大露天風呂の日記

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いわき湯本温泉 ホテルいづみや うがい薬が透明に!?還元力のある温泉に日帰り入浴

 ホテルいづみや
 

 

 

基本情報


【日帰り入浴時間】

15:00〜20:30

【日帰り入浴料】

700円

【タオル】

200円

【露天風呂】  

なし

【お風呂の数】 

内湯(男1・女1)

【客室数】

9室

【公式HP】

https://hotelizumiya.jp/

【個人的オススメ度】

★★★☆☆

 

 

住所・電話番号


 【住所】

福島県いわき市常磐湯本町吹谷80

【電話番号】

0246-43-1111

 

泉質


 
■源泉

湯本温泉源泉

■泉質   

含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 

(含芒硝食塩硫黄泉)

■温度           

 58.1度 

■pH値

pH8.1

■成分総計  

1848mg

 

いわき湯本温泉ってこんなところ 

 


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いわき湯本温泉フラガールで有名な常磐炭鉱で栄えたいわき市にある温泉。

温泉の歴史は古く、かつては佐波古(さはこ) と呼ばれ、平安時代の927年に記録が残っています。神聖な湯として、効能の高さが知られ、江戸時代には湯治場として栄えました。

明治に入り、石炭採掘が盛んになると坑内のあちこちこら温泉が出水。結果1919年に温泉の地表への湧出が止まってしまいます。

炭鉱会社との協議により揚湯し、温泉が再開したのは1942年のこと。

その後、炭鉱は閉山され、1976年に坑内温泉から新源泉を引湯。これが現在の源泉となっています。

 

 

大型旅館を中心に20件近い旅館が立ち並び、歓楽的な雰囲気の温泉街を形成しています。少し前はほとんどの旅館で日帰り入浴不可でした。ここ最近は主要旅館のほぼ全てで日帰り入浴が可能となっています。

 

ひっそり佇む知る人ぞ知る旅館

 


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ホテルいづみやはいわき湯本ではちょっとマニアックな旅館。

大通りから離れたところにひっそりと佇みます、

建物にデカデカと「いづみや」と書いていないので、最初ここが旅館なのかどうか分からず。


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1階はスナックのようなものが併設。

こちらが玄関。


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日帰り入浴の案内。

手書きのボードがほっこりします。いわきらしくハワイアンな図柄。


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ロビー。コピー機やパソコンが丸見えで、あまりロビー感はなく事務室的な感じ。こんなところにウォータージャグ。

日帰り入浴料は700円。

タオルは200円ですがロゴ無し。


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玄関を入るとすぐハンギングチェアがお出迎え。


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大浴場は2階。外観からは気づきませんでしたが、建物は本館と別館からなり、大浴場は別館側にあります。

本館と別館は2階の通路でしか行き来できません。


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2階へ到着。男湯はこの奥です。


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大浴場入口。


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脱衣所。


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脱衣籠は何故か力士の名前。


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洗面台の蛇口がキンピカだったりと意外とツッコミどころがあります。

 

リニューアルされたばかりの大浴場


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こちらが大浴場。

湯気がすごくて全容がよく見えません。

2015年にリニューアルしたばかりなので、割とキレイです。

露天風呂はなく内湯のみ。


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泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。

旧泉質名では含芒硝食塩硫黄泉。

全国的に見ても比較的珍しい泉質。

こちらは源泉かけ流しで楽しめます。


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カラン。

 

いわき湯本は毎分五トンという豊富な湧出量を誇ります。

源泉は58度で、炭鉱の坑内から温泉を引き上げています。

 

硫黄分を多く含みますが、硫化水素ガスは含まないため、白濁はせず、硫黄泉らしい強い香りはあまりありません。

わずかな硫黄臭とちょっとツンとする有機物臭が特徴です。

 

pHは8.0でアルカリ性の温泉です。


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いわき湯本温泉は還元作用が強く、温泉にうがい薬を入れるとこのように透明になるのだそう。これはすごい。。


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フラ女将のポスターを発見。街を上げてフラダンス押しですが、 

こういうポスターは気分が明るくなるので好きです笑

 

 

温泉分析書 意外と硫黄分を多く含むお湯

 


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溶存物質が1000mgを超えると、単純温泉にはならず、陽イオン-陰イオンの順に20%超のものを並べて名前をつけます。こちらは1848mg。陽イオンはナトリウム、陰イオンは塩化物イオンと硫酸塩イオンが20%を超えるので、ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉です。

 

 その他に総硫黄(硫化水素イオン、チオ硫酸イオン、遊離硫化水素の合計)が2mg以上で硫黄泉となりますが、こちらは10mgあるので、基準を満たします。

 

以上より、含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉となります