勝風館
1.入浴時間・料金・混雑度
〇日帰り入浴時間 14:00〜20:00
〇日帰り入浴料金 500円
〇露天風呂 なし
〇お風呂の数 内湯(男1・女1)
〇タオル サービス
〇客室数 15室
〇公式HP https://www.shoufukan.com/
〇混雑度 お風呂で会った人数 3人
〇個人的オススメ度 ★★☆☆☆
2.場所・電話番号
〇住所 栃木県那須塩原市板室1136
〇電話番号 0287-69-0224
3.泉質
■源泉 塩沢温泉組合源泉【板室4】
■泉質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉(含石膏芒硝泉)
■温度 41.0度
■成分総計 1016mg pH9.37
4.板室温泉について
板室温泉は意外と古く平安時代の1059年の開湯と伝えられます。
山で狩りをしている最中に発見されたと言われています。
会津中街道の宿場町としても栄え、その効能の高さから下野の薬湯と言われました。ちなみに会津中街道は那須連山の裏を通り、氏家と会津若松を結んだ街道です。現代でも道路がない山域に街道があったなんて信じられませんが。
板室温泉は戊辰戦争の戦火や、1978年の大火で木造旅館の多くが焼失してしまったこともあり、かつての湯治場としての雰囲気はあまり残っていません。
写真は戦前の板室温泉の様子。川に沿って立ち並ぶ建物が加登屋旅館です。
板室温泉は那須と塩原の二大温泉地に挟まれ、あまり目立たないのか、多くの旅館が廃業し現在旅館は4件ほど。そのうち、勝風館と加登屋旅館の2件で日帰り入浴可能です。
5.外観・館内・お風呂
勝風館は板室温泉のほぼ中心に位置する旅館。外観は小綺麗です。
玄関。
なんと休館。。事前に電話して営業していることを確認していたので、諦めきれずに中へ。
ロビー。館内も古い感じは一切なくキレイにされています。
呼び鈴も鳴らせど鳴らせど宿の方はなかなか出てこず。。
5回以上鳴らし続けてようやく受け付けいただきました。
入浴料は500円。こちらの旅館、日帰り入浴情報はほとんどネット上にありません。宿の方に聞いて見ると14時から20時までオッケイとのこと。休館中というのは、この日宿泊はお休みという意味でした。
タオルはサービスいただきました。ロゴなし。
浴室は階段をあがり二階です。
2階に行くとすぐにお風呂。
脱衣所。ドライヤーあり。
浴室は内湯のみ。シャワー、シャンプー、ボディソープあり。
泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉。隣の加登屋旅館はぬるめの源泉にじっくりつかるタイプですが、こちらはそこまでぬるくはありません。
加登屋旅館よりpHは低いですが、成分総計は倍近い濃度。
また、加登屋旅館はアルカリ性単純温泉のため、泉質も異なりますが、成分的にはほぼ同じで、加登屋旅館の源泉をちょうど濃く且つ熱くしたような泉質です。
ずっと入っていられる温度ですが、サウナようにじわじわと汗が出てきます。pHは9を超えますがぬるぬる感はありません。
休館中だと張り紙がしてあるというのに、どういうわけかひっきりなしに日帰り入浴のお客さんが。ここのお湯目当てに来る地元の方が多いという印象でした。加登屋旅館とはまた違うタイプのお湯で、源泉温度も成分も微妙に異なります。2件入り比べてみるのも面白いかも。
6.温泉分析書の説明
溶存物質が1000mg以上の場合は単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%以上のものを並べて名前をつけます。
陽イオンはナトリウムとカルシウム、陰イオンは硫酸塩イオンが20%を超えるので、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉となります。旧泉質名は含石膏芒硝泉。
また、pH8.5以上でアルカリ性の温泉となりますが、こちらはpH9.37もあります。
板室温泉は栃木県下では馬頭温泉に次ぐアルカリの強い温泉です。
7.板室温泉の日帰り入浴可能な旅館リスト
日帰り入浴時間は変更になる場合がありますので、事前の電話連絡をおすすめします。
旅館名 | 時間 | 料金 | 紹介記事 |
---|---|---|---|
ONSENRYOKAN山喜 | 不可 | 不可 | |
加登屋旅館 | 14:00~17:00 | 800円 | |
大黒屋 | 不可 | 不可 | |
勝風館 | 14:00~20:00 | 500円 | |
湯の宿きくや | 不可 | 不可 |