春木屋旅館
基本情報
【日帰り入浴時間】
11:00〜15:00
【日帰り入浴料】
550円
【タオル】
200円
【露天風呂】
なし
【お風呂の数】
内湯(男1・女1)
【客室数】
23室
【公式HP】
http://iwakiyumoto.naf.co.jp/harukiya/welcome.stm
【個人的オススメ度】
★★★☆☆
住所・電話番号
【住所】
【電話番号】
0246-43-2727
白鳥温泉ってこんなところ
白鳥(しらとり)温泉はいわき湯本温泉郷と呼ばれる温泉の一つ。
いわき湯本インターから五分ほどの小高い丘にあります。
平安時代の大同年間に発見され、大作の湯と呼ばれていました。現在はその鉱泉の他、いわき湯本温泉の源泉を使用。白鳥温泉と名乗ってはいますが、いわき湯本温泉と同じです。
三方を山に囲まれた静かな温泉
ここから舗装ガタガタのちょっとした悪路を下ると春木屋旅館です。
ちなみに近くには白鳥山温泉という温泉があり、秘湯を守る会にも加盟していた喜楽苑という旅館がありましたが、こちらは廃業してしまいました。
こちらが春木屋旅館。三方を山に囲まれた静かな立地。
いわき湯本からも近いですが、温泉街とは離れた場所にポツンとあります。
瓦屋根の部分が玄関で、奥の黄色い鉄筋の建物が客室部分。
日帰り入浴にも積極的。
日帰り温泉ののれんも出ています。
いわき湯本温泉はほとんどの旅館が15時から開始なのですが、こちらは11時から受付。
三連休初日だったので、混み合った場合は日帰り入浴を制限するかもと電話で言われていましたが、昼前に訪れたところ、全然空いていました。
敷地内には満開の梅の木
敷地内にはたくさんの梅の木。2月下旬という季節柄、梅の木を満開を迎えていました。
いわき湯本の一帯は地熱が高いためか、福島県内でも最も早く梅が咲くのだそう。
ロビー。日帰り入浴料は550円。
館内は少し古さが否めず、昭和な匂いがします。
タオルは200円ですが、ロゴなし。のし付きの袋に入ってきます。
個人的にのしはいらないので、ロゴを入れて欲しい。
お風呂は正面の廊下を客室棟のへ右へ右へと進みます。
少し薄暗い館内。
正面右が大浴場です。
露天風呂はなし 熱めの温泉です
大浴場入口。
木のぬくもりを感じる脱衣所。造りはやはりどことなく昭和な雰囲気。
こちらが大浴場。なんとなく雰囲気に露天風呂がありそうだったのですが、どこを探しても露天風呂への入口はなし。
現在お風呂は内湯のみです。
かつては広い混浴露天風呂があったようですが、どうしたものか現在ではなくなってしまったよう。
浴室は大きく天井が高い構造。窓からは宿の裏山が見えますが、景色はそこまでという感じ。
カランは左右に3つずつあります。
いわき湯本の源泉を使用した温泉はかなり熱い。
源泉温度は59度。体感は45度近くありそうな共同浴場並の熱さで、最初の数回は足をつけるのもギリギリという感じでした。
良く見れば浴槽のそこは昭和レトロなモザイクタイル。
お湯に浸かるとビリビリとした熱さを感じます。右手前が一番温度が低そうだったのでそこでじっと入浴。
湯口は十字型の見たことない形。十字の先端からちょろちょろとお湯が注がれます。
いわき湯本の源泉を使用した泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。
旧泉質名では含芒硝食塩硫黄泉となる温泉です。
硫黄分は11.9mgで、透明な温泉の割には多めに含まれています。硫黄の香りと、うっすらと石油系の揮発臭が混ざる独特の香りが特徴。海沿いの温泉に見られる臭素やヨウ素もごくわずかに含みます。
成分総計は1743mg。食塩系の温泉ですが、そこまで濃い温泉ではないため、しょっぱさは感じず。
pH8.1のアルカリ性の温泉です。
お風呂入口の前の廊下から中庭部分に出れます。
なかなか見事な梅林。こちらも梅が満開でした。
春木屋旅館はいわき湯本の中心から少し離れていますが、その分静かな雰囲気が魅力。地元の方に人気があるようで、先客一人と後から二人ほど。梅が見頃の時期がオススメです。
温泉分析書 硫黄を含む食塩泉
✓源泉 湯本温泉源泉
✓温度 59.0度(高温泉)
✓pH値 8.1(弱アルカリ性泉)
✓成分総計 1743mg
✓効能 きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症