勝風館
日帰り入浴時間 14:00〜20:00
日帰り入浴料金 500円
露天風呂 なし
お風呂の数 内湯(男1・女1)
タオル サービス
源泉 塩沢温泉組合源泉【板室4】
温度 41.0度
成分総計 1016mg pH9.37
板室温泉は意外と古く平安時代の1059年の開湯と伝えられます。
山で狩りをしている最中に発見されたんだそう。
会津中街道の宿場町としても栄え、その効能の高さから下野の薬湯と言われました。ちなみに会津中街道は那須連山の裏を通り、氏家と会津若松を結んだ街道です。現代でも道路がない山域に街道があったなんて信じられない。。
そんな板室温泉ですが、戊辰戦争で焼き払われ、1978年の大火で木造旅館の多くが焼失してしまったこともあり、かつての湯治場としての雰囲気はあまり残っていません。
板室温泉は那須と塩原の二大温泉地に挟まれ、あまり目立たないのか、多くの旅館が廃業し現在旅館は4件ほど。うちこちらと加登屋旅館の2件で日帰り入浴可能です。
勝風館は板室温泉のほぼ中心に位置する旅館。外観は小綺麗です。
玄関。
なんと休館。。事前に電話して営業していることを確認していたので、諦めきれずに中へ。
ロビー。館内も古い感じは一切なくキレイにされています。
呼び鈴も鳴らせど鳴らせど宿の方はなかなか出てこず。。
5回以上鳴らし続けてようやく受け付けいただきました。
入浴料は500円。こちらの旅館、日帰り入浴情報はほとんどネット上にありません。宿の方に聞いて見ると14時から20時までオッケイとのこと。休館中というのは、この日宿泊はお休みという意味でした。
タオルはサービスいただきました。ロゴなし。
浴室は階段をあがり二階です。
2階に行くとすぐにお風呂。
脱衣所。ドライヤーあり。
浴室は内湯のみ。シャワー、シャンプー、ボディソープあり。
泉質はアルカリ性単純温泉。隣の加登屋旅館はぬるめの源泉にじっくりつかるタイプですが、こちらはそこまでぬるくはありません。
加登屋旅館よりpHは低いですが、成分総計は倍近い濃度。
ずっと入っていられる温度ですが、サウナようにじわじわと汗が出てきます。pHは9を超えますがぬるぬる感はありません。
休館中だと張り紙がしてあるというのに、どういうわけかひっきりなしに日帰り入浴のお客さんが。ここのお湯目当てに来る地元の方が多いという印象でした。加登屋旅館とはまた違うタイプのお湯で、源泉温度も成分も微妙に異なります。2件入り比べてみるのも面白いかも。