321j:image

 瀬波温泉は1904年開湯の新しい温泉。

 

戦前の瀬波温泉(絵葉書個人所有)

石油掘削中に突如150度の高温の源泉が噴出し、温泉として利用したのが始まりです。

開湯当初から豊富な湯量を誇り、多くの旅館が立ち並びました。写真には当時瀬波温泉を代表する旅館であった萩野屋(現在のはぎのや)と三島屋旅館が写っています。

瀬波温泉歌人与謝野晶子も滞在したことで有名。

源泉があるやぐらの場所は現在も変わっていません。三島屋旅館は残念ながら廃業し、現在はわずかに土台部分を残すのみです。昭和になると、海岸線沿いに大型旅館が建設され、大きな温泉街に発展しました。

 

海水浴場が目の前にあることから、夏場は特に賑わいを見せ、新潟県でも有数の賑やかな温泉街となっています。

 

源泉はあちらこちらで湯気を上げていて、温泉街らしい景観となっています。主要な源泉である高台の源泉は地下252mに湯脈があり1951年頃までは自噴していましたが、現在は空気を送り込んでお湯を噴き上げさせているそう。

 

 

 

5.外観・館内・お風呂

 


f:id:zenigame1:20221109184805j:image

大観荘は瀬波温泉の海岸線沿いに立つ大型旅館。

瀬波温泉の有名旅館御三家(大観荘、はぎのや、汐見荘)の一つです。ちなみに汐見荘は大○戸温泉の支配下となり、日帰り入浴不可となってしまいました。大○戸温泉系のホテルは伊藤園ホテルとは異なり日帰り入浴には寛容なはずなんですが。


f:id:zenigame1:20221109185537j:image

砂浜に面していて、瀬波温泉では汐見荘に次ぐ規模を誇ります。


f:id:zenigame1:20221112000832j:image

汐見荘と大観荘が並び立つ海岸線が一番瀬波温泉らしい光景。


f:id:zenigame1:20221109185823j:image

大型旅館なので駐車場はあちらこちらにあります。

玄関の目の前はおそらく日帰り入浴客NGだと思ったので、

控え目に第5駐車場へ駐車しました。


f:id:zenigame1:20221109185945j:image

第5駐車場には大観荘の源泉やぐらがあります。


f:id:zenigame1:20221109190050j:image

この源泉は大観荘でしか使用されていない自家源泉。

もうもうも煙が立ち上がり、瀬波温泉らしいクレゾール臭が漂います。クレゾールは病院の臭いのことです。


f:id:zenigame1:20221109185441j:image

駐車場から道路を横断し玄関へ。

玄関には村上名物の塩引き鮭が吊るされています。

村上市はとにかく鮭が有名で、ものすごい数の鮭料理があると言われています。


f:id:zenigame1:20221109190234j:image

大観荘はかなりの人気旅館。8月〜9月の夏休み期間や三連休などの繁忙期は日帰り入浴をお断りされます。特に夏休み期間中は平日でも不可です。

日帰り入浴可能な日はこの看板が出ているようなので、アポ無しでの飛び込み入浴の場合は、この看板の有無で判断するとよいと思います。

大観荘が不可の場合は、宿の正面に大観荘経営の湯処磐舟という日帰り入浴施設があるので、そちらを利用しても良いと思います。


f:id:zenigame1:20221109185749j:image

さっそく入館。二層吹き抜けの広大なロビーからは、雄大日本海が一望できます。目と鼻の先は海水浴場になっている好立地。

入浴料は1000円。有名旅館なので日帰り入浴料金も高い。

タオルは300円もしますが、ロゴもないので買わないほうが良いです。


f:id:zenigame1:20221109190634j:image

ロビーのデカさと豪華さは瀬波温泉随一。

はぎのやも汐見荘にもこんな立派なロビーはありません。


f:id:zenigame1:20221109190759j:image

ロビー中央にはヨットが鎮座。ペンギンがかわいらしく並べられていました。


f:id:zenigame1:20221109195514j:image

これは村上祭りの屋台である「おしゃぎり」の車輪。

 

