温湯山荘
1.入浴時間・料金・混雑度
○日帰り入浴時間 10:00〜18:00
○日帰り入浴料金 450円
○露天風呂 あり
○お風呂の数 内湯露天(男1・女1)
○客室数 23室
○タオル 330円
○公式HP http://www.yumeguri.jp/nuruyu/
○混雑度 お風呂で会った人数 10人以上
○個人的オススメ度 ★★☆☆☆
2.場所・電話番号
〇電話番号 0228-56-2040
3.泉質
■源泉 よしの湯
■泉質 ナトリウム-塩化物泉
■温度 64.4度 pH7.5
■成分総計 1248mg
4.花山温泉について
国道398号線のヘアピンカーブが始まる手前の、一迫川沿いにある温泉です。宿は市営の旅館一件のみです。隣接する温湯(ぬるゆ)温泉と場所的にもほとんど同じで、旅館の名前も温湯(ぬるゆ)山荘だからややこしい。。源泉も同じなので区別する必要はあまりないかもしれません。
秋田へ通じる街道沿いにあり、仙台藩の寒湯(ぬるゆ)番所が置かれていました。番所の立派な茅葺き門は今も温湯山荘の横に現存しています。
5.外観・館内・お風呂
温湯(ぬるゆ)山荘の外観。山奥とは思えない立派な旅館です。
それもそのはず。こちらは公営の旅館です。
山荘とは名ばかりで、豪壮な旅館が立ち並ぶ仙台の秋保温泉にあってもおかしくない立派な建物です。
車停まってますけど、旅館の目の前は一般車両駐車不可。
いかにも駐車場な道路脇のスペースも本来は駐車不可なんですか、皆さんここに車を停めていました。割と皆さん無視しています。
到着時はこのスペースは満車。
というのも、本来の駐車場は結構遠いのです。
坂とかではないのですが、宿から国道沿いを200m程歩く必要があります。これがちょっとだるい。
鉄条網が張られたこのエリアが駐車場。最初は変電所かと思いました。
駐車場からは徒歩5分くらい。さっそく入館します。
こちらがロビー。入浴料は450円。公営ということもあり、入浴料金はお安め。550円と書いてありましたが、なぜか450円でした。たまたま割引だったのか?お客様の滞在時間管理をしているようで、フロントで車の鍵を預け、番号札をもらうシステムです。
ですが、入浴や休憩が何時間以内とかという縛りはないです。
コロナ対策で、日帰り入浴でも住所氏名の記入が求められます。
立派な仙台箪笥の上で記帳。
タオルは330円で購入可能。ロゴはありませんが、巾着袋はロゴ入りです。330円もするならロゴは入れてほしいところ。
なかなか人気があるようで、ロビーでは多くの人がくつろいでいました。こんなに混んでいるとは思わなかったので、ちょっとびっくり。
お風呂は芋洗い覚悟です。
この旅館には日帰り入浴で休憩できる大広間のスペースもあります。
大広間が使用できるのは10時〜15時まで。
テーブルが置いてあり、ここでもたくさんの人がくつろぎ中。
スリッパの数もえげつない。
男湯入口。
お風呂前のフリーお水。
こちらが露天風呂。
脱衣所と大浴場は、絶えず多くのお客さんがいたので、写真はありません。内湯は特に可もなく不可もない普通の大浴場でした。
芋洗いというほどの混雑ではなく、大浴場に4〜5人くらい。
露天風呂はなぜか割とガラガラでした。
大浴場に腰を掛けていると、隣に座られたおじいちゃんに「お兄さん、どこから来たの?」と話しかけられます。
このおじいちゃんはなんと石巻市から10日1回くらいの頻度で、この旅館の日帰り入浴に通われているそう。今は80歳だそうで、いつまでこの温泉には通えるかなとつぶやいていました。
石巻なら片道2時間はかかるはず。。驚くべき体力と気力。
なぜそんな遠方からいらっしゃるのか聞いてみると、「建物がキレイだし、ここのお湯は疲れがよくとれるの」と言っていました。
隣には有名な佐藤旅館がありますが、そちらは興味がないようでした。
露天風呂は板塀で囲まれていて、眺望はあまりありません。
目の前が国道なのでやむなしですが。
眺望はないですが、山林の中にあるため、木々に囲まれた入浴を楽しめます。露天風呂は和風で統一され、ちょっと高級感を感じます。
泉質はナトリウム-塩化物泉で、いわゆる食塩泉ですが、
しょっぱさや食塩泉特有のベトベト感はありませんでした。
温湯温泉の佐藤旅館にもこちらの源泉が使用されています。
なので温湯山荘と佐藤旅館は同じ泉質になっています。
どちらも混み合いますが、どちからというと温湯山荘のほうが混みます。
混みはしますが、大広間での休憩もしたい方や、キレイで大きな施設が好みの方にオススメの温泉です。
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg以上の場合は単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%以上のものを並べて名前をつけます。こちらは溶存物質が1248mg。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンが20パーセントを超えるので、ナトリウム・塩化物泉となります。
旧泉質名では純食塩泉。