高湯温泉の歴史
高湯温泉は江戸時代の1607年の開湯の温泉。磐梯吾妻スカイラインの入口に位置し、標高750mの高所に湧く温泉です。
古くは信夫(しのぶ)高湯と呼ばれ、山形県の蔵王温泉、白布温泉とともに奥州三高湯と呼ばれていました。幕末には戊辰戦争で官軍の温泉利用を恐れた米沢藩に火をかけられて焼失。明治時代には鬼県令と呼ばれた三島通庸により、山深い現在の地から、強引に麓の庭坂に移転させられた苦い歴史も持ちます。
庭坂への移転は13年にわたりましたが、その後、現在の位置に再び戻り、多くの湯治客を魅了してきました。写真は再移転後頃のものと思われ、高湯温泉の二大老舗旅館である吾妻屋と安達屋が写っています。手前にある大きな旅館は信夫屋という旅館で、現在は残っていません。かつての信夫屋旅館付近には現在は共同浴場のあったか湯になっています。
泉質は酸性-含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩泉。
旧泉質名では酸性含明礬石膏硫化水素泉で、全国3位の硫黄含有量を誇る名湯。いかにも温泉らしい乳白色のお湯と強い硫黄臭で、東北有数の不動の人気を誇る温泉地です。
全部で6件の旅館があり、日帰り入浴は可の旅館が多いですが、受付時間が短いため要注意です。
1位.安達屋旅館 硫黄88mg
✓高湯最大の川のような大露天風呂
✓ぬるめの乳白色露天
✓洞窟湯や打たせ湯などの多彩な仕掛け
♨泉質
酸性-含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩泉
(酸性含明礬石膏硫化水素泉)
♨日帰り入浴時間
10:00~13:00(受付13:00まで)
♨日帰り入浴料金
1000円
♨住所
♨電話番号
024ー591-1155
♨公式HP
2位.静心山荘 硫黄86mg
✓ロッジ風の小規模旅館
✓趣ある木造の浴室
✓源泉地帯から一番近いお湯
♨泉質
酸性-含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩泉
(酸性含明礬石膏硫化水素泉)
♨日帰り入浴時間
10:00~16:00
♨日帰り入浴料金
700円
♨住所
♨電話番号
024ー591-1129
♨公式HP
3位.花月ハイランドホテル 硫黄81mg
♨泉質
酸性-含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩泉
(酸性含明礬石膏硫化水素泉)
♨日帰り入浴時間
10:30~22:00
♨日帰り入浴料金
平日800円
土日900円
♨住所
♨電話番号
024ー591-1115
♨公式HP
4位.旅館玉子湯 硫黄11mg
✓茅葺の湯小屋が立ち並ぶ独特の情景
✓露天風呂と内湯が2箇所
✓茅葺屋根とベストマッチの乳白色の露天風呂
✓昔ながらの木造内湯
♨泉質
酸性-含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩泉
(酸性含明礬石膏硫化水素泉)
♨日帰り入浴時間
11:00~14:00(受付13:00まで)
♨日帰り入浴料金
1000円
♨住所
♨電話番号
024ー591-1171
♨公式HP