f:id:zenigame1:20221109190926j:image

お風呂は螺旋階段で一階へ。もちろんエレベーターもあります。


f:id:zenigame1:20221109191022j:image

お風呂へ続く一階廊下。村上らしく鮭のイラストが壁に書かれています。


f:id:zenigame1:20221109191118j:image

男性用のお風呂入口。女性用は廊下の奥をさらに進んだ先にあります。


f:id:zenigame1:20221109191630j:image

脱衣所。ですが脱衣所とは思えないほどの充実度。

小さな旅館のロビーくらいはあります。ソファーやテーブルが置かれ、お風呂上がりに半寝している方もいました。

こちらのお風呂は独特な造り。

脱衣所を挟んで、両側に同じ形の内湯と露天風呂がセットでついています。


f:id:zenigame1:20221109192617j:image

とりあえず左側の大浴場から入ります。

石造りの清潔感ある大浴場です。

浴室内は瀬波温泉らしい消毒液のようなクレゾール臭が香ります。

 
f:id:zenigame1:20221109192925j:image

カランもさすがのレベル。高級アメニティの馬油を装備。


f:id:zenigame1:20221109193058j:image

内湯から露天風呂へ。日本海と砂浜一望の絶景です。

瀬波温泉で一番海に近い露天風呂だと思います。


f:id:zenigame1:20221109193614j:image

泉質はナトリウム-塩化物泉。海辺の温泉によくある食塩泉ですが、瀬波温泉はただの食塩泉ではありません。


f:id:zenigame1:20221109194741j:image

まるで病院みたいな消毒液のような臭いと昆布のようなヨード臭が混ざり合い、独特な芳香があります。

あえて言うなら、新潟県の松之山温泉に近い匂い。

しかも、瀬波温泉の共通源泉だけではなく、先程の大観荘の自家源泉も使用している贅沢なお湯。

 


f:id:zenigame1:20221109193435j:image

逆に砂浜がこれだけ見えるということは、砂浜からも見えると思います。


f:id:zenigame1:20221109194808j:image

所々に巨石が配されたダイナミックな露天風呂。


f:id:zenigame1:20221109193520j:image

露天風呂からは長い長い縁側の廊下が続きます。

実はこの奥が反対側の露天風呂と大浴場に繋がっています。

このスケールのデカさは結構驚きです。

廊下の途中には低温サウナがありましたが、閉鎖されているようでした。


f:id:zenigame1:20221109194356j:image

こちらが右側の露天風呂。ほぼ似たような感じですが、若干こちらの方が大きめ。露天風呂に限らず、瀬波温泉は源泉温度が高いため、ちょっと熱めのお湯です。


f:id:zenigame1:20221109194558j:image

海と砂浜もご覧のようにバッチリ見えます。

心なしか、こちら側の露天風呂の方が人気があるようでした。

左側の内湯の写真はありませんが、先程の内湯とほぼ同じ感じ。

こんなに砂浜が近いと丸見えかと心配されるかもですが、さすがに女性用はもう少し高台にあり、砂浜からは見えなくしているようでした。

 

左右対称の男湯も昔は男女別だったのかもしれません。

でないと同じお風呂を2つずつくっつける意味がわかりません。。

 

広大な露天風呂はどちらも絶景。多少お客さんが多くても、それを感じさせないくらいの規模があります。

 

この大観荘の露天風呂はまさに瀬波温泉を代表するお風呂。

雑誌や温泉ガイドに必ず掲載されるレベルの有名さです。

混みますし、料金も高いのですが、瀬波温泉で一番有名な絶景お風呂に入りたい方にオススメ。

 

6.温泉分析書の説明

 


f:id:zenigame1:20221109195442j:image

 

溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは3989mgで、陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物泉となります。瀬波温泉では濃い目の源泉。

 

また臭素や、ヨウ素アンモニアなど、普通の温泉ではあまりお目にかからない臭いそうなイオンが含まれているのも特徴。

独特の臭いはこの辺にも由来するのかもしれません。

 

ちなみにフッ素は2mgで温泉ですが、こちらは5mgでおよそ倍量。

臭素は5mgで温泉ですが、こちらは7mg含まれ、その他ヨウ素も基準値を超えています。

 

また、保湿力が高く美肌成分と言われるメタケイ酸も134mgと基準値の2倍ほどの量を含みます。